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タスクの細分化ができない人が多いらしい

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難しい課題をこなすとき、課題を細分化して簡単な課題に落とし込むことは、問題解決の基本です。ただ、実行するとなると難しい課題を細分化することが難しいです。「細分化すれば簡単じゃないか」と、課題の細分化の難易度が無視されることで、難しい課題にちょっとつけ足すだけで、簡単な課題になると思われがちです。難易度を判断するというのは重要なスキルです。どうすれば難易度の判断ができるかの知見は、まだ技法としてまとまっていないように思います。

ただ、難しい問題に直面した現場の要求をまとめると「問題を丸投げするから、そのままの状態で納得のいく答えをを出せ。」というケースが多いです。タスクの細分化すら求めていません。要件として求められていないので、タスクの細分化をしないという人はけっこういます。中には、タスクの細分化を「工数の無駄」と切り捨てる人もいます。問題を丸投げする方も、対応する方も、思考放棄の傾向がうかがえます。

タスクの細分化ができない人には、自分のやっていることを説明できないという特徴があります。自分に振られたタスクをベルトコンベアのようにこなしているとそうなります。考えない分、簡単な作業であれば速度が出ます。トラブルがあったら、単純に人に振るだけです。なので、イレギュラーな発言が少ないという特徴もあります。特徴をまとめてみると、「使いやすい人」の特徴と一致します。

ただ、「使いやすい人」の方が就職には有利なので、みんながそれを目指します。高校、大学、大企業というコースを選ぶ人の大半がそうかと思われます。このコースを進む上で、タスクの細分化を学べる機会が少ないです。せいぜいが受験の際にちょっと工夫する程度です。タスクの細分化を教えてないので、できる人が少ないというのが、私の結論です。せいぜいがビジネス書の基本項目で触れられる程度です。そんなメモ書きみたいな扱いで、タスクの細分化ができるようになるとは思えません。

タスクの細分化は脳みそのリソースを大量に消費するので、やりたくない人もたくさんいるかと思います。体を鍛えるのと同じように、訓練を積み重ねることも要求されます。ただ、これをやる人が少ないので、できるようになったら大きなアドバンテージになるのではないでしょうか。重要だが認知されていない。少しの努力で大きな成果を得られるチャンスかもしれません。スキルというより訓練と言った方がいいかもしれません。タスクの細分化ができるように、日々、考える習慣をつけてみてはどうでしょうか。

Comment(4)

コメント

おたみ

タスクを細分化しない(できない)人は物事の本質を見ようとしない(見ることができない)人が多いように思います。

少なくとも私の接している範囲では。。。

あと、夢(理想)と現実(落としどころ)がごっちゃになっている人とか。。。

匿名

非常に興味深い内容でした。
なんでも自分でやっちゃう人に、浮いてる人がいるんだから作業を渡さないとダメだという話をすると、あの人は何にも出来ないから渡せない。
という返答をされることがありますが、出来るところまで細分化すればいいだけじゃないか、と言っていましたが、芳しい反応は得られないことが多いです。
学んだことがないから出来ない人が多いのですね、今後はそれを念頭に対応したいと思います。

匿名

タスクの細分化は難しいですよ。
夏休みの課題帳のページ数を単純に、日数で割る訳にはいかないタスクもありますから。

匿名

つい最近、系列のねとらぼ(ITmedia内)でも家庭内のタスクを洗いだしたら夫婦間で粒度に絶大な差が出たという話題がありました。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2004/23/news113.html
そのコメントの中に、
”そんな細かくしなくていいよ、たかがWBS作成にどんだけ時間かけてんだよ。”
という的外れな指摘がありましたが、それで許されている職場は
・タスクを細分化しなくても回るほど優秀な人ばかりが揃っている
・タスクの細分化を気にしなくて良いほど均質な能力の人が集まっている
・すでに極限まで細分化したタスクだけをこなせばよい職場になっている
・「タスクがこなせないのは担当者のせい」と罵倒すればよい職場
のいずれかですね。

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