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予定表どおりにやると必ず進捗遅れますよ

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どこのプロジェクトでも予定表を書きます。しかし、その予定通りに事が運んでいるのを見たことがありません。最近、この予定表通りに行動すると馬鹿を見るということに気付きました。よくよく考えてください。例えば明日から基本設計のフェーズだったとします。しかし、その明日から基本設計をしていたのでは間に合わなくないでしょうか。基本設計をするにしても、要件をまとめたり、あらかじめ何のドキュメントを作るか決めをしておくなど、準備が必要だと思います。

本来なら、基本設計のフェーズに入る段階で準備ができていなければ、確実に遅れるのでリスケです。それどころか、何を準備するべきかも考えてもいないプロジェクトが多いです。お客さんは表の進捗しかみていません。ただ、お客さんの言うとおりにやっていれば正解と考えていると確実に遅れます。何を準備してどう段取りをつけるかはマネージャの考えることです。準備のやり方をみれば、そのプロジェクトが炎上するか成功するかはだいたい見当がつきます。

考えてもみてください。9:00 から仕事が始まるとして、9:00 丁度に現場につく段取りを組んだとしましょう。着いた直後から仕事ができるでしょうか。9:00 から仕事をしたければ、8:30 集合で 30分準備してから 9:00 から開始です。これに、30分分の早出手当をつければ完璧です。終わりの時間も同様で、18:00 終了なら 18:00 丁度に終わる段取りではなく、17:30 で区切りをつけて 30分で後片付けです。普通、予定表にこのような内容は書かれていません。

実際のところ、基本設計のフェーズでも、次の詳細設計の準備と並行でやるのが正解だと思っています。基本設計のフェーズで基本設計に全力投球していたら、詳細設計の準備はできません。ただ、勘違いしてはいけないのは、準備と前倒しは違います。準備は段取りの一部で前倒しはスケジュールの変更です。進捗が進んでいても、段取りを飛ばして前倒しすれば炎上します。見かけ上で進捗が遅れていても、準備が整っていれば充分に巻き返せます。

予定通どおりに進捗を勧めたければ、お客さんの言い分を無制限に聞くより、「ちょい黙れ。」とキッパリと伝える方が有効です。決めができない人に予定を守ることはできません。同様に、決めができないお客さんの話は付き合うだけ無駄です。仕事を進めるためには、必ず取捨選択が発生します。予定を守るために必要なのは、取捨選択を迫られた時に正解を短時間で選べるための正確な情報です。お客さんのご機嫌では予定は守れません。それを念頭に置いて段取りを組みましょう。

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中小企業の平社員

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