言語の歴史は人類の歴史。そして人類はコンピュータを言語で動かすようになった。

変わりゆくSES

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最近、SESの批判めいた意見も大いのでちょっと別視点からSESについて書いてみます。SESと言えば長時間労働の代名詞のように言われています。しかし最近、大企業でも時間短縮を取り入れるところが増えたためか、SESでも残業が減っている傾向を感じます。

これは以前はなかったことですが、SESで働いていても稼働時間を少なくするようにという指示がされるようになりました。また、元請けがノー残業デーを推進していたりもします。そのおかげか、サッサと仕事をすませば毎日定時と言わないまでも、かなり時間的な余裕も確保できます。

最近、ニュースやネットの情報を見ると「少子化」とか「人手不足」というキーワードをよく見かけるようになりました。おそらく、SESでも今までと同じやり方をしていたら、この先やっていけなくなるという危機感をもつ会社もでてきたのかもしれません。

SESといえば多重請負の使い捨てというイメージがあると思います。ただ、それは今後も変わることは無いでしょう。しかし、SESから新しいやり方をする人が出てくることは期待できると思います。最近、@ITで記事になった残業時間ゼロの社長さんも、かつてはSESでブラックなやり方をしてたとブログで書いていました。

SESで行われている多重請負は否定します。一人のエンジニアが動くために、しがらみや手間が増えて、何もしていない人へ払うお金がかさみます。エンジニアには利益がありません。ただ、こういう仕組みが成り立つのも、まだまだ人的リソースに余裕があるからでしょう。今後、少子化が進んだり新しい世代の割合が増えることで、このような冗談めいた仕組みを維持できなくなるでしょう。もしかしたら、少子化や人材不足は世の中が変わる大きなチャンスかもしれません。

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