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【番外編】オンラインセミナー【不確定な時代を生き抜く、『エンジニアのためのキャリアの教室』】に参加してみた。生き抜く術は今日から実践!【第35回】

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お久しぶりです。平岡麻奈です。更新が途絶えてしまい、申し訳ございませんでした。これからは更新を復活させますので宜しくお願い致します。すっかり変化した日常にも慣れ、今後はどう進んでいくべきか?というところに目を向けています。この現状は、これまでの自分を見つめ直す時間を与え、本当に必要なことだったり、これでいいのかな?と一旦立ち止まって考える時間も作ることが出来ているように感じます。今までは曖昧にしていたこと、例えば頑張って取り組む仕事ひとつにしても、疑問に感じていたことをそのままにしていたこともありました。自分の中で答えを見つけ出すことには限界があります。本を読んでも分からないことも沢山あります。実際に頭の中に公式ばかりが連なって、公式の使い方が分からなかったりする。そのような時、どのようにその状況を乗り越えようとするでしょうか。

今回、編集部の方からご依頼を受け、【不確定な時代を生き抜く、『エンジニアのためのキャリアの教室』】というオンラインセミナーの感想を書かせて頂くこととなりました。私自身、プロの方からお話を聞くことが好きであり、ここは読書好きに通じるものがあります。公式の使い方が分からなければ、分かる方に聞くことです。色々な経験をされている方はまず、視界が広く、小さく悩んでいた自分の背中をグッと押してくれる言葉を沢山お持ちです。悩むな、進め!と言わんばかり、後ろ向きになってしまいそうな時こそ一歩下がってみる、そして小さな枠に収まっている自分に気づくこと。今回のセミナーに参加して、節々で強く感じたことです。

セミナーは【基調講演】として、松永 エリック・匡史様の『2020年代を生き抜く、エンジニアのキャリアトランスフォーム術』、そして後藤 年成様を加え、【パネルディスカッション】『私たちにロールモデルはいない!オーダーメイドなキャリアを歩むために、今エンジニアがすべきこと』の二部構成で行われました。【基調講演】では、松永様ご自身のキャリア経験から得た知識を多く吸収することが出来たように感じます。その中でも、『共感』がいかに人を動かし、行動へと繋げる重要な役割を担っているかを痛感しました。コミュニケーションこそが『エンジニア』の核となる部分であり、『技術とコミュニケーション術を組み合わせる』ことが求められている現状を元に、信頼し合える環境の中で会話が生まれ、そして『共感』していく。『共感』なしでは『発想』出来ない、デザイン思考は『共感』から始まる、『エンジニア』だから『エンジニア』の仕事だけをするのではない、もっと大きく捉えるべきだというメッセージが響きました。そして、ITが後ろに行き過ぎている現状打破に対しての期待。『ITが世界を変える!』、技術面に加えた情熱的であり前向きな気持ちこそ、今後のITを支えていくのだと感じました。

【パネルディスカッション】では【基調講演】を更に深堀りしていく流れであり、後藤様も加わることでもっと知りたい!という欲求を覚えました。まさしく『オーダーメイドなキャリア』をお持ちであり、まだまだ自身には『没頭すること』『苦しむこと』が足りないことを感じました。ディスカッションの中で、『社員・部下が褒め合うシステムが増えていること』に興味が湧き、『日本にはありがとうが少ない』という言葉にも刺激を受けました。人事評価でない部分を把握し、頑張っている姿を褒め合う。「頑張ってるね」の一言がどれほど心に余裕を持たせるかなど、人間味あふれる内容でした。管理する側は、「~は出来ている?」「~はどうなった?」といった確認が仕事を「している」ように思いがちです。その中へ『褒める』要素を加える大切さに気付き、その需要が増えている。分かっていたようで曖昧にしていたことを痛感しました。『悪口をいうことは誰でも出来る』、【基調講演】で松永様が仰っていた言葉があります。上司とのコミュニケーションを取れなければ、お客様とも十分な関係を構築することが出来ない。キャリアを歩む中では、色々な理不尽なこともあるかもしれません。悪い部分にばかり目を向けずに良い部分を探す、これは日常生活でも十分に練習することが出来ます。その練習が『ありがとう』や『がんばってるね』の一言に姿を変える、『褒め合うシステム』が根付くことへの希望を見出し、ITへの可能性を大きく感じました。

セミナー全体で感じたこと、それはご自身が歩んできたキャリアへの確固たる自信とその裏付けになる経験・技術をお持ちの方々のオーラです。言葉にしなくても、きっと沢山のことを経験して、色んなことを目で見て感じて、乗り越えたり、悩んだりしてきた方々なんだと分かるオーラ。この人の話を聞いてみたいとさせる、人を惹きつける力はなかなか出せるものではありません。実際に身を置く会社や環境で考えたとしても、マニュアル通りや当たり障りのない人生を歩んでそうな人、そうでない人がいると思います。一見危なっかしそうだったり、任せて大丈夫かな?とさえ思うような人がいたり。例えば色んな経験で[失敗]をしてきたことから、危機管理に優れているかもしれません。またそれとは反対に、悩んで行動に移していないから[失敗]をしていないだけの人がいるかもしれません。セミナーでは『何もやらないことが一番悩む』という言葉がありました。働き方を考えて、やることを決める、そしてタスクを増やす。自然と悩む時間を少なくさせることは、目の前の解決しなければいけない課題に集中することが出来、有効だと感じました。

誰かが作った資料や企画をただひたすら読んだり、こなしていくのではなく、こんな人生を歩んできたんだと伝えられるキャリアを歩む。そのキャリアに失敗した内容があれど、後々にその人の味となって表れるものだと感じます。お話を頂いた当初は難しい話なのかな?と身構えていましたが、そんな考えを打ち壊し、『人生はマッチョ!』という言葉通り、エネルギーに満ち溢れたセミナーでした。

Comment(2)

コメント

通りすがりのパンダ

よいセミナーに参加できて良かったですね。
なかなか内容が深く
私も参考にさせて頂きます。

今回は可愛い写真がなく
残念です。
。・゜・(ノД`)・゜・。

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