1学期末テスト解説(大問1~4)
前回も含め、執筆が追い付きませんでした。あとで共通テスト第2日程も29日木曜分として差し込んでおきます。
ということで1か月にわたり受験者の募集をしていた期末テストですが、受験者全10名となりました。
サマリ画像はこんな感じ。
うち3名は20点割ってて、真面目に解くと30点くらいは取れるようにしてたので悪戯に分類したい感じですね...。
途中で「空白があっても完了にできる」ように変更したので、変更しなかったら登録できなかったと思われます。
大問1
DIKWモデルの情報分類における用語を選択せよ。
選択肢の選択率サマリは以下。
参考元は「情報の密度による分類と特性」https://el.jibun.atmarkit.co.jp/hfukkoshi/2021/01/post.html
正答はData,Information,Knowledge,Wisdom。
調べてるのでも十分にわかるのでそちらでも可。
あなたにとって情報とおもえる実例を一つ挙げなさい・一つ前の質問で挙げた情報はDIKWモデルのどの分類に当たるか 判断しなさい・前2問について、何故その分類にしたのかを説明しなさい。
基本的には自動採点では点数をつけない問題。解答の組み合わせを見てつじつまが合っていれば点数を付与しています。
実際に上がってきた解答は公開していいか判断つかないので非公開で。
吹越が考える実例としては「本試験の一解答」「Data」「個人の1時点での理解度表現でしかないため」あたりかな。
大問2
次の文は、学校/会社への登校/出社途中に電車が遅延した場合の問題解決の手順を選びなさい。
電車が予定通りに来ないことに気付く:問題の認知
乗り換え案内アプリで、う回路の情報を検索する:解決案の探求
遅延している路線を迂回する:解決策の実行
遅刻せずに到着できたか:結果の吟味
参照元は「問題解決しようぜ! 1 問題解決概説編」https://el.jibun.atmarkit.co.jp/hfukkoshi/2021/01/_1.html
ぶっちゃけ選択肢をちゃんと読めば知識なくても解けると思ってる。
大問3
次の(1)~(5)に当てはまる用語を選択しなさい。 知的財産権は著作権と(1:産業財産権)の2種類に大きく分類することができる。(1:産業財産権)は4種の権利から成っており、更新が可能なのは(2:商標権)のみである。著作権においては著作者本人に権利がある(3:著作者人格権)と著作者本人及び相続者に権利がある著作財産権、さらに著作財産権保有者が認定した相手に複製や二次創作の許諾を与える(4:著作者隣接権)が存在する。(4:著作者隣接権)の許諾により新たに創作された2次創作物は独立して著作物として存在するため、著作権の切れたクラシック曲を新たに演奏し、録音したデータは演奏者の著作権が(5:認められる)。著作権の理解が必要である。
以下の著作権の利用事例について、個別の許諾を取らなくても利用できる場合は〇を、個別の許諾が必要な場合は×を選択しなさい。
1.×:自営業の店舗において、音楽配信サービスの音楽を店舗音楽として流す。なお、音楽配信サービスの利用方法例には店舗放送許諾は記載されていない。
サービスの利用方法例に書いていないということは基本的に個人が視聴するためのサービスと思われる。利用例は公衆送信権に該当するので許諾に乗っているサービスを探しましょう。正答率86%
2.〇:論文の極一部に、他社の論文を出所を明示して引用する。
「引用」は記載内容を明示して引っ張ってこれるので正当な利用範囲。正答率100%。
3.×:テレビ番組を録画した映像データをDVDにコピーして親しい友人に配布した。
公衆送信権の侵害に該当。正答率71%
4.×:他人が撮影した写真をそのまま自分のカメラで再撮影したものを自分の作品として展示する。
複製権の侵害に該当。正答率100%
5.〇:入場料金を徴収したコンサートで、即興の曲を演奏した。
「即興」という単語は「その場で作曲して」というニュアンスをもつ(https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%8D%B3%E8%88%88/#jn-130774)ため、作曲者は演奏者。そのため著作権者も演奏者。正答率57%。
6.〇:17世紀に書かれた戯曲をベースにした劇の台本を自分たちで作成し、文化祭で上演した。
17世紀の戯曲の作者は寿命を考えると18世紀には死んでて、この問題を出題した2021年では死後50年は経過しているため、死後70年に延長される前に著作権が切れている。
(70年になっても切れているけどね) よって該当の戯曲はフリー素材。これをもとにしても著作権的に問題ない。正答率100%
7.〇:公立高校の教師が期末テストの問題として新聞記事を丸々転載して問題を作成した。
著作権の例外規定で「学校教育のため」であると利用できる規定がある(35条)。期末テストは授業範囲になる。ちなみに吹奏楽部などの音楽系部活での楽譜コピーは許容範囲外になっている(https://www.jasrac.or.jp/info/school/)のでちゃんと各権利団体に申請すること。正答率57%
参照元は「知的財産権について 産業財産権編・著作者人格権編・著作財産権・著作者隣接権編・各種出題編」https://el.jibun.atmarkit.co.jp/hfukkoshi/2021/01/post_1.html
著作権の知識がないと穴埋めも〇×判別はつかないかなと。各問題の正答率は空白解答していた3名を除外して母数7で判定。
大問4
次の(1)~(7)に当てはまる用語を選択しなさい。 あるコンピュータAを利用する権利を持たない人が不正にそのコンピュータAを利用することを(1:不正アクセス)という。この行為は法律で禁止されており、他人のIDとパスワードを不正に利用することを(2:なりすまし)という。また、不正に全権限を取得した状態でコンピュータAからコンピュータBに対し不正な操作をする場合、コンピュータAは(3:踏み台)になったと表現される。 あるソフトウェアの脆弱性を(4:セキュリティホール)と呼称する場合もある。(4:セキュリティホール)はCERTと呼ばれる組織で収集している。また、世界共通の番号として(5:CVE)が採番される。(5:CVE)によりどのようなソフトでどのバージョンにどのような(4:セキュリティホール)が存在したかをデータベース化されている。 コンピュータの利用が一般化したことにより、詐欺などの被害も増加している。 偽のサイトに誘導するようなURLをメールなどで送りつけ、ID/パスワード/クレジットカード番号等を詐取しようとする(6:フィッシング) 詐欺、登録や入会のボタンを押した時点で請求を実施する(7:ワンクリック)詐欺(※一般的に入会ボタンのみではなく、もっと契約を意識させる作りにするよう法律で求められているため、入会ボタン押下のみで契約締結と請求することは認められていない)などが存在する。 これらのコンピュータを利用した犯罪をサイバー犯罪という。
参照元は「不正アクセス禁止法について」https://el.jibun.atmarkit.co.jp/hfukkoshi/2021/02/post_5.html
あとは文章をよく読めばワンクリック詐欺などの選択肢は分かると思う。CVEについての明確な解説はしていないけど番号付き具体例を記載しているからブログ読めばわかると思う。
後半は予定日通りに表示できると思います。