マニュアルも、たまには読むといいかもね
もう死語になったのかもしれませんが、RTFMという言葉があります。"Read The F*ucking Manual"の略で、「マニュアルを読めよ!」ということを強烈に(お下劣に?)表現する用語です。
このRTFMは、RFC 1983に収録されている、れっきとしたインターネット用語です。
Read The F*cking Manual (RTFM)
This acronym is often used when someone asks a simple or common question.
1文字伏せているのは意味がないようにも見えますが、four-letter word(4文字の汚い言葉)では検索されないという効果があるかもしれません。
"google"が英語の動詞として使われ、日本語でも「ググる」という言い方が一般に通用する、何でも検索するご時世なので、「RTFM!」と罵倒されるような場面が減ったのでしょう。
何でも検索できればよいのですが、本当に新しい情報はマニュアルにしかありません。新規機能について知りたければ、リリースノートに当たる文書には目を通す必要があります。
ずぼらな性格の筆者はあまりマニュアルを読まないのですが、モバイルアプリをアップデートするときには新機能や変更点を読むようにしています。パッケージソフトと違って、モバイルアプリは小まめに機能強化されることが多いので、思わぬ収穫があることも少なくないからです。そのひとつが、前回ご紹介したGoodReaderのテキスト読み上げ機能でした。過去には、Flashcards DeluxeやiAnnotate PDFの機能強化に喜んだこともあります。
何回かいい収穫があると、リリースノートを読むのが苦痛でなくなります。もっともその一方では、細かいバグフィックスしかなく、しかもその詳細が記載されていない場合にアップデートする意欲がなくなることもありますが。