「英語で『仕事を』する」フェーズ(その3)Wikipedia英語版を活用する
今回は、「英語で『仕事を』する」フェーズ(その3)として、Wikipedia英語版を取り上げます。前回同様、記事で「仕事」とあるところは「仕事または趣味」と思ってお読みください。
繰り返しになりますが、仕事では腰を据えて取り組むので、本コラムで取り上げているガジェットだけではなく、PC、Mac、タブレットも活用します。
■日本語版と内容が異なるWikipedia英語版
英語で読み書きできる人は日本語を含む他の言語よりも多いので、一般論としては、英語版の方が日本語版よりも充実していることが多いと考えられます。したがって、本当に知りたいことがあれば、日本語版だけではなく英語版も参照するのがお奨めです。
ひとつ具体例を挙げますので、比較対照なさってみてください。
本文の分量も違いますし、参考文献は日本語版が12であるのに対し、英語版は48あります。
ただ、英語版の方が充実しているケースばかりではないので、日本語版と合わせて参照するとよいと思います。
■Wikipedia英語版を効率よく読む
英語の文章を効率よく読むには、プラウザで辞書を引けるようにすることをお勧めします。
筆者が前職にあったときにはiPad2を使っていましたので、iOS 7の辞書引き機能を活用していました。
Macの場合、Mac OSのコンベンション(お約束)としては、三本指でトラックパッドをタップすると辞書が引けることになっていますので、ブラウザでも同様に検索できます。
ただ、Microsoft Office:mac 2011などは最新版でもこのコンベンションに従っていませんので、Mac OSの辞書を引くには、文字列をコピーしてOS付属の「辞書」アプリで検索条件にペーストしなくてはなりません。
Windowsの場合には、ブラウザの種類に応じてアドオンやプラグインを追加してください。
■あえて一手間かけて電子辞書を使うのもお勧め
ブラウザから辞書を引くのは簡単でよいのですが、あえて一手間かけて電子辞書を使うのもお奨めです。
その場で調べることだけを考えると、電子辞書を使う第一の理由は好みの辞書を使えることです。
学習という意味合いでは、手を動かして調べることで記憶に定着しやすいと感じることです。ブラウザから調べるのは非常にお手軽で、ほとんど時間をかけることがないだけに、記憶に定着しづらいように思いました。
さらに手間をかけられるなら、ときどき電子辞書の履歴を使用するようにすると、思い返すことによって記憶への定着を図ることができます。電子辞書のブックマーク(しおり)を使えば、さらに積極的に定着を図ることができます。
iPadやAndroidタブレットを使っている場合には、各種の辞書アプリを使っても同様のことができます。