海外経験なしで通訳案内士!ガジェット活用による英語学習法!

Kindleのモバイル性

»

 今回は、Kindle Paper Whiteのモバイル性について述べます。モバイル性については、前回の記事でご説明しましたように、大きさと重さ、バッテリーのもち、画面、コンテンツの4つの特性を指しています。

 まずは、いつものように、愛用のガジェットの比較表を記載します。

 大きさ重さバッテリー画面コンテンツ
Kindle Paper White ☆☆☆☆☆ ☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
ラジオ付きICレコーダー
(ICR-RS110M)
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ N/A ☆☆☆☆
電子辞書
(ワードタンクC50)
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆
iPhone ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆☆☆☆

■モバイル性

 特性ごとに、簡単に説明します。

大きさと重さ

 サイズは縦169 mm×横117 mm×厚さ9.1 mmです。重さは206グラムで、文庫本ほどの重さです。かつて使用していたKindle 3(3G+Wi-Fiモデル)の大きさは縦191 mm×横122 mm×厚さ8.5 mm、重さは238グラムでしたから、より小さく、軽くなっています。

 この重さだと、かばんに入れても気になりません。冬場は、コートのポケットに入れることもできます。

バッテリーのもち

 公称で最大8週間利用可能ということですが、筆者が実際に使用していても1カ月程度は充電せずに使えるように思います。Amazonの計測条件は、明るさ設定10(0から24の25段階のうち、暗い方から10番目)、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合だそうです。

画面

 Kindleの画面と言えば、Fireの登場以前は電子ペーパー(E-Ink)でした。現在は液晶画面のFireがありますが、文字中心の本を読む道具としては電子ペーパーを勧めたいと思います。

 画面はなんと言っても高精細が魅力です。さらに、直射日光の下でも問題なく読めます。文字の拡縮、行間の調整、画面の方向設定も可能ですから、書籍によって適宜設定を変えれば読みやすくなります。

 バックライトは、意外なことに日中にも役に立ちます。電車やバスに乗っているときには、直射日光が射すこともあれば、影に入ることもあります。明るいところから暗いところに急に入ったときには、バックライトが点いていれば読みやすさがかなり違います。

コンテンツ
 Kindleに限ったことではありませんが、電子書籍のよいところは、たくさんの本を持ち歩けることです。

 英語学習で言えば、小説などの読みもの、種々の辞書、文法書など、印刷物だったらかさ張るのと重いのとでとても持ち歩けないような分量を、電子書籍ならまったく気にせずに携帯できます。

 筆者が使っている文法書は、Basic American Grammar and Usage: An ESL/EFL Handbookです。A Practical English Grammarが欲しかったのですが、Kindle版がなかったので、こちらを買い求めました。

 山ほど道具を持ち歩き、それを広げられる場所でないと勉強できないのでは、学習の機会が作れません。そこへ行くと、簡単に持ち運べ、どこでも必要な書籍を使えるなら、ぐっと学習の機会が増します。たとえ使う道具が同じであったとしても、ガジェットを使うことで、楽に、ぐっと勉強時間を増やせます。

 Amazonプライム会員のKindleオーナーの特典として、Kindleオーナーライブラリーが利用できることがあります。これは毎月1冊、無料で書籍を読めるものです。利用者は無料ですが、著者には分配金が支払われます。著者に悪いなどと思う必要はまったくないので、堂々とご利用ください。拙著もオーナーライブラリーでのご利用がそこそこあり、筆者も分配金をいただいています。

 コンテンツに関して日本版Kindleの残念な点は、購読ができないことです。以前使っていたKindle 3は、当然ながらAmazon.comから購入したもので、新聞などの購読ができました。

■書籍をいつでも購入でき、すぐに利用可能

 筆者の場合は、試し読みのサンプルが多数Kindleに入っていることがよくあります。欲しい本はたくさんあっても、読書にかけられる時間と費用には限りがあるため、欲しさの度合いに応じて購入することになります。その「欲しさ」はきっかけによって変化します。たとえば、ニュースがあったときや、必要に迫られる事態になってくれば、購入候補のリストに置かれていたものが突然、いますぐ購入する対象となることがあります。

 そのようにして購入した書籍に、Crucial Conversations: Tools for Talking When Stakes Are Highがあります。もともとペーパーバックでもっていた本ですが、引っ越して本をしまっておく場所が減ったのを機にほとんどの本を処分し、その後、永らくサンプルをKindleに入れていた状態が続きました。急に購入することになったのは、会社での交渉ごとに行き詰まりを感じたときでした。

 筆者の場合、いきなり本を買うことはあまりなく、書評やアマゾンのレコメンデーションなどで知った書籍について、カスタマーレビューを読んだり、サンプルを読んだりしてから買うスタイルなので、上記のようなことが往々にしてあります。

 買おうと決心したときに注文と決済が同時に終わり、すぐに入手して読める、それが電子書籍のすばらしい特長だと思います。

 なお、Kindle本の購入は1-Clickです。購入ボタンをクリックするとすぐに購入が行われますが、誤って購入した場合にはキャンセルできますので、慌てず騒がずキャンセルなさってください。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する