【地獄の仕様も金次第】
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■原典:
地獄の沙汰も金次第
■意味:
困難極める要件や仕様でも、受注金額が大きければ、取ってきてしまうということ。
■解説:
通常であれば、無理な仕様や無茶な要求は、断るのですが、それなりに金額が大きい場合は、取ってきてしまいます。
特に、売上が期初予測に足りない場合や、他に案件がない場合に、社員を遊ばせるくらいなら、と無理に採る場合もあります。
●用例:
今市君。ツギノ機械様からの、稼働監視システムの受注が決まったよ。
あの、保留になっていた分ですか?
各マシンに状態監視端末を付けて、無線機器で飛ばすんだ。現場端末にも、タブレットを導入するよ。
結構大きなシステムになりませんか?
そうだよ。1期と2期に分けて導入するから。1期分は今期中だよ。それが、双方の条件なんだ。
要件定義をまとめるのにもう少し時間がかかると思いますけど。
いいんだよ。1期と2期の内訳は決まってないから、3月末までに導入できる分を1期とすればいいんだ。
でも、1期分の受注金額は決まってますよ。でもシステムは何も入りませんよ。それで検収はまずくないですか?
いいんだよ。今期の売上目標を達成するには、この物件が必要なんだ。
「地獄の仕様も金次第」ってか
軽井君も、このシステム開発のメンバーだからね。
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