情報システム部門での経験から生まれた、格言、迷言集です。

【言うは安く行うは高し】

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■原典:

 言うは易く行なうは難し

■意味:

 営業活動で、つい安く見積もって受注を取ろうとするが、実際に開発すると高くつくということ。

■解説:

 よく開発現場では『言うは易く行なうは難し』なケースにも遭遇するかもしれませんが、ここでのことわざは、安い見積もりで下手に受注を取ったが為に、後々苦労するという場合に使います。

●用例:

 

古株部長

ああ、今市君。ヨソノ工業様から、この間導入した生産管理システムと、既存の会計システムとのデータ連携の依頼があったので、受けたよ。

 

今市課長

そうですか。ヨソノ工業様の会計システムはメインフレームなので、何かと大変ですけど頑張ります。

 

古株部長

まあ、君達なら、何とかするだろ。所で、3人月分しか予算が付かなかったんだ。すまんな。

 

今市課長

本当ですか?。それはいくらなんでも厳しすぎます。なんとかなりませんか?

 

古株部長

今から再交渉はできんよ。納期調整なら考えてもいいがね。

・・・・・・

 

今市課長

現木君。ヨソノ工業様の会計システムとのデータ連携だが、予算が3人月分しかないそうだ。

 

現木さん

それは無茶ですよ。債権債務の部分はどうするんですか?そもそも、文字コードも違いますし、細かいところで時間がかかりますよ。

 

軽井主任

「言うは安く行うは高し」やね。

 

今市課長

軽井主任もこのプロジェクトに参加してね。


登場人物と相関図

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