情報システム部門での経験から生まれた、格言、迷言集です。

【段取り八分(はっぷん)】

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■原典:

 段取り八分(はちぶ)

■意味:

 段取りは、八分(はっぷん)前には完了せよという意味。「はちぶ」を「はっぷん」と読むところが妙です。

■解説:

 原点は、仕事において、段取りの重要性を表した言葉ですが、ここでは事前準備のタイミングを表す言葉として使います。例えば、プレゼンなどの会場の準備で、プロジェクターを用意しておく場合に、開始の八分前に完了しておくようにという場合に使います。

 ちなみに、「はちぶ」は、○割○分○厘の分、つまり、1/100 のことではありません。これを逆手にとって、準備のできていない部下や同僚に対して、「お前は段取り八分(はちぶ)やな。残りの九割二分は、どうすんにゃ」などと使うこともできます。

●用例:

 

今市課長

あ、現木君。午後からの会議用に、プロジェクターのセッティングを頼むよ。

 

現木さん

はい、分かりました。

 

…………

 

川伊さん

あれ、現木さん。昼休みにどこに行くんですか?

 

現木さん

ああ、午後からの会議用に、プロジェクターのセッティングをしに行くんだよ。段取り八分(はっぷん)って、言うだろ。

 

川伊さん

現木さんも、軽井主任の影響ですか?


登場人物と相関図

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