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困ったときの紙頼み?、より信頼性!

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 あ~! ボールの手前で止まっちゃった \(゜ロ゜)/

 この日は小学6年生の次男が通うロボット教室Crefusで、年に一度の競技会があった。

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■トレジャーハント

 次男が参加したのは、「トレジャーハント(宝探し)」という競技。赤外線を出すボール(宝)をロボットが見つけて持ち帰るというもの。ルールは簡単だ。

  1. 道を2回曲がってボールのある広場まで進む
  2. ボールを見つけて近づき、ボールを捕まえる
  3. ボールをもと来た方向に持ち帰る

 1の道を曲がるのは簡単にできるはず。と思っていたが、今回の競技ではボールを捕まえるために、ロボットの前方に大きなアームを付けている。すると狭い道を曲がるときに引っかかってしまうことがある。次男も引っかかって進めなくなりスタートからやり直した。中には何度やり直しても引っかかって進めない子もいた。

 2のボールを捕まえるには赤外線センサーを使う。ボールがある広場まで来たら、ロボットは周りをきょろきょろ見回して、ボールが出している赤外線にセンサーが反応したらその方向に進む。そしてアームを動かしてボールを捕まえる。ここではボールにどこまで近づくかがポイント。遠ければ捕まえられないが、近づきすぎるとボールをはじいてしまう。絶妙な距離の調整が必要だ。

 3のボールを持ち帰るのは、ほとんどの子はできていなかった。スタート地点まで持ち帰れば得点が高いが、このレベルではまず無理。搭載できるセンサーの数も限られているので、ボールを取ったらそのままバックして広場の入口まで持ち帰るのが精一杯だろう。

■そして成績は

 次男のロボットは、ボールの近くまで来たもののボールに触れることができなかった。いつまでも探していたり、近づく前にアームを動かしてしまったり。本人いわく、「練習ではうまくできたのに。」

 他の子のロボットを見ても、途中で止まってしまうものがなんと多いことか。先週までに各教室で練習したはずだがポイントクリアの成功率が低い。練習では10回やって7回もできれば上出来として満足していたに違いない。
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■信頼性が大切

 市販の機械のプログラムはそんなことでは許されない。パソコンやプリンターならまだしも、自動車や飛行機が制御不能になったら大変だ。99.999...%正常に動かなくてはいけない。子供や趣味のプログラムとは信頼性の桁がかなり違う。

 信頼性を高めるのはとても大変だ。重箱の隅をつつくようなレビューやエンドレスのテストを繰り返す。この作業は苦労が多いわりには作る喜びはあまり得られない。はっきり言って辛い(-_-;)。

 しかし逆に考えれば、これをやっているから「プロ」グラムなのだ。「アマ」グラムとは信頼性の桁が違うんだよ、と思ってがんばろうではないか。

■1年前から進歩したかな?

 1年前のこの大会では、次男は決勝大会に進出した(*1)。しかし品質が高かったわけではない。ロボットは暴走した。ダメか。と思ったが相手も得点できず引き分け。そして勝負はジャンケンに。あとは運を天にまかせて、ジャンケン、ポン。

 次男:「パー(紙)で勝った!決勝大会進出だっ!」

 軽井主任:「困ったときの紙頼み、やね。」

 って格言の使い方がちょっと違ったな。ちゃとらんさんすいません(^_^;)。

 abekkanでした。

 (*1)ロボット教室ってなあに

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