ロボット教室ってな~に?
シュートされたボールがゴールに向かう
キーパーが反応して前に出る クリア
よしっ! 特訓の成果があった
私が次男の全国大会の試合に応援に来たときのことだ。サッカークラブに入っているわけではない。これはロボットサッカーだ。当時小学5年の次男はロボット教室に通っている。
ロボット教室? なにそれ? 血も涙もない先生がいる教室?
そんなあなたにお教えします。
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◆ロボット教室とは
ひとことで、ロボットを作る教室。
ロボットを作るって、何日もかかるだろうし作ったらおしまいじゃないの? と思うかもしれない。
ここで使っているのは、レゴブロックを使ったキット。レゴブロックにセンサ、モータやコントローラを接続してロボットを作り、プログラムを作ってダウンロードする。ブロックだから、すぐに作れるしすぐに改良できる。プログラミングも、アイコンをDrag&Dropしてつなげるだけでできるという開発ツールを使っている。
小学生でもできるように、よく工夫されている。
そして、ロボット作りにいろいろな課題が出される。
- まっすぐ進んで壁に当たる寸前で停止しろ
- 曲線に沿って進め
- ペットボトルをつかんで移動させろ
- 3回まわってワンと鳴け
などなど……
課題をクリアするために、力学的なギアの構造、センサーの使い方、車輪の回転角度の計算、速度と時間の計算、プログラミングなどの技術を教わり、ロボットで実験する。学習塾で算数を教わるよりずっとおもしろいと次男も喜んで取り組んでいる。
次男が通っているのは、クレファス という教室。東京と神奈川を中心に、全国に教室を出している。
◆ロボットカップ
年に1回、ロボット教室の内部で大会が開催される。昨年度の次男の種目はロボットサッカーだった。
フォワードロボットとキーパーロボットが2台でチームになって相手と対戦する。赤外線を出すボールをロボットがセンサーで感知して相手のゴール方向に押し出す。小学5年生が作るロボットなので複雑なプログラムではないが、いちおうオウンゴールはしにくいように作られている。
地方大会では、次男のキーパーロボは暴走してしまった(+_+)。聞いてみると、改善したプログラムが保存されていなかったとのこと。ばかものっ!
でも、フォワードロボの活躍と同点時のジャンケン勝負の強さで、運良く全国大会(と言う名の決勝大会)に勝ち残った!
◆キーパーロボの特訓だ
全国大会は1週間後。それまでは教室もない。全国大会なのに、暴走するキーパーロボではあまりにも恥ずかしいし申し訳ない。
しかたがない。キーパーロボの特訓のために、IT技術を日常生活で活かそう (笑)。
教室で使っているプログラミング用ソフトを入手した。キーパーロボを動かして家で2人でデバッグ。 私はそのソフトは使ったことがなかったが、次男はさすがに使い慣れていた。
デバッグを進め、原因を突き止めた。
その設定が逆だろ!
キーパーロボの特訓完了。そして、冒頭のように全国大会で役に立つことができた。(^o^)/
この様子の詳細は、下記のブログにも載せているので興味のある方はぜひお読んでみてほしい。
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野球やサッカーに熱中する子供たちもいるが、こうやってロボット作りに熱中させるのもまたいいだろう。
えっ、IT業界で苦しむ自分と同じ道を 子供に歩ませたくない って?
そいつは失礼いたしました (>_<)ヽ
abekkanでした。
コメント
第3バイオリン
abekkanさん
はじめまして、コラムニストの第3バイオリンです。
なんだか、プログラミング版「巨人の星」みたいですね。
(さすがに「大リーガー養成ギプス」ならぬ「ギーク養成ギプス」は登場しなかったようですが(笑))
こういう、お子さん向けのロボット教室というのがあるのですね。初めて知りました。
親子でプログラミングを楽しむのって、楽しそうでいいなと思います。
私はまだ子供はいませんが、もし子供が生まれて、こういう方向に興味を持ってくれたら、それは嬉しいと思います。
abekkan
>第3バイオリンさん
はじめまして
オブリガート~...
はずいぶん前から読ませていただいてます。
ギーク養成ギブス ですか。
面白いですね。そのうちネタにして使おうかな (^。^)y-.。o○
今後もよろしくお願いします。