ロボット教室でPowerPointを使いこなす(?)小学生
「おっ、PowerPointか!」
ロボット教室の発表会を見に行ったときのこと。
■ロボット教室の発表会
以前のコラム「ロボット教室ってな~に?」でも書いたが、私の次男はCrefusというロボット教室に通っている。そこでは主に次のことをやっている。
- ギアやセンサの仕組みや、物理や算数などの勉強をする。
- ロボットのハードウェアをレゴブロックで組み立てる。
- ロボットを動かすプログラムを作る。
- 作ったロボットを説明する発表をする。
この日の発表会では、1人ずつ前に出て作ったロボットの説明をしてからロボットの実演をした。説明では、小学5年生までは手書きのポスターを使って説明していた。それに対して、6年生以上の資料はPowerPointで作ったものだった。会社のプレゼンみたいだ。
■ポスターでの説明とパワポでの説明の違いは何か
ポスターだと全体を一度に見られる。そこにはロボットの特徴とかプログラムの概要とか工夫した点とかをまんべんなく書いておけばいい。
それに対してパワポだと1ページごとにスライドが切り替わる。まず特徴を書いて、次のページでプログラムを書いて、とか、発表のシナリオが必要だ。このページでは何を主張するのか、メインはどのページなのか、という構成をしっかり練っておかなくてはいけない。
■シナリオ作りは映画の台本作り
パワポの資料作りは劇や映画の台本作りと似ていると思う。例えば、
- シーン1ではこの画面を出してこれを主張する。
- シーン2は次の展開のための伏線。
- シーン3ではこの画面を出して別の観点から見せる。
というようにシナリオを組み立てていく。小学生のうちからうまくできはしないだろうが、こういった訓練を積んでいけば、しっかりした説明ができるようになっていくだろう。
■上手なプレゼンを行うには
プレゼンのシナリオ作りは会社員にとっても難しい。このページは何の意味があるの? 結局何が言いたいの? が分からない発表をする人も少なくない。時間配分ができない人もいる。
私も以前はできなかった。だが最近コラムを書くようになってからは、出だしはどうする? オチはどうする? と、シナリオ構成を考えるようになった。コラムやブログなど、他人に読まれるものを書くという訓練を積むことで、プレゼンのシナリオ作りも上達すると私は考えている。
とはいえ、私も「人前でうまく発表できるか」というと不安は残る。
ではどうしたらいいのか?
「ITコミュニティ秋祭り」に参加して、ライトニングトークのベテランにコツを聞いてみてはどうだろうか。
えっ? 最初からそれを宣伝したかったんだろうって?
あれっ(^_^;)
abekkanでした。
コメント
ちけんち
小学生6年生でパワーポイントを使いこなすとは、今の小学生はすごいですね。小さい頃から人に知識を伝達する方法論を学ぶことはとてもいい事だと思います。教える先生も大変だなぁ…
すでにどなたか指摘済みならすみませんが、表題中の「IT技術」という言葉には強い違和感を感じます。単に「IT」、もしくは「情報技術」が正しいのではないでしょうか。「TCP/IPプロトコル」等、このような英語の略字と日本語の重複した記述はあまり珍しくはないので、間違いではないかもしれませんが、気になってしまいます。
>ちけんち さん
コメントありがとうございます。
子供たちは、パワーポイントを「使いこなせている」というほどではないでしょうね。でも大人よりも覚えが早いかもしれません。
「IT技術」気付いてませんでした。一本とられました!
鋭いご指摘、ありがとうございます。
「@IT」の技術を日常生活に活かそう という意味ってことにしておきましょうか。(^_^;)
仕事柄、企画書や提案書をPowerPointで作ってプレゼンする機会が多いんですが、プレゼンはコミュニケーション能力を鍛える良い場になると思います。
パワポで魅せて、喋りで惹き込む。ぜひとも学校教育にも取り入れてほしいです♪
あっ、次のネタが見えてきました(喜)
>キャリア・コンサルタント 高橋さん
コメントありがとうございます。
このコラムを出したところ、小学校でパワポでプレゼンをやらせているところもあるって話を聞きました。
何年か先にはそれが当たり前になっていくんでしょうね。
次のネタって???
楽しみにしてます。(^^)