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未来を切り拓く理工学のチカラ~がんばれ未来のエンジニア

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 あっ、ブルーベリーが採れた!

 先日、理工学系進学を目指す高校生のための進学セミナー「未来を切り拓く理工学のチカラ」に長男と参加した。主催は朝日新聞社。300人くらいの高校生と親が参加していた。その内容をちょっと紹介しよう。

■モノづくりDNA~革新を生み未来を創る日本のチカラ

 国立科学博物館 鈴木一義氏による講演。こんなことを言っていた。

  • 日本にはモノづくりをしている中小企業がたくさんあり、シェアが世界で100%の会社も多い
  • モノに魂が宿るとしてモノの神様を祭っているのは日本だけ
  • 日本は昔から地震の国。昔の五重の塔からスカイツリーまで、耐震技術の開発が続けられてきた。耐震技術で日本が他国に負けるはずがない

 「日本は世界に誇るモノづくりの国だ」という、日本のエンジニアに希望を持たせる話だった。

■理工学系OB・OGの仕事紹介

 自分の仕事について、何をやったか、なぜ選んだのか、今どう思っているのか、を以下の4人が語った。

  • スタジアムやテレビ局の映像を切替えるシステムを開発しているエンジニア
  • 大学院の研究所で量子科学の研究チームで研究している助教授
  • 東京スカイツリーのエレベーターを作り上げたエンジニア
  • 半導体の製造用のドイツ製最先端ステッパーを扱える日本で2人うちの1人

 なかでも、零下にもなる寒く目も眩む高層階で苦労してスカイツリーを組み立て、完成させたときの喜びを熱く語った話などは高校生たちの心に響いたのではないだろうか。

■大学プレゼンテーション

 関東学院大学、工学院大学、芝浦工業大学、東京理科大学、日本工業大学、法政大学 の簡単なプレゼンテーションが行われた。

■理工学系進学受験対策セミナー

 河合塾の先生による大学入試の傾向や志望校の選び方の話がメインだが、その他に面白い話があった。

 工学+農学の新技術で、ブルーベリーを収穫するロボットの話。ブルーベリーを収穫するには、農家のベテランが色や固さを判断して熟れた実を1つずつ採っている。これをやるロボットを作った。ブルーベリーを1つ1つ探して、筒の先に吸い付けてつっついて固さをチェックする。その様子を動画で見せてくれた。

 モノづくりの面白さの話の後に、こういう動画を見せられると作ってみたいって気になってしまうなぁ。

 以上がセミナーの内容だった。

■育て未来のエンジニア

 最近の日本のモノづくりの話題は、国内の生産拠点を閉鎖したとか、中国では日本製品はバッシングされる、とか暗いものばかりだ。そんな中で未来のエンジニアを目指す高校生に対して、日本の技術のすばらしさ、モノづくりの楽しさとやりがい、を教えてくれる明るい未来を示してくれるセミナーだった。

 このセミナーをきっかけにして、優秀なエンジニアが生まれてくれればいいな、と思った。こういった若者向けのイベントはどんどんやってほしいものだ。頑張れ、未来のエンジニア!

 うちの長男もこれでモノづくりをやる気になってきたかな。と横を見ると。

 (-_-)zzz 居眠りしてた。バカもんっ!

 abekkanでした。

 こちらにもう少しだけ詳しく書いてあります。

 「未来を切り拓く理工学のチカラ」

 「東京理科大とトゲナシトゲトゲ」

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