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判定基準を明確に――テスト担当も審判も

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 「ストライク!」、「え~っ、あれがっ?」

 趣味でやっている草ソフトボールで、この日は審判をやった。微妙な判定に文句の声が(^_^;) 。気難しいバッターのときに限って、きわどいコースにボールが来るんだよなぁ。

■審判って損な役

 審判って損な役だ。ミスがあれば文句を言われる。ちゃんとやっても、それが当たり前で拍手かっさいされることはない。試合中は選手は気を抜けるときがあっても、審判は気を抜けないし。先日のロンドンオリンピックでは、審判の質が悪いだのいろいろ言われていた。労力の割には言われっぱなしの損な役だ。

■テスト担当って損な役

 審判と同じことはシステム開発のテスト担当にも言えると思う。ちゃんとできて当たり前。テスト漏れが発覚すれば怒られる。バグを報告すると製造担当に嫌な顔をされる。バグを埋め込んだ方が悪いのに。しかも前の工程の遅れのとばっちりをくらう。最終納期は変わらずテスト担当は夜間や休日に頑張らざるを得ない。

 テストをするときに、自動的に合否を判定してくれるテストプログラムができていれば楽だ。大変なのは手作業で実行するテストや画面を目視で判定するテスト。異常があったときに、テスト手順の実行ミスではないか? 目視したこの画面は本当にNGなのか? ここでアウトかセーフかの判定をしなくてはいけない。まさに審判と同じだ。

■判定で大切なこと

 さて、テストの合否判定で大切なことは何だろうか。

 テスト工程で疑わしいものをすべてバグとして報告したのでは、バグを突き付けられた製造担当の負担が大きくなってしまう。ソフトウェア仕様やテスト内容や誤差を考慮して、修正すべきものだけをバグとして報告するのが望ましい。そのために必要なことは、その製品をよくことと明確な判定基準を持っていること。特に目視確認の判定基準などは担当者ごとにブレないようにテストチーム内で統一させることが必要だ。

 製品をよく知ることとブレない判定基準。ソフトボールの審判に当てはめると、ルールをよく知ることとブレないストライクゾーンになるだろうか。テスト工程で身に着けたスキルは、日常生活の草ソフトボールの審判でも生かせるはず……。

 「ボール」、「えっ? さっきと同じコースじゃないか!」

 活かせてないな。(+_+;)

 abekkanでした。

 参考ブログ:「ジュリーがライバル ロンドンオリンピックの柔道」

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