いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

そんなやり方が仕事で通用するなら同じ方法で彼女つくれるんじゃないか?

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仕事できるイコール何でもできるという訳じゃない

・・・というのを最近思い知っている。別に私が仕事ができる云々という訳ではない。ソースは忘れたが、年収1000万稼いでいるというあるサラリーマンの人生プランについてのコラムを読んで衝撃を受けた。これだけ年収を稼いでいれば全てにおいてワンランク上な生活ができるだろうと人生計画を考えてみたが、実質使えるお金を計算したら、子供が大学を出る頃に経済的に破綻するという結果が出た。という内容だった。

どんな仕事をやれば年収1000万円も貰えるのか、私の経験ではよく分からない。ただ、仕事でも相応の能力を発揮している人だということは間違い無い。少なくとも、課題やタスクの管理、数字を読んで判断するくらいできる人でなければ年収1000万という給料は出ないだろう。そして、仕事でもある程度そういうのができている人の「はず」だ。

そんな人でも、人生において普段の仕事でやらないような読み違いをするようだ。年収1000万円でも貯金が無い人、逆に借金を背負い込む人というのも一定数いるらしい。仕事の手腕から考えるとあり得ないイメージだ。中には、自分の力量に合わない年収1000万の人もいるかもしれない。そうだとしても、仕事の成功と人生の成功は必ずしも一致しないようだ。

ちなみにウチの親父は年収1000万は軽く超えてたらしい。しかし、外で遊び回っててあんまり家にお金を回さなかったので、けっこうやりくりは大変だったそうだ。そういう家庭を顧みないで人だったので、おかんも大変だったようだ。私もいろいろ苦労した。年収1000万の実情というのも、ウチの親父と似たようなもので、心のどこかに隙ができているのかもしれない。自分もそれだけ稼げれば、心のどこかに隙ができると思う。

年収1000万を稼ぐ方法と彼女をつくる方法

年収1000万稼げるくらいの能力があるということは、あくまで実績ベースでの能力を判定する基準だ。登山で言えば富士山の七合目まで登ったというようなものだ。七合目まで登ったということは、そこにたどり着くまでの体力と気力があったということだ。しかし、七合目まで登って疲れ果てていればその先は登れないし、それでも余裕があれば先に進める。現在の状態とその先出せる成果に対しては何も保証できない。

エンジニアで言うなら、コボルのような古い言語に精通して一時期、多くの結果を出して年収1000万を得てきたと。この人の出してきた結果と年収の額は事実だ。それを達成できる実力があるのも疑いも無い事実だ。ただし、この人が最新の技術に対応して結果を出し続けられるかは保証できない。つまり、蓄積はあるが、その先はその人次第ということだ。

単純な発想でいけば、年収1000万くらい稼げる能力があれば彼女なんて簡単に作れるだろう。というのが通説だ。実際、年収1000万を稼ぐくらいの人であれば、一定数、実績に惚れてくれる女性が存在する。よほど高望みしない限り勝手に女性が寄ってくる。つまり、方法など必要無い。年収1000万であれば普通にしてるだけで労せず彼女は作れるということだ。

だが、そんなモテ方はロックじゃない。実績にあぐらをかいて作った彼女など虚構の愛だ。実績に惚れてるだけで、お前に惚れてる訳じゃない。実績で労せず愛されようなどヌルいぞ。全てかなぐり捨ててハートを燃やせ。挑み続けるのがロックだ。年収ではなく今の自分で惚れさせろ。つまり、年収1000万稼いで普通にしてたらモテる。だが、ロックかどうかは別だ。そこに燃える魂の鼓動は感じない。

そもそも稼ぎ方がロックか

ここで誤解の無いように言っておく。私はロックは聴かない。あの、電子弦楽器でズンズンと押し切るようなノリが苦手だ。好きな音楽はどちらかと言えば癒やし系で、透明感のあるアニソンが好みだ。声が細いので、アップテンポな曲をシャウトするとむせる。普段歌う時は、こういう曲こういう曲が多い。楽器でやるとしたら定番のジブリだ。女性ウケがいい。しかしモテない。裏定番はガンダムだ。

つまり、ロックとは音楽じゃない。自分に挑み続ける生き方の姿勢だ。年収が1000万だろうと、何かに挑み続けるならロックだ。諦めたらそこで魂のサウンドは響かなくなる。だが、諦めても終わりじゃない。再び魂が叫ぶ(シャウト)するなら、鼓動はまた動き出す。魂はエンドレスだ。そしてロックは何度でも燃え上がる。諦めてもそこで終わりじゃない。自分に抗い続けろ。挑むことを止めた時、魂は鼓動を止める。

本当にロックなら、年収1000万をかなぐり捨てても彼女くらい作れる。つまり、挑むことで今までに無い知見を積み続けるので、実績に頼らなくても何らかの方法を編み出すことができる。つまり、時代の変化による影響を受けにくくなる。こういうロックなやり方で年収1000万を達成した人であれば、仕事で達成した方法を応用することで彼女をつくることができる。

そしてロックにはもう一つ、大事な要素がある。躊躇無く捨てる勇気だ。実績や立場に固執するのはロックじゃない。そんなものをかなぐり捨ててでも目的を達成できる。それがロックだ。失敗したっていい。そこで魂の炎が消えないなら何度でも挑める。そして、魂の叫び(シャウト)で大いなる試練を乗り越えていく。これはエンジニアの基本的なスタイルだと思う。スキルアップの基本はトライ・アンド・エラー(ロック)だ。

惚れさせるのは二流。一流なら惚れろ。

二流は実績で惚れさせようとする。一流はそんなことを関係無しに目の前の女性を深く愛する。自分から惚れていくものだ。その違いが分からなければ、一生彼女なんてできない。惚れるということは、相手を認めることだ。そして、相手を信じることだ。目の前の女性に愛を求めるなら、最初に自分からそれを与えるものだろう。それがロックだ。

これを技術に置き換えて考えてみよう。まず、一つの技術を習得するには、その技術を理解する必要がある。では、どういう風に理解すればいいだろう。教科書的な答えでいくなら、知識を付ける、実際に触るといったところだろう。しかし、同じことをやっても深く理解する人と浅くしか理解できない人の差が出る。この差がでる要因が、その技術が好きかどうか。その技術に確信、つまり信じているかどうか。つまりロックかどうかだ。

これを更にプロジェクトでの人間関係に置き換えてみよう。プロジェクトのメンバーを好きになれなかったら、そもそも人間関係は円滑にならない。相手が何であれ、信じることをしなければ話はかみ合わない。例えるなら、人間関係は愛と信頼のキャッチボールだ。それがロックだ。炎上するプロジェクトを振り返ると、人には信頼や忠実であることを求めるが、プロジェクト自体、メンバーを信じない、自分の都合を強いる事が多い。

ロックなんて表現を使ったので、ふざけていると思った人も多いだろう。はい。ふざけてます。こういう事を真剣に語ったところで、変に力んでクソ長い講釈を垂れるだけだ。もっとカジュアルに話した方が良いものになると思ったので、あえてふざけさせてもらった。ふざけるなら真剣にふざけようぜ。それがロックだ。そして、ロックなら、仕事でも結果を出せるし、彼女だって作れるはずさ。肩の力、抜いていこうぜ!

・・・Enjoy your life!

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コメント

匿名

同感です.

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