いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

アウト・オブ・コントロール。

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■止めれるものなら止めてみろ!

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■◯の中に勝手に「ウ」とか「チ」を入れた奴、校庭でウサギ跳びしてこい!

 この前、神戸動物王国に行ってきたのだが、インコが可愛いかった。その可愛さを訴えたかったが、言葉が思い浮かばないので連呼してみた。だが、普通にインコと書いても面白くないので、クイズ形式で一字伏せてみた。

 心の汚れてる人にとっては、エンジニアライフ史上最悪のコラムの書き出しに見えたことだろう。え?引っ掛けだろって?あぁ、引っ掛けだ。己の心に秘められたフリーダムを実感して頂くために、特大の釣り針を用意させて頂いた。

 「ウ」とか「チ」を入れた人に問う。それが放送禁止用語と知りつつ入れたはずだ。人前でそれを叫べば顰蹙を買うことを知りつつ入れたはずだ。それが禁忌と知りつつ、己の内に潜む衝動に任せて、◯に「ウ」とか「チ」を入れたのではないだろうか。

 だがそれでいい。心のままにウ◯◯、チ◯◯を連呼すれば良い。それがフリーダムだ。口に出さないまでも、心の中に響くウ◯◯、チ◯◯は誰にも止められない。ありのままに受け入れていいのだ。それがナチュラルだ。

■俺たちはフリーダムだ。

・・・え?お前、何言ってるの?ちょっと頭おかしくなったか?

そう思う読者も多いかもしれない。フリーダムって、いや、それお前の頭がぶっ飛んだだけだろうと。そんな君たちは、籠の中の鳥のようなものだ。

 籠の中の鳥から見れば、大空を飛ぶ鳥の方が不自然に見えるものだ。あんな大空を飛んだら、落ちて死ぬぞ。鳥なのにそんなに飛んで大丈夫か?そう思うのかもしれない。フリーダムとは、実践した者にしか分からない世界へ飛び立つための翼のようなものなのだよ。

 人は拘束によって実力を発揮するものではない。最近、それを勘違いしている人が多いと思う。エンジニアに成果を求めるなら、金と時間を用意しろ。定額使いたい放題で疲弊させても成果なんて出ないぞ。

 そう、俺たちはフリィィーーーーーダムだ。変に縛りつけると、変な汁みたいのがビチビチと漏れてくる。変な汁みたいのにまみれていても、実力なんて発揮できない。いや、実力を発揮とかそんなのもどうでもいい。各自、やることをチャッチャと済ませて、自由行動を満喫しよう。

■さぁ、鎖を解き放て!

だが、洋服は解き放つな。

 エンジニアが能力を発揮させるには、コントロールするより自発的に動ける環境を用意する方が利口だと思う。ITが分からない人がエンジニアをコントロールしようとしても、どこかで必ず無理がでる。

 コントロールしたところで、コントロールしてる人が勘違いしてたら、まともな結果が出るはずもない。自分が間違えない上に、人も適切にコントロールできるって、相当高いスキルを要求される。目指したところで疲れるだけだ。

 そもそも、ITが分からないからエンジニアを雇っているのだ。全てを把握してコントロールできるなら、最初からエンジニアを雇わなくても事は済んでいるはずだ。コントロールしたいと思うのは、不安の裏返しだ。

 日本がITで出遅れるのは、自由な発想に欠けるからだ。拘束を打ち破れ。そして、果てしなく発想の壁を超えて行こう。

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