いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

仕事でスキルは上がるか

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■仕事だけでスキルは上がるのか

 もし、単純に業務経験だけでスキルが上がるのなら、年功序列でスキルが並ぶはずです。でも、実際はそんなに単純ではありません。いろいろな理由はあると思いますが、業務というのは単純にスキルを高めるのが目的ではありません。最終目標は、労力をお金に変えることです。

 仕事をすることでスキルは上がるか。答えは、半分イエスで半分ノーだと考えています。業務経験とは単純な時間的な量です。スキルが身につくかどうかは、技術に関わる量×質です。なので、少なくとも、量という条件を満たしているというのが、半分イエス、半分はノーの根拠です。

■業務時間の質

 もし、単純に業務経験だけでスキルが上がるのなら、年功序列でスキルが並ぶはずです。でも、実際はそんなに単純ではありません。業務といっても内容の濃さはいろいろです。また、ベルトコンベア式に業務が進むような現場にいると、考えなくなります。そういう現場にいると、業務経験が長いがゆえに腐る。というケースもあります。

 また、業務で求められるスキルは、要件さえ満たせればOKです。それ以上を追求は必須ではありません。そこで妥協するか、追求するかで大きく差がでます。実際は仕事が忙しく妥協するか、要件を満たした時点で満足して追求しなくなることが多いです。

 業務はスキルを高めるのが目的ではありません。最終目標は、労力をお金に変えることです。業務である以上、お金に繋がらないことはしません。なので、どうしても自分のやっている事を熟考する時間が不足してしまいます。

■スキルに結び付けるためには予習と復習は必須

 スキルを高めるためは、復習は必須です。どんな頭のいい人でも、一度で全部を理解はできません。また、理解できても、繰り返さないと出てこない発想というのもあります。また、思考の根拠になるネタを予め用意しておく必要があります。いわゆる予習です。

 やる前に予習、やった後に復習するというのは、勉強の基本です。日本人の大半が学校の勉強でそうしてたはずです。この学習の基礎が、社会に出た途端に崩れてはいないでしょうか。スキルに結果が求められたとしても、基本は復習と予習です。スピードを求められても、これを抜かしたらスキルとしては身に付かないのではないでしょうか。

■スキルの伸ばす最終手段

 よく、「仕事は勉強じゃないんだ!」いう主張も聞きますが、スキルを身につけるためには勉強は必要です。仕事しかしない人はスキルは身につきません。最近では仕事が忙しい会社も多く、なかなか勉強の時間なんて取れません。ではどうすればいいのでしょうか。

 答えは究極にして簡単です。会社を辞めればいくらでも時間は作れます。実際、一つの会社に勤め続けている人より、いくつか会社を移っている人の方がスキルが高いことが多い。私自身も、失業中に以前関わっていたプロジェクトで解決できなかった問題を調べたり、自分の持っているスキルの見直しをしました。おかげで、かなり基礎が固まりました。

 好き好んで失業する人はいないです。しかも、失業時にかかる金銭的、精神的負担は大きい。しかし、失業というピンチがスキルを磨く最大のチャンスというのは間違いない。そういう試練を乗り越えた人は強い。スキルを身に付けるにも、リスクを乗り越える必要はあるのではないでしょうか。そして、リスクに対して向き合える強さがなければ、身に付けたスキルも活かしきれないのではないかと思う。

 

 

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