いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

新年心意気新たに・・・という理由で2012年を忘れさせません。

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■年初めという雰囲気でスタートするな!

 こんにちは。Anubisです。新年が来た。さぁ、今年の抱負を・・・、の前に何か忘れていないか。そう、去年の精算ですよ、去年の精算。

 最近、時間の経過だけで物事流している風潮が強い。例えば先週のクリスマスがそうだ。クリスマスツリーをデコレートしてみんなでサンタさんの格好をしてたのに、26日になった途端、街中ではお琴の音が流れだす。少しは余韻に浸ろうという考えはないのだろうか。

 そんな雰囲気に流されて、「さぁ、新年が始まった。新しいことでも始めようか!」なんて思ってないだろうか。気分を一新したい気持ちはわかる。しかし、それをやるなら、きちんと去年の精算を済ませてからだ。

■区切りは時間じゃない。結果で見るべし

 IT系の仕事をしていると、よく納期、納期と騒ぎ立てられる。当たり前だが、納期の日に成果物が完成していなかったら、どうだろう。仕事は終わらない。同じように、去年立てた目標は、自分の中でクリアできているだろうか?

 新年に目標を立てるのはいいとして、きちんと済ますべきものは済ます。そこを、新しい年がきたからと曖昧にしてはいけない。4月に進捗確認、6月に中間軌道修正、8月に最終調整、10月に成果物の整理。そのように動けているだろうか。新年にプランを立てっぱなしで漠然と進んでいては、到底結果は望めないだろう。

■逆転の秘策、むしろ考えない!

 そんなガチガチに計画ばかり立てて、実現できるのか?なんて思う方も多いかもしれない。私の経験則からも、ガチガチに策を固める人に限って、逆に失敗が多いように思う。現代人は、成果ばかりを追い求めて、自分の都合のいいように事実を見る傾向が強い。そんな思考パターンで計画を練っても、当然どこかに歪がでても仕方がない。

 そこで一つ提案がある。時間という枠を取り払ってプランを立てるという方法だ。成果物もフィックスしない。目標は立てない。ただ、漠然とやるのだ。

 それを計画と考えられない人も多いと思う。それは、仕事の思考パターンが染み付き過ぎた頭の硬い人だ。このあえて項目をフィックスしない手法は、子供が何かのスキルを身につける時の動きだ。子供が物事を覚えるのが早いのは、まずやる。そして、そこから感じたものを大切にするからだ。ただの無知で考えないのとは違うのだ。

■正しい正月の過ごし方

 正しい正月の過ごし方。それは簡単だ。餅食って寝てろ。エンジニアという仕事をやっていると、どうも考えすぎる傾向が強くなる。いや、正確に言うと、考え方が偏る。考えが偏った時には、一旦、思考をストップする必要あある。だから、餅食って寝るんだ。日頃からの疲れも溜まっているだろうし、しっかりと休むのだ。

 今年こそは。なんて考える必要は無い。淡々と目の前にあるハードルをクリアしていけばいいのだ。ただし、目の前にあるのがハードルとは限らない。ハードルを乗り越えた着地点に地雷が埋まっていたらどうだろう。そういう、罠があったりする。それが世の中というものだ。

 そして、餅食って寝て、更に余力のある人は親孝行をしよう。正月休みの無い人は・・・、ごめんなさい。仕事頑張ってください。とにかく、今年は良い一年であることを願います。そして忘れるなかれ。僕達の過ごしたあの2012年を。未来を掴むために、きちんと過去をかみしめるのだ。

・・・・2012年、フォーエバー。忘れない。あの夏に見た遠い青空を。

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