いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

今更Perlです。

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■そういえば以前……

 美しいコードに鼻血を炸裂させるコラムニストがいたような気がする。今ならその気持ちが分かるような気がする。センセーショナルなものを見付けると、興奮して頭に血が上る。頭に上った血が”鼻血を炸裂させる”という現象を引き起こす。

 サーバエンジニアだと、コマンドラインの操作をしていて、面白い操作い操作方法を見つけると、たまに鼻血がたれる。最近ときめいたのが、Perlだ。これを職場の人に話したら笑われた。「古っ!!(苦笑)」だって。まぁ、私も今更CGI組みたいわけではない。コンソールでの操作で面白い使い方を書いた本を見つけたからだ。

■2冊合わせて読んでわかる面白さ

 私はスクリプトを組む事が多い。その時は、五百人くらいを一気にユーザ登録するスクリプトを作成していた。Accessではじき出したデータを、Excelで加工してシェルスクリプトのできあがり。気分はまさに「指先一つで~♪」でした。

 そんな昼下がり、たまたまある本を立ち読みしていた。

sed & awkプログラミング 改訂版

 何というのだろうか、どっとと押し寄せるインパクトがあった。今まで、awkとsedのコマンドの使い方は知ってたけど、何かインパクトに欠けた。何か中途半端に手間ががかりそうで使おうとは思わなかった。でも、この本読んで、何かが「ぴーん!」とくるものがあった。早速、awkのコマンド使ってみたところ、今までいちいちExcelで作ってたシェルスクリプトが、さくっとできてしまった。

 気を良くして、帰りにまた本屋に立ち寄った。そこでこういう本を見つけた。

ミニマルPerl――Unix/LinuxユーザのためのPerl習得法

 さっきawkやsedでやってたのが、Perlのワンライナーでできるとの事。Coolです。しかも、Perlって、LinuxでもWindowsでも動くので、汎用性が高そうです。シェルスクリプトやVBSが中心だった私にとって、新たな手段を得た気分でした。

 この本自体は前から知ってました。2冊、合わせて読むことでその面白さが分かった。

■あぁ、最高にクールだぜ。響きが。

 なんか、ワンライナーって響きが好きです。パチパチ打って、エンター一発で処理が走る。プログラムみたいに手間はかけない。でも、コマンドだけじゃできないようなエクセレントな処理が走る。この、拳銃より強く、バズーカより手軽。みたいな便利さが魅力的だ。

 Perlが古い? いいんですよ。センセーショナルなら。それに、どんなOSでも使えるって汎用性が気に入ってます。ちょっとクラシックに、そして、スマートにコマンドラインを叩いてみるのも楽しいです。

 まぁ、いろいろ知ってるわけではありませんが、コマンドラインの操作を楽しくする本に出会えて、ラッキーです。

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