うんこを暖める男 ~うんこシリーズ Part2~
■とある飲み会の席で
「○○さん、いつもうんこ、うんこって呟くんです~」
うら若き乙女が、飲み会の席でこんなことを言っていた。
まぁ、食事中だということは目をつぶろう。しかし、うんこ発言とはいい度胸である。いつかコラムのネタにしてやろうとあたためていた。
■そして実際にコラムに書いた
現在、このコラムを書いている時点で、どれほどの反響があったか分からない。しかし、何気ない「うんこ」、この一言でも、想像を膨らませてコラムを書くことができる。人間の想像力も、鍛えればそういうことができるのだ。
コラムを書く時のきっかけは、いつもちょっとした閃きだ。うんこをする時のようにきばったりしない。自然とでてくるのだ。
……そう、ナチュラルに。
気張るよりナチュラルな方が、大きく、そしてしっかりとしたものが出てくる。
■小さな閃きを大切にあたためる
大概、すごいことを成す時は、すごいひらめきが来る。そう思う人が多いようです。実際は、しょうもない閃きから大きな結果に繋がったり、逆に、ものすごい閃きを実行したら大失敗した。そんなことがある。
閃きは大きさではない。閃くことそのものに意味がある。閃いたことをきちんと認識して、あたためていく。これが大事だと思う。
あたためていくことで、最初は小さくとも、膨らんで大きくなっていくこともある。しぼんでしまってもいい。それだけだ。出たものをしっかり見つめ、まずはそれを喜ぼう。
■実際にうんこをあたためると
1かけのうんこを、熱風で乾かして殺菌する。そして、ほどよく水分を抜くと、良質の有機物がそこに残る。非常にいい肥料になるようです。そして、畑にまけば食物が育つ糧となり、花壇にまけば心癒す花が咲く。
ただ、そこにあるだけなら汚物。的確に処理すれば肥料になる。うんこには、非常に大きな教訓が秘められているのではないだろうか。