いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

1分で分かる身の危険

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■身の危険が分かるメリットについて

 「身の危険」について範囲を絞り込んでおく。

 これから話す身の危険とは、突然熊に襲われるとか、いきなり背後から日本刀で切りつけられるとか。直接身体にダメージを負い、かつ、生命の危険が伴うようなリスクと考えていただきたい。

 「今の日本、そんなことはめったにないよ!」と言うかもしれない。しかし、身の危険が分かるようになると、こういうメリットがある。

  • 長生きできる確率が上がる、痛い思いをせずに済む
  • 直感が鋭くなる
  • 人が感じないことを感じることができるようになる

 コレは、ITエンジニアにとって、非常に有益だと思う。

■どうすれば身の危険を避けられるか

 新宿歌舞伎町や大阪道頓堀にいる豪華なお兄様に挑戦すれば、身近に身の危険を感じることはできます。しかし、避けることはできません。重要なのは、「感じた後に避けること」。

 残念ながら、ITエンジニアというのは、身の危険に対して非常に弱い。その要因には、以下のような理由が考えられる。

  • 体を動かさない(一部を除く)業種なので、体の構造を強化しにくい
  • 理論で納得しないとなかなか動けない人が多い
  • 動く前に考える傾向が強い

 つまり、身の危険を感じるまでの時間と、身の危険を感じた後の初動が遅く、しかも、肉体的な強靱さを持ち合わせていないということだ。

 これらを克服する手法を考えていきましょう。

■1分で分かるのでは遅い。3秒先の未来を見ろ!

 地震警報が10秒遅れるだけで、被害は拡大してしまうそうです。また、豪華なお兄様方もせっかちです。1分も待たずに「コツン☆」ってやられちゃいます。

 つまり、このコラムの“1分で分かる身の危険”なんて感覚でいたら、遅すぎます。なので、ここで、声を大にして提唱させていただきます。

 分かるより見ろ! 1分ではない。3秒先の未来だ!!

■私たちは、理論と知識に頼りすぎている

 3秒先の未来。コレを聞いてぽかーんとしている方もおられるだろう。しかし、武道や戦場を経験している人だと、実際に相手の動きが分かってしまう。そういう経験をしている人も多い。

 決して、特殊な人ではありません。ただ、このような人に共通して言えるのが、“考える前に分かる”ということです。そして考える前に動いています。

 私たちは、理論と知識を絶対視しすぎていないだろうか。考えることに頼りすぎると、ふとした瞬間、動く前に考えてしまいます。人間の考える速度は、思うほど速くはない。考える内容も、無意識に自分の都合を盛り込むので、効率がいいとも言いがたい。

 人間の武器は、脳みそだけじゃない。目や耳、そして繊細な感覚がそろっていて、いろいろなことを心で感じられる。これらはあまり重要視されず、有効活用されていないように思えるのだが、どうだろうか?

 さあ、1分でいい。考えることから離れてみよう。知性だけが人間のすべてではないことを感じた時、きっと新たな境地が見えると思います。

 いつもながらぶっ飛んだ話ですが、いろいろなとらえ方ができるということは、ITエンジニアにとって十分に仕事でも役立つはずです。

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