水嶋ヒロを超えてゆけ
■天の道を往き、総てを司る男
そう、彼がとある作品の中で言っていた台詞だ。作品中では完全無欠、非のうちどころのない役柄だった。まさかそれを現実でやってのけるとは。
妻は美人で歌のうまい女性で、今度は小説を出して受賞。処女作で40万部(だっけ?)売れる。
ことあるごとにかっこよすぎます。多くの男子は彼を見て「かなわねー☆」と肩を落としただろう。
■地の底を這い、総てに見限られた男
そんな彼も、幼少のころはしんどかったみたいだ。外国で、日本人だってだけで差別されてたらしい。本人いわく、日本語も現地の言葉も中途半端で、コミュニケーションが苦手だったとか。
この時点で見れば、誰もうらやむことはないだろう。
差別なんて、普通に生きていれば、なかなかあわない。当時の彼の苦労は、理解不能だと感じた。
■おばあちゃんは言っていた
とある作品の中で、彼はおばあちゃんを慕っていた。そのおばあちゃんならこう言うかもしれない。
「人をねたむより、友達になる方が楽しい」
こういうすごい人を見るとやっぱり羨ましい。諸手を挙げて「素晴らしい!」とは言いにくい。だからといって、落ち度を探すのはかっこわるい。
及ばなくてもいいじゃないか。まず、目線だけでも合わせて、長けている部分は大いに認めてはどうだろうか。人は、いいと思ったことを積極的に取り入れていく。認めることで、彼の良い部分を、自分も身に付けられるのではないだろうか。
■おばあちゃんはこうも言っていた
とある作品の中で、彼はおばあちゃんを慕っていた。そのおばあちゃんが蘇ったら、きっとこう言うだろう。
「来世がある」
今の状態しか見なければ確かに嫉妬しか出てこない。そんな時は、未来を見て努力を続けよう。そんなこと言ったって、今さら努力したって……。いや、そんなことはない。来世がある!
まぁ、来世は大げさだが、5~6年後くらいは確実にある。アクションを起こすか起こさないかで未来は変わる。彼の裏にあるものが、ドラマなのか泥くさいものなのかは分からない。ただ、アクションを起こし続けた結果なのは間違いない。そこは素直に素晴らしいと思う。
■そして俺が言ってみる
現実において、彼と私とは何の関係もない。そんな私がこんなことを言ってみる。
「これは仕事でも通じることだ」
今さら言うほどのことでもないだろう。でも言わさせてもらう。知ってはいても、実践するのは難しいからだ。良い人を見て、よく学ぶ。普段からそうありたいと思います。