吉政創成 代表取締役、PHP試験、Rails試験ビジネスOSSコンソーシアム・ジャパン主宰

技術力をお金に変えるために、必要なこと(雑感)

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少し前にバズッてたブログがありました。そのブログには「投資家は技術を理解できない」という主旨のことが書かれていました。

まぁそうかもしれませんね。投資家は技術者ではないので、その技術がお金になることを誰かが説明してくれないと、投資しないと思います。投資家にとって投資対象は山ほどあって、その中からなけなしのお金を投資するので、リターンが多そうなものに投資します。なので、お金になりそうな技術として誰かが説明しないと投資対象として上位候補にもなりません。

その説明とは「ビジネスモデル」になります。20年間のビジネス経験で、昔よりビジネスセンスが高い技術者の人が増えてきて、技術者だけで会社を興し成功している方が出てきています。日本もそういう段階になってきたんだなって思ってます。さて、よくある話ではありますが、技術がお金にならないケースを書いてみます。

1.技術者が良い技術を生み出したりアプリを作った場合で市場ニーズから派生していない場合(最初から市場ニーズから派生した技術であればお金になりやすいです)
(今困っている人がいて、その人が便利になるものがお金になりやすいです)

2.開発チームにビジネスを理解している人がいない場合

新規技術でビジネスを起こすときに、生産者ではないビジネスマンは単純なコストに見えてしまい、チームに入らないことがあります。また技術者とビジネスマンでは思想やマインドなどが根本的に違うので、相容れないことも多いです。

できる技術者の方が趣味でプログラムをしているビジネスマンを見ても凄いとは思わないと思います。本職にはかなわないということだと思います。逆にできるビジネスマンがビジネスを勉強している技術者を見たり、ビジネスセンスがある技術者を見ても、凄いビジネスマンとは思わないです。

良い技術的な発想があっても、ビジネス品質に仕上げる腕が技術者には必要です。

良いアイディアがあってもお金になるビジネス企画に仕上げる腕がビジネスマンには必要です。

この両方を持った人が恐らく、技術をお金にするための組織には必要なのだと思います。その両方がないのに、市場でお金を稼ごうというのは、すでに成功しているビジネスを相手に少し無理があるように感じるのです。

私はビジネスマンなので技術のことはよくわかりませんが、ビジネスマンの世界では、能力より実力なのです。良いマーケティングセンスを持っていても、企画書を上手に作れても、能弁にプレゼンができても、実践で機能して効果を上げるビジネスモデルを作れないことが割と多いようです。必要なのは技術、人、提携先などが稼働するような良いバランスのモデルであり、相互成長するようなものが、成功しやすいタイミングで稼働できることだったりします。

これは自己成長型のプログラムを設計する感覚に近いような気がします。その自己成長型のプログラムを設計でき、実行できるビジネスマンと優秀な技術者が組むとすごく成功するような気がしています。海外ではそのペアリングが多いため、世界に届く技術が生まれやすいような気がします。

日本にはビジネスを理解できる良い技術者が増えてきているように思えます。ビジネスでも技術でもスーパーマンな人はほぼいないです。そんな転載を探して組むよりも、スタートアップができる優秀なビジネスマンと組んだ方が良いと思いませんか?

ビジネスマンで起業したい人は結構います。そのビジネスマンには技術力がないので、技術者と組みたがっています。実は結構ペアリングがおこるケースが多いのです。

技術系の勉強会にビジネスマンが遊びに来たら、もしかしたら、組める相手を探しに来ているかもしれませんよ。うっかりスーツを着てきても優しくしてあげてくださいねwww

さて、今日はいろいろ言いましたが、最後に私が思う、思い付きの格言をお伝えします。

成功したマーケティング戦略が正しい戦略だ。

どんなに立派な戦略を立てようと、うんちくを述べようと、成功したマーケティングが正しく、それは案外シンプルな案だったりします。実行者の全員が優秀ではなく、市場では不測の事態が当たり前のように怒ります。それ故に、シンプルな案が割と成功したりします。結局、ちゃんと稼働するモデルでないと、成功しないということですね。

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