上場企業のCTOを辞めて起業しました。起業して日々思う事や苦労話をお届けします

サラリーマン辞めました

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みなさま、はじめまして。渡邉信之と申します。

ご縁がありまして、こちらのコーナーでコラムを書くことになりまして、はじめに自己紹介をさせて頂きます。

自己紹介

渡邉信之と申します。今年46歳になる中年男性です。IT業界は長く、昔はメガ銀のプログラマー、SEから始まり、当時(今も)人材が枯渇していたプロジェクトマネジメント業を中心にいろいろなプロジェクトを渡り歩いておりました。

2006年にゴルフダイジェスト・オンラインに入社しCTO8年、新規事業責任者として3年ほど経験し20201月に株式会社UnByteを設立、今は一人で幾つかのクライアント様の課題解決に邁進する日々を送っています。

突然の起業

自己紹介にも書きましたが、つい最近、起業しました。自分自身、起業することなど無い人生だと思っていたわけですが、色々な思いがあり起業しました。

起業のきっかけその1:やりたい事がなくなった(やり切った)

以前の会社で中期計画を作成するお仕事をさせて頂きました。この経験は自分にとって転機となる仕事であったと思っています。この中期計画策定の中で、会社の成長を持続的なものとするための柱として、海外事業を掲げました。国内のゴルフ業界は縮小傾向にあり海外に柱を作り盤石な収益基盤を作りたかったわけです。ここまでは至って普通の会社の判断でもあり、よくある経営戦略方針だと思いますが、自分自身で作った中計なので、実行して成功しなければ意味が無いと思い、自ら手を挙げて新規事業、それも海外事業にチャレンジしたのでした。

この新規事業自体は2019年にクローズしてしまうのですが、その話はもっと先にするとして、そういう経緯から自分で作った中計、会社の可能性、やりたい事みたいな事を考えたときに、ちょっと燃え尽きてしまったというかやり切った感が出てしまったんです。

起業のきっかけその2:子供が生まれた

2019年に第2子が誕生しました。私、45歳、子供が20歳になる時には65歳です。想像してみたんですよね。今の会社で65歳を迎える自分を。どんなポジションで、どんな仕事をしているんだろう。その時の収入ってどのくらいなんだろう。IT業界ってどうなっているんだろう。と。

早い話、会社員でチマチマやってても縮小傾向になっていくことは間違いないと思ったんです。これは間違いない将来予測でもあり、今に始まった事でもない事実なんですが、真面目に考えるとその現実は到底受け入れる事が出来ないと感じました。

選択肢は2つ。1つ目は65歳になっても活躍できる企業、業種、スペシャリティーを生かせる会社に転職すること。2つ目は起業して時代に合わせた業態に変身しながら65歳まで活躍し続ける事。です。

企業のきっかけその3

転職活動をしてみました。知人から紹介していただいたり、エージェントに登録したりして、いくつか面談も受けました。今回は頑張って外資のエージェントにも登録して活動したりしてみました。折角、海外での新規事業を経験して英語のスキルも上げていきたいなんて思ったりもしましたが、結果、面白くなかったというか、ワクワクしないというか、近未来は予測できるんですが、65歳がイメージ出来ない。今の会社にいても同じじゃないか?と強く感じました。外資コンサルも受けましたが、限りなく直近は良い感じです。しかしながら、コンサルとして、突然客先に65歳の爺さんが来たら相手はビックリする訳ですよね。当然、65歳まで働けた(クビにならなかったとして)として、管理職とかやってるとは思うんですが、時代についていけるのか?やギラギラした若い人たちと働いていけるのか?という不安もあり、色々考えた挙句、ご縁に恵まれない結果となりました。

転職活動を通じて感じたことは、CIO/CTOニーズは確実にある。しかも採用にはどの企業も苦戦しているし、やりたい事を実現する主導者が圧倒的に不足している現実を見ました。転職してその企業の課題を解決することもアリですが、こんなにニーズのある市場であるなら、独立しても大丈夫なのではないか。と思ったわけです。

まとめ

今思う(書いてみると)結構乱暴に将来を決めたなと思います。やりたい事がなくなり、子供が生まれたのでケツに火が付き、転職活動したら市場があることに気づく。という文字にすると結構荒っぽい判断だったとは思いますが、いま、とても仕事にもやりがいがありますし、何しろ楽しい。そんな今があるのも事実です。

こんな感じで起業したきっかけや起業してみて苦労したことや日々の悩み、良かったこと、事件などを定期的に書いていきたいと思いますので応援宜しくお願い致します。

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