町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

修羅の派遣会社へ転職!その7 念願の海外出張!

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派遣されて二か月目で私も出張が決まった。行先は韓国の超大手企業。そこで装置の立ち上げ作業をするというものだった。期限は決められていない。正社員を筆頭に、10数名での出張である。自分は初めての海外ということでもあり、少しワクワクしていた。しかし、それがとんでもない見当違いだった。出張など初めての自分にはものすごい苦痛だったのだ。簡単に言うと、ホームシックだ。到着して数日後には既に家に帰りたくなった。後で聞いた話だが、みんなそういう気持ちになるらしい。それに耐えられるか、耐えられないかなんだそうだ。仕事で行くのと、観光で行くのとは全然気持ちが違うし、観光で行ったとしても、さすがに数か月なんて居たら飽きてしまうだろう。

実際に、出張でかなりの派遣社員が挫折するのを嫌というほど見てきた。しかし慣れてしまうと意外に出張生活は楽しくなる。その中での楽しみと言えば食事。宿泊先のホテルが観光ホテルでそれなりに高級だったので、朝食はバイキングで好きなものを食べ放題。もちろん宿泊者は無料。昼食は勤務先の工場で数百円で美味しいものが食べれる。そして夜は、ズラリと並んだ屋台、市場などで好きなものを買って食べる。最初は自分もそのような食事をしていたのだが、次第に節約するようになり、夕飯はなるべく安い肉やインスタント食品などを買いだめして、必要に応じて市場で野菜を買って食べるようにした。

そして、もう一つの楽しみ、それは出張手当が高いのだ。一カ月も海外出張すればかなりの給料になる。日当とは別に海外出張手当が一日8000円付く。しかも土曜、日曜と仕事が休みのときでも付く。単純に計算すれば、出張手当だけで、8000円×30日=24万円。そして給料が加わればかなりの金額になる。数年も居ればひと財産築ける。それにここは日本と比べて物価も安い。例えばジュースなどの自動販売機で、コーヒーなどは25円で買えるのだ。外食で腹いっぱい食べても1000円は超えない。自分は徹底して節約をした。それが良い結果につながり、出張中の一カ月の生活費は5000円程度で足りてしまった。そして、宿泊しているホテルが高級なので、いろんな設備がある。私の場合はホテル内のジムを利用していた。毎日鍛えていたんだけど、出張が終わる頃にはベンチプレス100kgを持ち上げられるようになり、100mは11秒台で走れるようになってしまったのだ。ちなみにこのときの年齢は35歳、体重は55kg前後であった。

Comment(2)

コメント

いつも見てます

いつも楽しく拝見しております。

が、今回の最後はちょっと盛ってないですか?以前の投稿であったという煽りとか悪口とかではないのでご了承ください。

体重55kgでベンチ100kgはもう、大会歴5年未満の部とかで大会で表彰台登ってもおかしくない、いや、ほぼほぼ優勝間違い無しのレベルですよ。マジバナだったら、今からでもマスターズ出られるレベルなので、頑張ってみてほしいです!!(マッスルレコードてそんなに簡単に崩れるものではありませんので)

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