町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

修羅の派遣会社へ転職!その6 パソコンだけで仕事することに驚き!!

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こうして派遣社員として大手企業内で検査の仕事をすることになったのだが、二遊間くらい経った頃だったかな?いつもの朝の朝礼、ラジオ体操のときになって一気に人が数十人増えた。なんだろうと思っていたのだがすぐに謎が解けた。出張から帰ってきた人たちだったのだ。社員、派遣社員、大勢居るよ。国内、国外どちらかはわからないが長期で行ってたのだろう。なので入って一か月くらいは毎日違う人が出張から帰ってきたりで全員のメンバーと顔合わせみたいな状況が続いたんだよね。その中に私と同じ派遣会社の人も何人か居たのだ。今まで一人で心細かったのだが私の派遣会社の人たちはだいたい10人くらい居たんじゃないかな。同じ派遣会社の仲間が大勢居ると心強いしね。

大手企業の正社員のときはこんなこと考えもしなかったことが派遣社員になってほんとにいろんなことを客観的に見るようになった。私が大手に居た頃はそのときの派遣社員たちも同じように考えていたのだろう。話を戻すが私の在籍している派遣会社以外でも、ここの企業はたくさんの派遣会社から助っ人を受け入れていた。私の所属する検査部署だけでも5社ほどの派遣会社から人材を受け入れていたのだ。逆に正社員のほうが少なかったしね。正社員がほとんどの権限を使って派遣社員に支持を出す。こんな感じだったと思う。なので今まで大手企業に居たときと立場がまったく逆になったのだ。支持する側から支持される側。正直、私は屈辱だった。

14年近く大手企業の正社員としてチヤホヤされていたために余計なプライドが染みついてしまったのかもしれない。そして出張から帰ってきた派遣の人たちは事務所の派遣専用の机を独占してしまうのだ。朝早く着て荷物を椅子に置いてコーヒーを飲みに行く。始業前に戻ってくるとすでに私の荷物はどかされて他の派遣社員たちが忙しく仕事している。何を忙しそうにしているのかはわからない。だって今まで現場一筋でやってきた自分にとっては机でパソコン叩いてることが不思議であった。それで仕事が出来ているのか?って感じだったんだよね。同時にカタカタとキーボードを打つ姿はかっこよくも見えた。

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