町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

修羅の派遣会社へ転職!その5 派遣社員の給料ってどれくらい?

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では、派遣社員の給料って、どれくらいなの?ってことになると、これは安かった。私が再就職した派遣会社は時給1200円。一応、派遣会社の正社員だったので月給制だったのだが、だいたい16万~17万程度である。30歳半ばでこの給料はキツイ。だが、派遣された客先での就業状態が国内外の出張が非常に多く、残業も非常に多かったので、前の大手企業の正社員のときよりも高給取りであった。国内での出張は毎日3~4時間の残業があり、土曜の休日出勤もあったので月に60時間~90時間くらいの残業があったのだ、また、国内出張では宿泊費が1日10500円支給される。そこからホテルの宿泊費5000~6000円を差し引いても5000円前後の現金が自分のものになるのだ。これだけで一カ月12~14万円前後になる。そしてプラス給料が加わると、手取りで45万を超えてしまう。

ちなみに私の派遣会社は賞与も年二回支給された、3か月分を年2回に分けて支給してくれていたので、年間の賞与は60万前後であった。だから給料とあまり差がなかったので、賞与支給日の連絡が来てもなんとも思わなかった。そしてここの派遣先には10社くらいの派遣会社の人間が居たのだが、私の派遣会社は1~2を争う時給の安さだった。他の派遣会社は時給1500円とか、1700円とか、凄い高かったのだ。だから一カ月の給料は軽く50万を超える。中には時給2000円の派遣会社もあった、さらにこの派遣会社は夜勤のときは割増しで時給が2500円になるのだ。ここの派遣会社の人たちは月に70万くらい貰っていたんじゃないかな。では客先の正社員はどれくらい貰ってたのか?これは不明である。派遣社員でさえあれだけ貰っていたのだから、正社員たちは派遣社員よりも絶対多くもらっていたはずだろう。20代の若者が年収800~1000万くらい貰ってたのかもしれない。

これだけ貰うとやはり贅沢したくなってくるのは当然。中でも派遣社員たちの金の使い方は半端ではなかった。「飲む」「打つ」「買う」。独身の派遣社員にはたまらない娯楽だ。毎日のように外食、毎日のようにキャバクラ、毎日のようにパチンコ、こんな生活をしている派遣社員も少なからず居たのだ。気づけば、会社から前借りをするようになり、100万近い借金をしてしまっていた派遣社員も居た。

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