町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

ホワイトな大手企業へ転職!その63 正社員の横暴。。。

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どのようにかというと、定時過ぎると正社員たちはほとんど現場には居なくなるわけだけど、それを見計らって派遣社員たちは仕事をしながら飲食するのだ。現場で珈琲飲みながら仕事したり、お菓子食べながら仕事したりとか。そしてたまたま班長が定時後の現場の稼働状況を見に行ったときに「調子はどうだ?」って感じで派遣社員に話しかけた。稼働中の装置のすぐ横には飲みかけの珈琲が置いてある。派遣社員は「調子は良いですよ!」って班長に答えながら足で珈琲を動かして見えないところに必死で隠す。班長は「そうか、よろしく頼むな!」って去っていくのだが、班長は珈琲を見逃していなかった。休憩室に戻ってきて社員たちに「あいつら、どうしようもねえ!」って一言。呆れて怒る気もなかったんだろうね。

そして派遣社員の給料なのだが、これがまた安い。仲の良い派遣社員から聞いたのだが、残業手当で時給1200円。残業手当というのは定時間勤務の時給より2.5割増なので、それを基に単純計算すると、定時間のときの時給は960円になる。これはあまりにも安い。長時間拘束、休日出勤、低賃金、良いことなんて何もないじゃないか。更に仕事場での派遣社員と正社員の待遇もひどい。

どのようにかというと、例えば仕事場で使用するウエス。これは正社員のとこには少なくなってくると新しいウエスがどっさりと支給されて使い放題で一度使用すればすぐにゴミ箱行きなのだが、派遣社員はそうではない。なんと派遣社員は仕事に使うウエスを洗濯してリサイクルしているのだ!だから休憩室の横のスペースや職場の片隅には派遣社員が洗濯したウエスがいつも干してあったのだ。

そして職場で使用するゴム手袋、これも派遣社員は何日も使って穴があくまで使う。しかし正社員は一日使って捨てる。新しいのが常時支給されるからだ。派遣社員はそうではない。決められた数しか支給されない。だから私は内緒でウエスなどを派遣社員に渡したり、場合によっては作業手袋なども派遣社員にこっそりと渡していたときがあった。こんな状態なので正社員たちは自分は特別なんだ!って変な勘違いを起こす。

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