町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

ホワイトな大手企業へ転職!その47 飲み会のときだけ時間を守る技術部!

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技術部に応援にきてから二週間後くらいだったと思うんだけど、いつものように技術部の事務所に朝の打ち合わせに行ったら担当部署の広沢課長がいきなり「明日飲み会だからさ!」って。高橋さんが「君たちの歓迎会だよ!」って、ニコニコしている。毎日午前様まで仕事してるのにいきなり飲み会なんて出来るのか?って疑問だったけど、飲み会いくなら早く帰って家でゆっくりしてたほうがいいなってのが私の本音であった。だから咄嗟に「明日は用事が。。」と切り出すと幹事と思われる女の河口さんが「何時からですか?」って突っ込みを入れてくる。しかたないので再び咄嗟に「19時からです」と言うと「なら1時間だけ来てください」って。。引くに引けない状況に追い込まれ遂に「わかりました」と言ってしまった。

18時開始ということであった。ってことはこの人たちも定時間で引き上げるってことか?技術部の人たちが定時間で帰ったとこなど一度もみたことがないのに。そしてこの日も21時過ぎまで残業して、遂に次の日が来た。打ち合わせ早々、広沢課長が「今日だからね!18時に駅前の白木屋ね!」ってまるで子供のようにはしゃぐ広沢課長。そして幹事の河口さんが「たいき君、場所わかる?わからなければみんなで一緒に行こうよ」ってことで朝の打ち合わせはほとんどが夕方の飲み会の話で盛り上がっていた。

そしていよいよ17時30分、終了のチャイムが鳴ると高橋さんが「終わり!行くよ!」って。いつも終了のチャイムなんか鳴ってもまったく動じないし休憩もしないで仕事してるくせにこんなときだけピタリと時間に従うのだ。仕事もこれくらいサッと終わらせればいいのに。いつまでもグダグダ自分の世界に入って仕事をしているから残業しても結果が出ないんだろう、なんて心の中で思っている間に高橋さん、木内さんはさっさと事務所へ戻ってしまった。

しかし、製造から一時的に応援に来ている私たちのためにわざわざ時間を取って飲み会までしてくれるんだもん。今となってはほんとに感謝という言葉が何度も脳裏をよぎるんですよね。そして飲み会開始。広沢課長以下、全てのメンバーが来たのだ。とにかく半端な飲みっぷりではない。コップに酒を注いだと思ったらあっという間に空になるほどの飲みっぷり、それが広沢課長だ。私は一次会の20時で帰ったのだが、翌朝、高橋さんから「昨日は終電ギリギリまで二次会だったよ」って。それで8時半には全員普通に出社しているのだ。

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