町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

就職編その3

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応接室で数分待たされ、出されたお茶も手を付けられず、女の子ことばかり考えていたら先ほどの白髪の人事担当者と、人事課長が現れた。学校で教わった通りの挨拶をすると「どうぞ」と座るように促された。白髪の人事担当者が「私も貴方と同じ高校出たんだよ」って。県でも1、2を争う就職率の高い高校だし、それに創立してから50年近く経っているので相当な数のOBが居るんだろうなあと思った。だから優先して自分たちの高校から積極的に募集をかけていたんだろう。そのときは緊張して人事担当者や人事課長の話などほとんど聞いていなかったのだが、「まあ、試験は形式ということでさ」って人事課長に言われた。高校生の自分には、そんな大人の事情など理解できなかったのだが、帰って担任に話したら「そうか、ならもう大丈夫だ!」と言われた。要するに工場見学に行ったときに内定をもらったのだ。そして一週間後、試験当日になった。約40人くらいであろうか。学生たちが集まっている。初めに面接があり、

三人一組で面接室に呼ばれるのだ。そこには人事課長一人。そして私たち学生3人との面接。時間にして数十分程度だろうか?聞かれたことといえば、たいしたことは聞かれない。

一人ずつ得意教科や、アルバイトをしたことがあるかなど。あっという間の面接であった。

そこで、一人の学生と仲良くなったので帰りは彼と一緒に帰ることになった。聞けば父親がこの会社で係長をしているという。要するに親のコネを使って入社ってことなんだろう。だが、彼を後の入社式で見ることはなかった。

これは後程書こうと思う。学校へ戻り、担任と就職担当の教師に終わったことを報告したのだが、担任も就職担当の教師も「もう大丈夫だよ」と、口をそろえていた。翌日、いつも通り学校へ。朝の学活ってやつでいきなり担任が「田中、おめでとう○○会社合格だ」って言われ、教室は拍手で盛り上がる。あっという間の出来事でった。まあ、無事に就職も決まって後は単位さえ取れればよくなったので、残りの高校生活は楽になった。すでに自分の頭の中は、コカ・コーラのCMのような爽やか過ぎる会社員生活がイメージされていたし。結局、私のクラスは42名のうち、ほとんどが就職、進学は数名しか居なかった。・・・・・・次回からは新入社員編です・・・・・

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