ダメかもわからんパソコンを修理する(1)
わたしの職業訓練校時代の友人Cowtail(カウテイル)氏が、貴重な休みを割いて神戸市垂水区から、尼崎市武庫之荘の我が家に赴いた。何事かと思い、ドアを開けると、なんと、腕に抱いているのは、僕と一緒に大阪の日本橋で買った、BTOパソコンではないか。AMD Athron32か、Intel Celeron か何かだと思う。Cowtail氏の話によると……。
「稲造さん、こいつが急にいうこときかんようになってなあ」
「どれどれ」
電源を挿してみる。電源スイッチを押してみる。反応がない。ふたを開け、分解してみる。電源を取り出して、その中を見てみると……。
「ヒューズが蒸発してますね、これはひどい。落雷か何かですか」
「いや、僕自身は何も自覚症状はないんやけどもね、何か急に」
Cowtail氏が、上新電機ウェブのアウトレット品のコーナーに、お目当てのパソコンを見つけた。店頭展示品か、それとも法人流れ品かは定かではないが、おそらくそんなところだろう。
「んじゃ、これにする」といって選んだものが、Dell Inspiron 530S だ。カード一括払いが何となく格好良い。僕には真似ができないな。
「要するに、次のことをやって欲しい」
- Outlook Express のデータとアカウント移行
- 全データの吸い出し(IDE→SATA)
- Windows XP Home → Windows Vista Home へのデータ移行
……とのことで、手のひらに手数料として、2万円が。「稲造さんなら、お茶の子サイサイでしょう」って、イエイエ。トンデモナイ。吸い出しのために、下記のパーツも用意された。IDE→USB変換ケーブルというものだ。
IDEのハードディスクから、取りあえず、これでデータを吸い出す。何が出てくるか、お楽しみだ。商品が揃うのは来週前半ごろ。
電源が逝った昔のマシンを「ゾンビマシン」として復旧せしめるため、4500円を出して、玄人指向のこの電源を買った。300Wで20ピンの電源は、マイクロATX用のものしかなかったため。Celeron や Athron64用でもたぶん一緒か。さあ、これを無理矢理込めて、基盤が焼けるか、それとも、ゾンビが目覚めるのか。これも楽しみの1つですね。
さて、どんな結果になりますやら。ご期待しないで待っていてくださいね。ではでは。
(これからも、思索と模索は続く……)