ソーシャルメディアが、たこ焼きを変える
僕は、阪急神戸線の武庫之荘(むこのそう)駅が最寄り駅なのですが、冬頃から武庫之荘1丁目の「たこ之荘」さん がツイートのお仲間に加わって、実際に何度か足を運んでいます。一見、ふつうのたこ焼き屋さん。小粒のたこ焼きがポイント。しかし、他のたこ焼き屋さんとは明らかに違うところは、コンピュータに囲まれた上で、ソーシャルメディアを活用して、日々たこ焼きを改善していっている点にあります。そこが、他と違って、賢いところです。
毎日新聞、平成23年3月3日(木)、朝刊の紙面です。(兵庫・阪神版)
UStreamを駆使して、たこ焼きの実況中継をしたり、Twitterで寄せられた意見をもとに改良を進めたり、「一人終礼」もUStreamで生中継するなど、ある意味「いまだかつてない」たこ焼き屋さんなのです。時代の波にうまく乗っかった、というよりは、普通、たこ焼きとソーシャルメディアを組み合わせて何かをしよう、なんて考えつきません。
惜しむべきは、国内で成功したら、海外進出を目論んでおられるそうで、武庫之荘からできれば消えてほしくはないお店なんです。今回、お店の新聞記事が掲載されるに当たっても謙虚で、「勝って兜の緒を締める」覚悟だそうです。
ちょっと発想を変えてみる。これまでのタブーを少し破ってみる。思い切り、自分を表現してみる。いつもポジティブに考える。あらゆる方向にアンテナを張る。失敗を恐れずにチャレンジしてみる。目標は高く大きく持つ。そして、聞き上手になる。これ、すべての人に当てはまることだと思います。
ちなみに、この記事が公開される3月12日(土)は、尼崎商工会議所主催の「武庫之荘バル」が行われます。飲食店の活性化が目的なようですが、武庫之荘の街を挙げたお祭り、とも行ってもいいでしょう。このたこ焼き店も参加しています。
(たこ焼きも、ソーシャルメディアの時代になりました)