018.北風と太陽
初回:2018/12/05
1.今回は、北風と対応です。
P子「誤変換と思わせてのおやじギャグ?」(※1)
コラムと言語解説を順番に行っていきたいと言いましたが、タイトルの先頭に解説かコラムが判るようにしたので、偶数がコラム/奇数が言語解説という縛りをなくしたいと思います。(※2)さらにコラムとか解説という説明も省き、本格的な解説の時だけ解説を付けることにしました。
本題に入ります。
昔々、北風と太陽がどちらがボスか決着を付けようと言い出しました。そこに運悪く通りかかった旅人の帽子を脱がせた方が勝ちにしようと決まりました。まず、太陽が専攻してぽかぽかと温めました。しかし気合が入りすぎていたため、まぶしくて旅人は帽子を深くかぶりました。次に北風が、ビューとひと吹きすると帽子は飛んで行ってしまいました。北風の勝利です。
そこで、悔しがった太陽は、次に旅人のコートを脱がせた方が得点2倍にしようと言い出しました。北風はにべもなく断りました。その結果、北風がボスになり、太陽は毎日働き、北風は冬だけ働けばよくなりました。
P子「この手の話、好きよね」(※3)
まず、一般に知られている北風と太陽のお話は、実は2回戦目の勝負で結局1勝1敗です。
なので、よく言われている「力で従わせるより優しく接する方が人は動く」というものではないという事です。
P子「怖い刑事と優しい刑事で容疑者の供述を取る作戦ね」
ちょっと違うような...。まあ、OKとしましょう。
簡単に言うと「状況により手段を臨機応変に変えるべき」とか「人の特性をよく理解して適材適所に配置しましょう」とかいう教訓になるんでしょうね。
2.本当の教訓は?
さて、本当の教訓はなんでしょうか?
私が思うのは「物語は自分に都合の良いように広めればよい」という事ではないでしょうか?
この北風と太陽も、都合の良いほうだけが有名になっているのではなく都合の良いほうだけを有名にした、というとらえ方ができないでしょうか?
コミュニケーション能力至上主義に対して絶賛抵抗勢力実施中ですので、あたかも太陽のやり方が好ましい的な広まり方が気に入りません。
P子「というか、いつも多数派を敵に回してるもんね」(※4)
3.北風と太陽はどうすべきだったのか?
まず、あなた本人が北風にも太陽にもなれるのでしたら、ツンデレをうまく使いこなすのが良いと思います。叱るときは叱る。褒める時は褒めるというメリハリを付けて部下や顧客と接すれば、きっと頼りにされるボスになれると思います。
あなたが北風にしかなれない場合は、勝てる勝負だけを行うべきです。常勝でないと嫌われ者のあなたは...間違えた、北風は消されてしまうかもしれません。(※5)
あなたが太陽にしかなれない場合、または太陽になりたい場合は、太陽になってください。世間はあなたのような人材を期待しています。ただ人が良い分、裏切りや騙されもありますので注意してください。勝負を挑まれる場合は、自分に有利なルールを作って先手必勝で戦ってください。(※6)
P子「太陽って、コミュニケーション能力至上主義の申し子じゃなかった?」
私は北風ではなくバリバリの台風ですから、太陽なんて相手にしていません。
P子「というか、あなたが回りから相手にされていないだけでしょ」
う...
ほな、さいなら
======= <<注釈>>=======
※1 P子「誤変換と思わせてのおやじギャグ?」
P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。
※2 偶数がコラム、奇数が言語解説
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/pythonlove/2018/10/0101.html
010_自己投資まつり で、宣言しました、偶数がコラム/奇数が言語解説の事
※3 「この手の話、好きよね」
「SEの格言・迷言・ことわざ集」の事です。
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/chatrun/
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※4 いつも多数派を敵に回してる
そんなつもりはなく、たまたま敵が多数派なだけです。
※5 北風は消されてしまう
地球温暖化の影響かもしれません。
※6 自分に有利なルールを作って先手必勝で戦う
旅人のコートを脱がせる勝負を先に行うべきでした。