ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

夜の翼 (1) 公園のショゴス

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 私が公園に足を踏み入れたとき、黄昏と呼ばれる時刻まで一時間あまりを残していた。車から早足で歩いてきたせいで、じんわりと汗をかいている。今日は梅雨の切れ間で、空は美しく晴れているが、朝方まで降り続いていた雨の名残か、湿度は高く空気が重く感じられる。
 人は様々な理由で公園を訪れ、時を過ごし、去って行く。その多くは何かを楽しむためだろう。公園とは楽しみを得ることを目的とする土地だ。植物との接点だったり、遊具だったり、広々とした空間そのものだったり。私の理由も、そのどれかだったらよかったのだが。あいにく私がいるのは仕事のためだ。
 「あの子ですかね」
 私の隣で同僚の駒木根サチが囁いた。その視線が向けられているのは、ベンチに座る一人の少年だ。白の長袖シャツに紺のズボン。脇には丁寧に畳まれた紺色のブレザーが置かれている。ここから2 キロほどの距離にある中学校の制服だ。私は対象をズームし、手にしていたタブレットに表示された画像と見比べた。ややボサボサの髪、細いフレームレスメガネ、いつも何かに静かな怒りを感じているような、鋭角的で尖った輪郭の顔だ。用意してきた顔認識ソフトを使うまでもなく、両方の顔が一致していることが確認できた。
 細面で整ってはいるが、美少年というほどではない。ただ、一度見たら忘れられない存在感のような輝きがあった。これで、明るく社交的なキャラクターなら、昨今のスクールカーストにおいて上位のポジションを獲得できるだろうが、ミスカトニックのレポートに基づいた情報部の調査によれば、交友範囲を広げることに積極的ではないようだ。やや短気な傾向があり、相手によっては見下すような態度を取ることもある。サチによれば、このようなキャラクターは「ハブられる」か、悪くするとイジメの対象に選ばれることが少なくないらしい。
 「あれだ。間違いない」私は断定し、額に浮かんだ汗を拭った。 「やっと追いついたか」
 「時間かかっちゃいましたね」
 「またどっかに行く前にコンタクトしよう」
 私たちは少年が座るベンチに通じる道を、ゆっくりと歩き出した。相手の警戒心を呼び起こさないように、視線を真っ直ぐ据えるような真似はしない。大声でも出されたら面倒だ。もっともこの時間帯は、この公園における人通りの端境期らしい。子供を遊ばせに来る親たちも帰宅し、大通りから外れているためか、通勤通学の途中に通過していく人影も今のところ見られない。悪事を働こうというわけではないが、余計な人目はない方がありがたいに決まっている。それでなくとも、今日のこの仕事では不具合が重なっているのだ。
 そもそも、少年の下校時にコンタクトする予定だったのに、ロストしてしまったのがケチの付き初めだった。今日に限って別の門から出た、と連絡を受けたのが2 時間前。すぐにショッピングモールの書店で発見されたが、その数分後にまたもやロスト。全出入口への監視要員配置が完了する直前、タッチの差ですり抜けたらしい。まるで私たちの意図に気付いて逃げているかのようだった。
 再び少年を捕捉したのは、今から30 分前で、少年がよく足を運ぶ市立図書館に入る姿を防犯カメラが捉えていた。私とサチは車で急行したが、図書館に着いたとき、またもや少年が立ち去った後であることを知らされた。三度めのロストか、とうんざりさせられたが、ほどなく少年が市営バスに乗ったのを確認したとの報告を得て安堵することができた。その路線は正規の登下校コースだからだ。その後、少年の足取りは、事前の調査から外れたものではなかったので、この公園でコンタクトする手はずを整えることができた。
 少年は手元に視線を落としている。スマートフォンか、と思ったが、少し距離が縮まったとき、書籍であることがわかった。A5 版ソフトカバーの単行本。私たち技術者にとっては、なじみのサイズだ。
 「あ」
 サチが小さく声を上げて立ち止まり、私も同時に足を止めた。どこからともなく出現した男女数人が、少年が座るベンチを取り囲んだのだ。年齢は少年と同じぐらい。同じ制服を着ているが、こちらはだらしなく着崩している。
 「おい、天才少年くん」大柄な男子がニヤニヤ笑いながら少年に近寄った。「やっと見つけたぜ。何やってるんだよ、こんなところで」
 少年の顔に苛立ちが浮かび、すぐに消えた。
 「別に」少年は素っ気なく答えて立ち上がった。「帰るところだよ」
 「逃げなくてもいいだろ。待ってろって言ったのに」
 「別に逃げてねえし」
 「もしかして、いつもの彼女とデートかよ」
 「彼女じゃねえし」
 「何読んでるんだよ」別の男子が言うなり、少年が手にしていた本を取り上げ、パラパラとめくった。「あー、またこんな、字しかない難しい本かよ」
 「やっぱ天才くんは違うねえ」隣のやや太めの女子が嘲笑した。「よく、こんな文字ばっかの本、読めるわ。感心しちゃう」
 「スマホもゲーム機も買ってもらえないからしょうがないんだよな」
 「貧乏ってつらいわ」
 大柄な男子がさらに近付く。後ずさるか、と思いきや、少年は無表情に相手を見返した。その反応が男子をムッとさせたようだった。
 「ったく、すかしやがって。天才少年くんよ」怒気の混じった声だった。「オレたちなんか相手にしてられねえってか」
 袖が引っ張られるのを感じて左を見ると、サチの顔が、頭一つ分低い位置から私を見上げていた。
 「止めなくていいんですか」
 「もう少し様子をみよう」私は答えた。「下手に介入すると、ややこしくなる。できるだけコンタクトを第三者に見られるな、と言われてるだろう。だいたい、ああいうガキどもは嫌いなんだよ」
 「......」
 私は大柄な男子にB1、隣の男子にB2、その後ろにいる男子にB3、太めの女子にはG4 と変数名を付けて、推移を見守った。B2 は奪い取った本に対する興味を失ったらしく、バカにしたような顔でB1 に渡していた。本を受け取ったB1 は中を見ようともせず、汚れた雑巾か何かのように指でつまんでぶら下げた。
 「気の毒なやつだよな、お前って」B1 が残酷な笑みを浮かべながら言った。「世の中にはインスタとかゲームとかYouTube とか面白えもんがたくさんあるってのに、何も楽しめないんだからなあ。人生の楽しみを知らないってわけだ」
 思わず失笑しかけた。私の半分以下の年齢しか生きていない子供の口から出る言葉として、「人生」は似つかわしくない。
 「要するにだ。オレたちはそういうことを楽しめる環境にいる勝ち組。お前は文字ばっかの本を読むことしかできねえ負け組ってこったなあ」
 「ぎーひっひひひ」B2 が奇声を上げた。「負けてるんだってよ、お前」
 すると少年は思いがけないリアクションを取った。小さく笑ったのだ。虚勢を張っているのでないことは、その表情からわかった。
 「お前ら、哀れだな」
 「あ?」B1 とB2 が気色ばんだ。「なんだと」
 「そうだろ」少年は意に介さず続けた。「確かに世の中にはエンタメ系のコンテンツやサービスがたくさんあるさ。そういうことに比べれば、本を読むなんてつまらないと思うかもしれないよ。でも、そういうコンテンツやサービスを作ってるのはな、文字ばっかりの本を読んでる人間なんだ。お前たちときたら、何も考えずに消費するだけじゃないか。何かを生み出したことあるのかよ」
 「てめ......」
 「お前らと違ってな」少年の舌鋒は止まらなかった。「俺みたいな頭のいい人種は、何かを創り出してる。それをお前たちに与えてやってるんだよ。ネットへのアクセス一つにしたって、当然のように接続できてる裏には、いろんな知恵とか工夫とかが動いてるんだ。お前らにはない知恵だぜ。俺から見ればな、お前らの方が負け組だね。消費したり壊したりするだけで、何一つ自分で創り出したことがないんだからな」
 B1、B2、G4 の3 人は、険悪な表情で少年を睨んだ。B3 だけは黙ったまま、一歩下がって推移を観察しているようだった。
 「最近の中学生は」私はサチに囁いた。「ずいぶん理論的なケンカをするもんだな。私の時代だったら、とっくにどっちかが手を出してるよ」
 「今の子は」サチは囁き返した。「メリットとデメリットに敏感なんです。知識が豊富で、先に手を出した方が不利だってことぐらいわかってますから。その分、一度限界を越えてしまうと、ブレーキがかからなくなったりしますけど」
 「それは適切なケンカのやり方を知らんからじゃないのか」
 「元教師として」サチは私をじろりと睨んだ。「適切なケンカなどという存在を認めるわけにはいきません。暴力は暴力です」
 「暴力を全面的に肯定するわけじゃないが」私は注意を前方に向け直しながら言った。「力があれば、目の前の問題をとりあえず解決できたりすることもあるからな」
 「気が短いだけじゃないんですか。暴力は何も生み出しません」
 「それ以上の破壊を一時的にでも止めることはできる」
 私たちの前方では、少年が一歩進み出ていた。
 「もういいだろ。返せよ」
 B1 は少年から奪い取った本に、初めて気付いたように目を向けた。少年は掌を上に向けて突き出した。
 「早く返せ。お前には一生縁がない本なんだし、その本は高いんだ。お前らには大したことない金額かもしれないけどな、俺にとってはこづかいを貯めてやっと買った本なんだからな」
 「へえ、そうかよ」
 「ああ、まずいです」サチが緊張した声で呟いた。
 「というと?」
 「適切ではないケンカになりそうです」
 B1 が不意にニヤリと顔を歪めた。
 「ほらよ」
 本が地面にバサッと放り出された。少年が身をかがめて本に触れたとき、素早く降りてきたB1 の30 センチはありそうな足がその手を踏みつける。少年は小さな叫び声を上げて手を引こうとしたが、B1 は容赦なく足に体重をかけていた。
 「おっと」B1 は甲高い笑い声を発した。「すまんな。天才少年くんの大事な手を踏んじゃったか」
 少年は顔を歪めたが、それでも逃げようとはしなかった。物理的な意味ではなく。
 「くせえ足をどけろよ、クズ」
 「ああ? どけて欲しかったら、土下座でもして頼んでみろよ」
 B1 が前のめりになった。手の甲にかかる重さが増す。さすがの少年も冷静さを失いつつあるようだった。
 「おい!」少年の叫びが耳を打った。「どけろよ!」
 私は舌打ちして足を踏み出したが、サチの方が早かった。私が気付いたときには、すでに猛スピードで少年たちとの距離を半ば以上縮めつつあったのだ。おっとりしたお嬢様のように見えるが、時々意表を突いた行動力を発揮する。
 「ちょっと!」サチは叫んだ。「何やってるの」
 「あ? なんだよ、オバさん」G4 がかみついた。「引っ込んでなよ」
 「おば......それ、ひょっとして私のことを言ってる?」
 「他に誰もいねえだろ」
 「私はまだ二十代。おばさんと呼ばれるのは心外よ」
 「あはは」G4 が笑った。「十分、ババアじゃん」
 「バ......あのね、もう一度言うけどね......」
 サチとG4 が不毛なやり取りを繰り広げている間に、私は少年とB1 の間に割り込んだ。思わぬ闖入者に驚いたB1 の足から力が抜け、私が何かするまでもなく、少年は自分の手の自由を取り戻してよろよろと立ち上がった。
 「おい」B1 の怒りの矛先が私に変わった。「何してくれてんだ、おっさん」
 私はB1 を無視して、少年に言った。
 「手は大丈夫か?」
 「はあ」少年は痛そうに左手を見た。「何とか」
 「よかった。プログラマにとって手は大事だからな」
 「え?」少年の顔に疑問と警戒が浮かんだ。「なんで......」
 「おい!」B1 が顔を真っ赤にして怒鳴った。「無視すんじゃねえ!」
 私は少年を背中にかばってB1 と対峙した。サチもG4 との口論を中断して、私の隣に立つ。彼我兵力は4 対3 だが、こちらは大人が2 人だ。分が悪いと立ち去ってくれれば、お互いにとって平和的な解決となるのだが。
 「すいませんがね」B1 が不気味なほど丁寧な口調で言った。「そいつはオレらの友だちなんすよ。どっか行ってくれませんかね」
 「友だち同士にしては、ずいぶん穏やかじゃないやり取りだったな」
 「オレらの勝手でしょう。あんたら、警察?」
 「いや違うよ」
 「だったらどっか行ってくださいよ。じゃないと、大声出しますよ」
 「大声?」
 「変質者、とかね」B1 はニヤリと笑った。「あんたがそいつを無理矢理連れていこうとした、って証言してもいいんすよ」
 「あたしが叫んじゃおうか」G4 が言った。「痴漢、とか変態、とか」
 「オレら、未成年だからよ」B2 も歯を剥き出した。「世間はオレらに味方するぜ」
 「あんたたちねえ......ちょっと!」
 サチが声を上げたのは、B2 がスマートフォンで私たちの顔を撮影したからだ。B2 はニタリと笑って、撮影した画像を私たちに見せた。
 「犯人の顔ゲーット。ツイッターとインスタにアップされたくなかったら、さっさと消えてくださいな」
 やれやれ、できれば穏便に済ませたかったんだが。私は左腕のスマートウォッチにさりげなく触れた。
 「私たちがいなくなるのは構わないんだが」私はゆっくり話した。「君たちが、この子に何かするんじゃないかと心配でね。一応、君のメルアドか何か教えてくれないか」
 「メルアドだって」G4 が見下すように言った。「何それ」
 「今どきならLINE かCacao か。何でもいい」
 「バーカか、おっさん」B2 がゲタゲタ笑った。「誰が教えるかよ」
 「知らないかもしれないから教えてやるが、バカって言う奴がバカなんだぞ」私はそう言うと、肩越しに少年を振り返った。「そう思うだろ?」
 私に向けた少年の顔には、戸惑いと警戒心が浮かんでいる。無条件で私たちを味方だと思うほど短絡的ではないようだ。
 「俺も」少年はボソッと答えた。「こいつらをクズって呼んだけど......」
 「あれは緊急避難的な言動だから、カウントしなくていい」
 「おい!」短気らしいB1 が怒鳴った。「無視すんじゃねえって言っただろうが......あ?」
 B1 が言葉を切ったのは、私が人差し指で空を示したからだ。つられて空を見上げたB1 の口がポカンと開いた。
 「何だありゃ、と訊きたいんだろうな」私はB1 に笑いかけた。「私は親切だから教えてやる。もちろん、あれはドローンだ。カメラと集音マイクを搭載している。ドンキで売ってるようなチャチなものじゃない。50 メートルの距離からでも、人間の顔を識別できるし、クリアな音声も拾える。さっきからの君たちの行動と言動は、しっかり記録されてるわけだ」
 私はタブレットを操作すると、呆気に取られているガキどもに画面を向けた。B2 が少年から本を奪って地面に放り投げ、B1が少年の手を踏みつけるシーンが鮮明に映っている。
 「最近のカメラはすごいな。君らの顔がはっきり撮れてるのがわかる」
 「どうしようってんだ」
 B1 が低い声で唸った。怒りなのか、屈辱なのか、とにかくマイナス方向の感情で顔が真っ赤になっている。私はさっきのサチの言葉を思い出し、ブレーキが外れなければいいのだが、と心配した。この手の人種は、結果など考えもせず、目の前のもやもやを振り払うためだけに、無益な暴力に訴えることがある。純粋なフィジカル勝負になれば、40 過ぎで運動不足の私が、若くて大柄で力が有り余っていそうなB1 にかなわないのは明らかだ。
 私は密かに嘆息した。全く、いかに人手不足だろうと、どうして私がこんな業務までアサインされなければならないのだろう。仕事をえり好みしていられる立場ではないことはわかっているが、どう考えてもこれがプロマネの職務範囲に含まれるとは思えない。
 「どうして欲しい?」私は笑顔を崩さないまま訊いた。「警察に届ける、ネットで拡散する、学校に送る。好きなのを選んでいいぞ」
 「ざけんな、じじい」
 「殺すぞ」
 B1 とB2 は不適当な単語で私を威嚇した。どうもこいつらは、他人の年齢を高く見積もる傾向にあるようだ。
 「私なら、その手の単語は口にしないな。自分に不利な音声データが増えるだけだ。それに私は、まだ老齢には達していない」
 そのままだったら、B1 が爆発して物理的な暴力を行使することになったかもしれないが、そのとき、それまで一言も発しなかったB3 が、B1 を押しのけるように前に出た。
 「おい、なんだよ」B1 は文句を言ったが、その顔が訝しげに曇った。「あれ、お前、誰だ?」
 B3 は答えず、それどころかB1 を完全に無視した。B1 がまたもや沸騰しかけたとき事態が急変した。何かが潰れるような音とともに、B3 の頭頂部から顎の下にかけて、まっすぐ赤黒い亀裂が走ったのだ。B1 が動きを止め、まじまじとB3 を凝視する。次の瞬間、B3 の頭部は中央から二つに裂けた。
 「!」
 仲間たちが唖然と見つめる中、B3 の頭部は人間のそれから、別の何かに急速に変化し始めた。目や耳や鼻は裂け目から盛り上がった細胞群に飲み込まれてしまい、非人間的な濁った茶褐色の器官に取って代わられていく。
 少年たちは、理解を超えた事態に遭遇してフリーズ状態に陥ってしまったらしい。声を上げるどころか指一本動かすことさえできず、急激に再構成されつつあるB3 の上半身を凝視していた。残念なことに気持ちはよくわかる。私も1 年前はあんな風だった。
 B3 の頭部は完全に溶解し、緑色の触手が数十本、不気味に蠢きながら伸び始めていた。吐き気を催す不快な臭気が鼻を刺す。上半身の衣服が裂け、触手が飛び出した。触手の先端は、針のような歯が無数に並んだ小さな口になっていて、獲物を狙う爬虫類のように、立ち尽くす少年の方向に向いている。少年は凝固していて、回避行動を取ることにまで頭が回っていないようだ。
 もちろん、私はすでにいくつかの行動に移っていた。
 この変容が始まった直後、私はドローンにコマンドを送り、B1、B2、G4 の網膜に強力な光を照射していた。このガキどもに老人呼ばわりされた恨みからではない。彼らの記憶をできるだけ曖昧にするためだ。続いてドローンの映像記録系統にフィルタを適用した。
 これはどちらも、この事象のRR(現実度)を低くするためだ。鮮明な映像に残ってしまい、閲覧する人間が増えれば、RR を高くする結果となり、後からの修正が困難になる。すでにアーカム・テクノロジー・パートナーズ横浜ディレクトレートでは、受信した映像ストリームを編集し、映り込んだクリーチャーをCG に置き換える作業に入っているはずだ。
 次に私は左耳のマイク搭載イヤホンに命令した。
 「ショゴスを確認。実体化している。インヒビターは間に合わない。cOShog ライブラリの全クラスを展開。ビルドパターンS29。ソード・フォースは?」
 『近くにいます』女性オペレータが緊張した声で答えた。『ETA は60 秒。PO(Programming Operator) に代わります』
 左手に微かな冷たさを感じて目を落とすと、手の甲に茶色の粘液が光っていた。先ほどショゴスが正体を現したとき、飛散した体液が付着したらしい。私は嫌悪をこらえながらハンカチで拭き取った。放置しておいても手が溶けるとか、ショゴスに変化するとかはないが、やはり気分のいいものではない。
 『ライブラリ展開中です』通信が男性の声に切り替わった。『パターンS29 でビルド中......完了しました。パッケージをソード・フォース小隊に転送中......』
 『第8 小隊、ホレイショーだ』無骨な男の声が割り込んだ。『位置は確認した。三方向から接近中。アタッカー分隊は夕日を背に突入する。あと30 秒だけ時間を稼げるか』
 「やってみる」私は答えた。「2 秒前に予告してくれ」
 サチはすでに対象の少年を背中にかばい、人ならざるものへと変容しつつあるB3 に対峙していた。このタイプのショゴスだと、攻撃が可能になるぐらいに変容するまで、あと10 秒から12 秒といったところだ。すでに大部分の触手は活発に動き始めている。私はジャケットのポケットからジャマーカードを抜いて側面のスイッチに触れた。表面にペンタクル(五芒星形)の光が浮かび上がる。内蔵チップには、任務中に遭遇しそうな奉仕種族への対応ロジックが複数個インストールされている。
 「駒木根さん」私はアクティブにするパラメータを考えながら、サチに小声で呼びかけた。「こいつで時間を稼ぐ。あいつに投げてくれ」
 「了解」サチは頷いた。「いつでもどうぞ」
私は指を滑らせ、対ショゴス用パターンを選択し、いくつかのオプションを付けて実行させた。数千回、指紋がすり減るまで特訓させられたおかげで、ロジックが起動し、ペンタクルがグリーンの光を放つまで1 秒もかかっていない。私はカードをサチに渡した。
 「頼む」
 サチはカードを二本の指でつまむと、ショゴスのなりかけを見据えた。一拍おいて手首のスナップを効かせたサイドスローでカードを投擲する。カードは回転しながら数メートルを飛び、ショゴスの触手の一本に命中した。同時にカードが分解し、両端がメビウス状に繋がった平たいリボン状に変化し、触手に絡みつく。リボンの中では内蔵された4 個の量子ビットによって、指定したロジックが毎秒6000 回のサイクルで繰り返し実行されているはずだ。稼働時間はごく短時間だが強力なロジックによって、SPU(Separated Universe) と繋がる量子もつれポイントからの信号を遮断することに特化した設計になっている。
 カードは設計通りの性能を発揮し、ショゴスへの変容速度は目に見えて遅くなった。とはいえ、この効果は数秒も続かない。すでにリボンの一部に綻びが浮き始めている。カードの予備はあるが、敵も防壁・抗体ロジックを追加投入してくるから、同じ個体に対しては効果が望めない。
 『公園に入った』ホレイショーが呼びかけてきた。『標的を確認。攻撃を開始する。姿勢を低くしろ』
 同じ通信を聞いているサチが、少年の身体を抱えてベンチの陰に転がり込んだ。私も同じ行動を取ろうとして、右往左往しているガキどもに気付いた。気にくわない奴らだが、このまま放置しておくのも気の毒だ。
 私は足早に一番近くのB2 に近付くと、その頭を掴んで強引に身体を折り、残りの二人に向けて突き飛ばした。狙い通りB2 が仲間を巻き込んで転倒する。どこかすりむくぐらいしたかもしれないが、突っ立ったままで頭を吹き飛ばされるよりはマシだろう。それを見届けて、私もサチのいるベンチの陰に飛び込んだ。
 入れ替わるように3 つの人影が出現した。男性が2 人、女性が1 人。いずれもがっしりした体格だ。街中での行動なので服装はバラバラだが、同じサングラスをかけている。アーカム・ソード・フォース横浜分室に属する小隊だ。
 先頭の男、ホレイショーがデイパックから黒い折りたたみ傘を出し、ショゴスに向けてバッと開いた。傘の内側にはコントローラが装備されていて、ホレイショーがダウンロードしたばかりの対抗ロジックをロードしているはずだ。
 ほぼ同時に、サチが投擲したカードが完全に消失した。途端にショゴスが、それまでの遅れを取り戻すような勢いで変容を再開し始めた。私は視線を逸らした。細部を観測している時間が長ければ長いほど、ショゴスのRR が上がり、この世界に根付いてしまう。隣を見ると、サチは少年の頭を押さえつけながら、自分も地面に顔を向けている。
 ホレイショーが傘を閉じた。私の設定したロジックがロードされ、実行が完了したのだ。ショゴスの動きが緩慢になっている。ロードしたShogAdGUgRe クラスの、ショゴスの運動機能に干渉する古典的なロジックが作用したのだ。それを確認した他のアタッカー2 人が、それぞれのランチャーを取り出し、ショゴスに向けた。
 そのとき、動きを止めていたショゴスの上半身から、一部の器官が急速に飛び出した。目や鼻などの感覚器官はないが、バスケットボールを丸呑みできそうな口腔に、不揃いの尖った歯が無数に並んでいる。それは私たちが隠れているベンチの方にまっすぐ伸びてきた。不快な臭気を放つ口から、耳障りな威嚇の声が放たれる。
 テケリ=リ! テケリ=リ!
 「こいつ新種だ」ホレイショーが叫んだ。「逃げろ!」
 言われるまでもなく、私たちはベンチの陰から飛び出していた。ろくろ首のように伸びたショゴスの器官がベンチの裏に回り込んだが、獲物が逃げていると知るや、急角度で方向を変え、私たちを追ってきた。
 アタッカーたちがランチャーからフレシェット弾を連射した。IC チップ内蔵の長さ30 ミリのフレシェット弾がショゴスに食い込み、記録されたロジックを実行しながら消滅する。ShogDesTon、ShogUnReS、ShogSprdBudyの3 つのクラスは、ショゴスの肉体を構成する物質の分子間結合を崩壊させ、強力な復元作用を妨害し、救援を求める信号を無効にするはずだ。
 『ダメだ』ホレイショーが呻いた。『効いてない』
 正確に言えば、全く効果がないわけではなかった。フレシェット弾が突き破った傷口は塞がれていないから、ShogUnReS は効いている。ショゴスに限らず、奉仕種族が救援を求める信号を発すると量子的擾乱が生じるため、アラートが上がるはずだが、それも届いていないということは、ShogSprdBudy も正常だ。肝心のShogDesTon の実行が妨害されているか、ロジックが有効に作動していないのだ。
 私とサチが入った入り口の反対側から、3 人の男性が走ってきた。ソード・フォースのアタッカーたちだ。ショゴスの姿を見て足を止め、サングラスを装着すると、一斉にランチャーを抜いた。
 『第3 分隊だ』別の声が言った。『まだ終わらないか。バスが停まって人が降りてきた。何人か公園の方に向かってる』
 「時間を稼いでくれ」私は落ち着こうと努力しながら答えた。「こっちで何とか対応してみる」
 『全員、物理兵器に切り替え』ホレイショーが命じた。『制圧射撃』
 私たちは隣のベンチの陰に逃げ込み、その後ろにソード・フォース隊員たちが展開した。ランチャーの弾倉を入れ替え、ショゴスに向けて一斉に発射する。発射しているのは運動エネルギーによる殺傷を目的とした通常のフレシェット弾だ。狙いは正確で、私たちの方に向かってこようとしていたショゴスの胴体や、触手、伸びた器官に次々に命中している。ただ、これが足止めに過ぎないことは全員がわかっていた。ショゴスの生物学的構造は、地球のそれとは異なる。身体の一部、いや、大部分が損傷しても、生命力を維持し、平気で攻撃してくるのだ。
 「オペレータ」私は急いで呼びかけた。「誰でもいい、分析課のアナリストにつないでくれ」
 『岸です』か細い女性の声が応じた。『状況はモニタしていました。新種ですか』
 「そうらしい」
 『映像を送ってください。一瞬で構いません』
 私はドローンのカメラのフィルタを外し、すぐに戻した。
 「届いたか」
 『来ました。お待ちください。ねえ、これってダニッチ・サンプル群の......』
 分析課の岸サナエは、誰かに話しかけていた。きっと双子の兄だろう。数秒で戻ってきた。
 『お待たせしました。これは新種ではなく、非常に珍しいロング・スリーパー個体です。100 年近く前にこちらに送り込まれていたショゴスパターンで、今世紀に入ってからは実体化の例がありません。ShogDesTon クラスには、過去バージョンも含めて対応ロジックが含まれていないんです』
 「どう対応すればいいんだ?」
 『チャーチの方で出現を予知していたようで、40 分前、ミスカトニック経由でこっちのサーバにパッチソースとパラメータファイルが届いていました。今、PO 課に既存のパッケージへの組み込みとテストを指示したところです』
 「どのセクションに依頼した?」
 『セクションM です。パッチはPython 版とJava 版の両方があって、すぐにメンバーを動員できたのがM しか......』
 「M って、諸見里か」私は訊き返した。「ダメだ。うちのセクションにやらせてくれ」
 『でも......』サナエの声が困惑の響きを帯びた。『マネージャなしで......』
 「わかってる。仕上げは私がやる」私はタブレットを開いた。「いいから、つないでくれ」
 『わかりました。でも、セクションM にも作業を継続させますよ』
 「好きにしろ」
 通信が切り替わるのを待ちながら、私はタブレットを操作し、ビルドツールを起動した。ShogDesTon のオリジナルソースと、パッチソースを表示する。
 『セクションD、リンです』生真面目そうな声が応答した。『チーフ?』
 「そうだ。まだ全員いるか?」
 カズト、ハル、マイカがそれぞれ応じた。私は素早く作業内容を説明した。
 『今、ソース見てるよ』カズトが言った。『すっげえ古くさい書き方だ』
 『例によって変数名を変えちゃダメなのよね』リンが呟いた。
 『わあ、何これ』マイカが呆れたように鼻を鳴らした。『パラメータってCSV だ』
 「全員、オリジナルソースを見ろ」私は命じた。「ShogDesTon の232 行目に、外部クラスからのインジェクションが用意されているから、ここに流し込む。ドライバはリンとカズト。リンはパラメータファイルを読んでパッチに通すクラス、カズトはパッチからの出力をリストに変換するクラス、ハルとマイカは2 人のナビゲータだ。始めろ。急げ」
 タブレット上に2 つのウィンドウが開いた。リンとカズトが入力しているクラスのミラーリングウィンドウだ。
 私が対応を指示している間にも、ソード・フォース隊員たちは、ショゴスの攻撃を防ぐべく、必死の防戦を続けていた。彼らが撃ちまくっているフレシェットは強力で、人間相手なら四肢のどこかに当たれば良くて脱臼、悪ければショック死する、という凶悪な破壊力を持っているが、ショゴスは単細胞生物に似た構造のクリーチャーで、そもそも脳や内臓などの重要器官というものがない。ミラーリングウィンドウにPython のコードが次々に入力されていく最中にも、触手の一本が弾幕をかいくぐって一人のアタッカーの足に巻き付いた。他のアタッカーが素早く射撃を集中し、触手を根元から引きちぎったからよかったものの、タイミングが遅れれば、ショゴスに取り込まれていたかもしれない。
 『あ、待って』マイカが叫び、カズトの入力が一時停止した。『これ、リストじゃなくてタプルにしないと』
 『くそ、早く言えよ』カズトが罵った。『これでいいな』
 「なあ、ちょっと」不意にサチの腕の中で少年がもがいた。「何やってるんだ、離せよ。俺を誘拐しても金なんか出ねえからな」
 「ちょっとだけ我慢して」サチが囁いた。「後でちゃんと説明するから」
 「なんで目を塞いでるんだよ」
 「ちゃんと理由があるんだってば」
 少年はもがくのを止めなかったが、サチは小柄な外見からは想像できない強い把握力で、その反抗を易々と封じ込めていた。
 『まだか』耐えかねたようにホレイショーが訊いてきた。『そろそろ弾が切れる。急がせてくれ』
 「もう少し待ってくれ」
 そう答えたが、部下のPO たちを急かすような真似はしなかった。コーディング中、しかもペアプログラミング態勢のプログラマたちの邪魔をしても、いいことは何もない。それにセクションD のPO たちの力量は把握している。この程度の実装なら、数分もかからないはずだ。
 予想通り、2 分と少しでカズトが、続いてリンが完了を連絡してきた。すかさず私はビルドを実行した。問題は出ない。
 「オペレータ!」私は呼びかけた。「完了した。モジュールをアタッカーにデプロイしてくれ」
 『は......』
 『待て!』別の声が制止した。『QM-3 課の伊藤だ。うちのチェックがまだだ』
 「待っている時間がないことぐらいわかるだろう」
 『せめてセクションM のアップを待って、比較してからでも......』
 『ガタガタ言うな、伊藤!』ホレイショーが怒鳴った。『早くやらないと、心臓をぶち抜くぞ。オペレータ、転送しろ』
 『あんな子供たちの組んだプログラムを信用するなんて......』
 私は唇を噛んだ。モジュールのデプロイにはQM 課の承認が必要なのだ。もう一度、強く言おうとしたとき、落ち着いた女性の声が決着をつけた。
 『オペレーション運用管理室の三輪です。佐藤防衛管理官より許可が出ました。デプロイしてください』
 一も二もなく、オペレータはデプロイ処理を実行した。処理完了と同時に、ホレイショーがランチャーを手に飛び出した。向かってくる触手を回転して避けると、2 メートルの距離で膝立ちになり、フレシェット弾を三連射した。組み上がったばかりのロジックを内蔵したフレシェット弾は、狙い違わずショゴスの胴体にめり込んだ。それまで食らっていた破壊力のあるフレシェット弾とは異なる弱装弾に、ショゴスは戸惑ったように動きを止めた。
 「離れろ!」
 ホレイショーが叫び、アタッカーたちは身体を低くして距離を取った。ロジックが効果を発揮するまで500 ミリ秒はかかる。私は内心の不安を押し殺して、そのときを待った。バグがあるか、実行時例外でも発生すれば、すぐさま抗体ロジックが適用され、この攻撃は失敗になる。新しいバージョンを作っている時間はないだろうから、サーモバリック爆弾による空爆に頼らざるを得ない。その場合、私たちが生存できる確率は、かなり低いものになるし、ショゴスを完全に消滅できる保証もない。ショゴスは熱ではなかなか死なない強靱な生命力を持っている。
 持っているタブレットが小さく震動した。ロジックの実行が完了したのだ。私は1 秒待ってから顔を上げた。少し遅れてサチも目を開いた。少年の視界を閉ざしていた手もどけている。
 すでにショゴスの身体は、細胞レベルで分解され、灰色の塵のようなもやが見えるだけだった。私のチームが組み上げたプログラムが、正常に作動した証拠だ。
 「効いてる」安堵した私は、セクションD のPO たちに伝えた。「よくやった」
 イヤホンからPO たちの歓声が届いた。私はこちらを見ているサチと頷きを交わし、誇らしい思いを共有した。
 伏せていたホレイショーも立ち上がったとき、さらに3 人のソード・フォース隊員が走ってきた。全員がスーツ姿だ。一般人が公園に入り込むのを防いでくれていた第3 分隊だろう。ホレイショーたちは、短い言葉で協議してやるべきリストを優先順位付きで作成し、実行に移した。まず数名の隊員たちが、地面に転がっていたガキどもを担ぎ上げると、弱々しい抗議の声を無視して、どこかに運び去っていった。情報部による訊問を受けた後、記憶消去の措置を受けて放り出されるのだろう。次に残りの隊員が、周囲に飛び散ったショゴスの体液の目立った残滓を、素早くかき集めつつ、別々の方向へ散っていく。完全な後処理は、すでに急行しているはずのクリーナー班が、清掃員にでも偽装して実行するはずだ。最後まで残ったホレイショーは、周囲をざっと確認した後、例の折りたたみ傘を回収して、私たちに片手を挙げて挨拶してから、足早に立ち去っていった。
 「おい、ちょっと!」少年が喚きながら立ち上がった。「あんたら誰なんだよ。さっきのあれは何なんだよ。説明しろよ」
 私は地面に落ちたままになっていた本を拾った。題名は「パターン認識と機械学習の基礎理論」。表紙についた砂埃を払いながら、パラパラとめくってみると、改行の少ない文章と、数式ばかりが目に入った。
 「AI でも作ろうとしてるのか?」
 「どうでもいいだろ」少年は感謝の言葉もなく、本をひったくった。「説明しろよ」
 「私は台場トシオという者だ」私は自己紹介した。「こっちは駒木根サチ。君に用事があって来た」
 「用事? 用事って何だよ」
 私は同僚に顔を向けたが、サチは肩をすくめて一歩下がった。自分の仕事を他人に押しつけるな、と暗に非難しているようだ。私は小さくため息をついた。子供は苦手だ。
 「まず確認だが、君は加々見シュンくんで間違いないね?」
 「え」たちまち少年の顔に警戒が走った。「そうだけど......」
 「去年、IT 企業8 社で開催したU-18 原石発掘プログラミング大会で、3D ライフゲームアプリを作って、グランプリを獲得したんだな」
 「......そうだけど」
 「私はこういう者だ」
 私はID カードを見せた。シュンは顔を近づけ、声に出して所属と職位を読んだ。
 「アーカム・テクノロジー・パートナーズ、横浜ディレクトレート、防衛本部防衛戦術部PO 課セクションD」シュンは訝しげに顔を上げた。「これが何?」
 「君をスカウトに来た」私は言った。「君の才能を最大限に発揮できる仕事だ」

(続)

 この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術や製品の優位性などを主張するものではありません。本文中に登場する技術や製品は実在しないことがあります。

Comment(13)

コメント

匿名

新作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ロコ

新連載待ってました~!

へなちょこ

いやっほい!!新作だーーー!!

mo

新連載嬉しいですねー!
星野アツコさんとかもこれから登場するんでしょうか。
毎週月曜が楽しみになります!!

匿名

新作だー!

おのちん

心待ちにしてました! しばらくの間、月曜日の朝が楽しみになります(๑´ㅂ`๑)

じぇいく

新作ゥ~ホーーーーレイショォーーーーーー!!

この季節にアーカムスタートってことは、クリスマスまでは連載続くんでしょうか。
灰色の月曜日にリーベルカラーの彩り嬉しいです。

alg

新作待ってました!

一般人が公園に入り込むのを防いでいたくれていた

一般人が公園に入り込むのを防いでいてくれていた ?
or
一般人が公園に入り込むのを防いでくれていた ?

リーベルG

algさん、ご指摘ありがとうございます。
「防いでくれていた」です。

きゅういち

新作の掲載、とても嬉しいです。
物理的な力を表現しているのであれば、
小柄な外見からは想像できない強い「把握力」

「腕力」または「握力」
のほうがしっくりくるのですが、意図されている表現であればすいません。
「ホレイショー」と聞くと、私はどうしても「CSIマイアミ」の登場人物をイメージしてしまいます。

匿名

この物語、どこまでいったら終わりなのかなー。
今までは開発が終わったらとか、
事件がいったん決着したとかだったけど、
やっぱボス的なもの倒したりするのかなー。
それとも主人公的な少年(シュンなのかな?)がある程度成長したところで
俺たちの戦いはこれからだ!
的な感じかなー。

毎週楽しみだ。

Dai

・ケチの付き初め -> 付き始め
.
・きゅういちさんのコメントにある 「把握力」
.
時間軸がどうもしっくりきません。
1.「変容するまで、あと10 秒から12 秒といったところ」
この後の以下ステップは12秒以上かかりそう
・ジャマーカードを抜いて側面のスイッチに触れた。      1秒
・パラメータを考えながら、サチに小声で呼びかけた。
 「こいつで時間を稼ぐ。あいつに投げてくれ」        3秒
・1 秒もかかっていない。私はカードをサチに渡した。     2秒
・指でつまむと、・・・一拍おいて・・・投擲する。      3秒
・数メートルを飛び、・・・分解し・・・変化し・・・絡みつく。3秒
・変容速度は目に見えて遅くなった。
・効果は数秒も続かない。
・ホレイショーが呼びかけてきた。
・転がり込んだ・・・突き飛ばした・・・飛び込んだ
・折りたたみ傘を出し・・・開いた。
・ほぼ同時に、サチが投擲したカードが完全に消失した。
・遅れを取り戻すような勢いで変容を再開し始めた。

2.「あと30 秒だけ時間を稼げるか」
・2 秒前に予告してくれ
・ホレイショーが呼びかけてきた。
この2つのイベント間隔は28秒のはずだけど、変容までの12秒+数秒の遅延効果分しか時間は経ってないはずでは?

3.「500 ミリ秒はかかる。」
・私は内心の不安を押し殺して、そのときを待った。
興奮して脳がクロック・アップしてるとしても待つには短すぎる時間では??

k

場合によっては500ミリ秒は意外に長いよ
ボーッと生きてるとわからないけど
集中してると感じられることがある
エンターキー押して本番環境開始するときとかね

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