ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

飛田ショウマの憂鬱 (11)

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 翌週、システム開発課内には、季節の端境期の朝に似た、ぎこちない雰囲気が形成されていた。コートが必要になるのか邪魔になるのか迷うように、課の全員がどのような態度を取るのが正解なのか決めかねていたのだ。その原因は、飛田と長谷部にあった。

 3 月5 日に発生した八十田建設のトラブル時に、長谷部は有効な指示を何一つ出すことができなかった。障害原因の調査、対応方法を指示したのは飛田と野見山であり、長谷部は顧客との連絡係を務めたにすぎない。その一部始終を目撃していた石黒と清水は、開発メンバーたちに、状況を詳しく説明した。おかげでリーダーとしての長谷部の人望は、一気に下落したのだった。

 しかも八十田建設への報告書と、本部長への報告書が土日の間に作成され、7 日の朝一番で両者に提出されたことが知れ渡ると、メンバーたちの感情は嫌悪へと変わったようだ。どちらの報告書も、開発メンバーに回覧されたわけではないが、全ての報告書は文書管理システムに登録されるため、社員であれば閲覧は可能だ。おそらく石黒か清水のどちらかが、気になって閲覧してみたのだろう。

 「ひどいですよ、あれ」やはり報告書を閲覧した野見山も、怒りを隠せないようだった。「全部、篠崎さんのせいにしてるし、裏スケジュールの件まで。長谷部さんに協力するためにやったことなのに」

 「落ち着け」飛田はなだめた。「もう提出してしまったものは仕方がない」

 「飛田さんにも確認してもらう、って言ってたのに」野見山は確認するように訊いた。「結局、何の相談もなかったんですよね。ムカつかないんですか?」

 飛田は顔をしかめた。7 日の朝、首藤課長と長谷部が八十田建設に直行している、と知ったとき、裏切られた、と感じたのは確かだった。戻って来たら、どんな言い訳をされようと、追及してやるつもりでもあった。

 しかし、昼前に帰社した長谷部は、飛田と視線が確かに合ったにもかかわらず、動揺も後悔も表すことなく、曖昧な笑みを浮かべただけで、何事もなかったような顔で自分の席に着いた。その瞬間、飛田は悟った。長谷部は自分の行動を悔やんだりしていないし、信義にもとる行為をしたとも思っていないのだ。

 そのとき、長谷部が浮かべたのと類似の表情を、飛田は過去に何度か見たことがある。いずれもスキル不足を誤魔化そうとした結果の笑いだった。

 たとえば、数日間の研修を受けさせただけの技術者を「経験豊富な上級システムエンジニアです」と臆面もなく言った派遣会社の営業社員の顔に浮かんでいた薄笑いがそれだ。即戦力のはずの技術者がまともに使えたのは、Excel とPowerPoint だけ。Java の実務経験はなく、インターフェースと抽象クラスの違いもわかっていなかった。

 「データベースに詳しい経験豊富なSE」という触れ込みで派遣されてきたデータベースエンジニアの顔にも同じ表情を見た記憶がある。仕事を割り当てられると、詳しいのはAccess の操作方法だけで、DDL もSQL も何も知らないことが判明した。そのエンジニアは、1,400万件のテーブルに全件検索をかけ、結果が返ってこないのをバグだと決めつけて大騒ぎした。

 あるメーカーが発売している人事給与パッケージを導入したとき、外字の登録がうまくいかなかったためサポートに連絡すると「すぐに詳しいサービスエンジニアを送ります」と言われた。駆けつけてきた若いエンジニアは、1 時間もマニュアルを探した後、Linux のコマンドについて飛田に質問してくる始末だった。結局、問題の8 割は飛田が解決したようなものだった。そのエンジニアが終始浮かべていたのも、卑屈な笑いだった。

 以前に、カナが長谷部を表現した言葉を、飛田はふと思い出した。カナは、長谷部の万人受けする笑顔について「世渡りのツールみたいなもの」だと言った。だが、飛田やカナなど、長谷部が信頼している少数の同僚に対しては、別種の笑顔を向けていたはずだった。困ったときに笑顔で誤魔化そうとせず、真剣な顔で協力を求めてきたし、楽しいときには周囲の目を気にせず、大きな口を開けて喉の奥まで見えるような心からの笑い声を上げていた。

 理由はわからないが、どうやら長谷部の信頼関係リストから外れたらしい。飛田はそう考え、自分が少し傷ついているらしいことに気付いた。自覚していた以上に、長谷部のことを数少ない友達だと考えていたのだろうか。

 そのときのことを思い出しながら、飛田は野見山に、というより自分に向かって言った。

 「あの報告書が長谷部の、いや首藤課長にとって、つまりシステム開発課での公式事実だ。俺たちにはどうしようもないし、文句を言っても何も変わらない」

 「飛田さんはそれでいいのかもしれませんけど」野見山は、納得しがたいという顔で呟いた。「開発チームのみんなは、不満なんじゃないですか」

 八十田建設プロジェクトの開発メンバーたちは、長谷部が技術者としては頼りにならないことを最終確認した形だったが、それでもなおかつ、自分たちが長谷部の命令に従わなければならないことには変わりがない。八十田建設からは改善要望が上がり続けていて、必要な対応は続けなければならないので、まだチームが解散するわけではないのだ。

 さらに金曜日に全社員に通知された次年度の組織図が、八十田建設プロジェクト開発チームのメンバーのみならず、システム開発課の全員に困惑をもたらした。長谷部の名前が首藤課長のすぐ下に記述されていたのだ。組織図の記述に明確なルールがあるわけではないが、これまでの慣例では、同期社員が複数いる場合、在籍年数の長い方が上位に配置されていた。その慣例に従うなら、当然、飛田が上位に来るはずだ。首藤課長の意志が働いた結果に違いない、と誰もが思った。近い将来、長谷部に役がつき、首藤課長の右腕として管理をすることになるという意味だ。

 課内に流れるぎこちない雰囲気は、誰もが飛田と長谷部にどう接すればいいのかを決めかねているためだった。開発スキルでいえば長谷部は飛田に遠く及ばない。エンジニアとして経験値を上げるのであれば、長谷部をお飾り管理者として扱い、実務は飛田に指揮してもらうのが確実だ。だが、首藤課長が飛田を毛嫌いしていることは衆目の一致するところだし、どうやら長谷部も上司のひそみに倣うようだ。その飛田を頼りにすれば、首藤課長や長谷部の不興を買うことになるかもしれない。課員の昇進や昇給を決めるのは、課長からの一次評価が大きい。となると、同じように飛田から距離を置いた方がいいのだろうか......

 飛田は、そんな雰囲気に気付いていたが、何も言おうとしなかった。プログラマが最後に頼りにできるのは、他人ではなく、自分自身のスキルでしかない、と思っているからだ。スキルを磨いて、仕事の上で結果を出していくしかない。それに、首藤課長にしても長谷部にしても、実業務では飛田の力が必要なことぐらいわかっているはずだ、という計算もあった。

 一方、長谷部は別の行動を選択した。

 3 月中旬になると、八十田建設関連の修正は落ち着きを見せてきて、開発チームのメンバーも、次第に別の業務をアサインされるようになっていた。野見山も、以前から担当していた通販サイトの機能追加が入って、軸足をそちらに移している。とはいえ、対応しなければならない項目はいくつか残っていたから、飛田は石黒の他2 名と分担して、改修作業を進めていた。

 ある日の午後、ランチから戻ってきた長谷部が、ふらりと石黒のデスクに立ち寄ると、ニコニコ笑いながら話しかけた。

 「どう、調子は?」

 「はあ」石黒は戸惑いながらも笑顔で頷いた。「順調です」

 「そりゃよかった。今、どのあたりやってるんだっけ」

 「えーと、旧システムからの移行データに、新システムで追加した会計システムのフラグをセットするプログラムを......」

 飛田が聞くともなしに聞いていると、理解しているのかいないのか、長谷部は具体的なクラス名などを質問しつつ、石黒の隣の席に座って話を続けていた。石黒も指でモニタを指しながら応じている。

 数分後、飛田が遅めのランチに出るために席を離れたとき、長谷部と石黒はまだ話し込んでいた。時折、小さな笑い声が混じっている。

 

 55 分後に飛田がオフィスに戻ってくると、長谷部はまだ石黒の隣の席に座っていた。会話はずっと続いていたようだ。飛田は眉をひそめながら座り、2 人の会話に聞き耳を立てた。長谷部が八十田建設の担当者の様子を、身振り手振りを交えて面白おかしく話していて、石黒はクスクス笑いながら合いの手を入れている。どうみても実装関係の話をしているようには見えない。

 さらに5 分が経過した。長谷部は自分のスマートフォンを見せながら、楽しそうに誰かの頭髪の濃度をけなしていて、石黒も完全に手を止めて笑っている。飛田はため息をついて立ち上がると呼びかけた。

 「長谷部」

 長谷部は笑いを浮かべたまま顔を上げた。

 「あ?」

 その場で指摘しようとして、飛田は考え直した。

 「ちょっといいか」

 そう言うと、返事も待たずに共有スペースの方へ歩き出す。長谷部が何か言い、石黒が応じて笑い声を上げた。ちらりと振り返ると、長谷部がようやく腰を上げてついて来るのが見えた。

 共有スペースはロッカーの近くに、いくつか置かれている4 人掛けのテーブルだ。各自のデスクの上だと、ドキュメントなどが広げづらいので、短時間の打ち合わせで利用される。複合機やキャビネットが間にあるので、大声を出さなければ、会話が聞かれることもない。

 飛田はテーブルの1 つに腰を下ろすと、長谷部が座るのを待って小声で言った。

 「どういうつもりだ」

 「あ?」長谷部の顔にはまだ笑みが浮かんでいる。「何が?」

 「石黒と、1 時間以上話してたじゃないか。業務に関係ないことを」

 「それがどうした。別に仕事中は私語禁止ってわけじゃないだろうが」

 「今、しなきゃいけない話なのか? 1 分や2 分ならともかく、1 時間も雑談って、ちょっと度を過ぎているだろう。石黒には、明日の昼までという期限で修正を頼んでるんだ。チームリーダー自ら、その時間をムダにして......」

 「おい、ちょっと待てよ」長谷部の顔からようやく笑みが消えた。「ムダな時間ってことはないだろう。ずっと仕事ばかりじゃ息が詰まるじゃないか。他愛のない雑談でリラックスさせてやってるんだよ。チームメンバーのメンタル面のケアも、リーダーの大切な仕事だからな」

 「メンタル面のケアね。早く仕事を終わらせて、早く退社させてやれば、好きなだけリラックスできるじゃないか」

 「あのな。お前はソースを眺めてれば、脳内に幸福物質がいっぱい分泌されるのかもしれんが、他の奴らはそうとは限らないんだよ。仕事だから、仕方なくやってるって奴もいる。そういう奴らに、お前が次から次へと休む間もなく仕事を押しつけていったら、そのうちパンクするだろうが」

 「だからお前が息抜きさせてやってる。そう言いたいのか?」

 「そうだよ。リーダーとしては、もっとグローバルな視点で課全体を見る必要があるからな」長谷部は挑戦的な口調で答えた。「お前にはそういうことはできないよな。技術的なスキルがあるかどうかだけで、人を判断する奴だからな」

 飛田はまじまじと長谷部の顔を見つめた。長谷部はその視線を正面から受け止めて続けた。

 「だいたいお前、少しでも部下の負担ってものを考えたことあるのか。そりゃあ、八十田の開発中みたいにカットオーバー前で、スケジュールが逼迫してる時期なら、多少無理をしてでもやってもらわなきゃならんのはわかる。でも、もう一段落しただろう。少し緩めに仕事させてやるべきだろうが。それなのに、まるで仕事に切れ目を作ることが重大犯罪みたいに、次から次へと担当を振ってるじゃないか。あれじゃあ、勉強する時間もないぞ」

 「確かにそれはそうかもしれん」飛田は認めた。「だが、石黒ぐらいの時期に、きちんと経験を積んでおけば、技術者としての基礎部分がしっかり固まるんだ。それは大きな財産になるんだよ。そういうことも考えて、いろんなパターンの実装を経験できるようにアサインしてる。石黒には効率的なデータ取得、更新のために、ストアドを使うように言ってある。清水にはWeb サービスの経験がないから、SOAP の......」

 「おいおい。うちの会社の方針を忘れてないか? 今後、実装はできるだけ外に出していく方針だ。お前が言っているような知識なんか、ムダになるだろうが。それより、対人折衝技術とか要件定義技術を学習しておいた方がいい」

 「実装技術が未熟な奴に、まともな要件定義なんぞできるものか」

 「八十田建設プロジェクトじゃ、オレと課長で要件定義したんだぞ」

 「そのせいで」飛田は指摘した。「いくつか仕様洩れがあったな。資材マスタの主キーの件とか」

 長谷部の顔が紅潮した。低い声がその口から漏れる。

 「誰がやっても同じ結果だったさ」長谷部は飛田を睨んだ。「それとも、お前が要件定義に参加していたら、事前に発覚していたとでも言いたいのかよ」

 「そうは言わない」飛田は落ち着いて答えた。「だが、もっと早い段階で見つけられただろうとは思う。受入テストの2 日前じゃなくてな」

 長谷部は顔を逸らした。

 「長谷部」飛田は口調を仕事モードから、プライベートモードに変えた。「お前、どうしたんだ? 俺は別にお前の敵じゃないんだぞ。お前が営業に戻るんじゃなくて、開発の方で上を目指したいなら協力してやる......」

 「大きなお世話だ!」

 長谷部の声は、怒鳴り声に分類できるぐらいに大きく、何人かの社員が顔を上げた。

 「オレはお前の力を借りないと何もできないってのかよ」やや声を落とした長谷部は、ギラギラと光る目で飛田を見た。「優秀な飛田様が、上から目線でオレを指導してくださるってわけか」

 「おい、長谷部......」

 「オレはお前の力なんか借りなくても係長になってやるよ。課長が約束してくれたんだからな。早ければ来年度の下期、遅くても1年後だ」

 飛田はため息をついた。

 「首藤課長の魂胆がわからないのか。首藤課長はお前を自分の手駒にしたいだけなんだ。飼い殺しにされるぞ。何か問題が発生したら、お前に責任を押しつけて切り捨てるに決まってる。篠崎さんに責任を押しつけたみたいにな」

 「はは」長谷部は嘲笑した。「何を根拠のない妄想をほざいてるんだよ。篠崎さんの件は事実じゃないか。例のインポートプログラム、最後に修正したのは篠崎さんだ」

 「例外をスルーするように修正したのは、お前の指示だろう」

 「記憶にないな」長谷部はフンと鼻を鳴らした。「誰がそんなことを言ったんだ?」

 反射的に石黒の名前を口にしようとして、危ういところで飛田は言葉を噛み殺した。内密にする、と石黒に約束したことを思い出したのだ。言えば、後で石黒が長谷部に責められるかもしれない。

 「いや、それは勘違いだったかもしれない」飛田は誤魔化した。「だが、篠崎さんが、そんな初歩的なミスをするとは思えない」

 長谷部は、どうでもいい、というように首を振った。

 「とにかく、オレはオレのやり方で、部下を指導育成していくよ」長谷部は立ち上がった。「それをとやかく言うな。わかったな」

 自分の席に戻っていく長谷部を、飛田は無言で見送った。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 その日を境に、長谷部は自らの指導方法を公然と実行し始めた。開発メンバーの誰かが仕事をしている隣に座り、まず業務について簡単な質問をした後、ついでのように雑談に移行する。そして小一時間ほど歓談した後、親しげに相手の肩を叩いて離れていくのだった。

 全ての会話が飛田の耳に入っていたわけではないが、長谷部の話題は多岐にわたり、会話する相手の好むものばかりだった。サッカー好きのメンバーに対しては、リーガ・エスパニョーラの試合の録画を貸そうか、という話から入って感謝を引き出す。アニメおたくのメンバーに対しては、声優のサイン色紙をもらえるツテがある、と興味を惹く。彼女と別れたばかりだというメンバーには、営業時代のネットワークを駆使して合コンを設定してやる。映画好きのメンバーには、どこからか新作映画の完成披露試写会のチケットを入手してきてやっていた。

 飛田から見れば、露骨なご機嫌取り以外の何ものでもない行為を、長谷部は実に自然な態度でこなしていたから、最初のうちは距離を置いていたメンバーたちも、次第に長谷部と打ち解けるようになっていった。相変わらず、実装関係では飛田や野見山が頼りにされていたが、それ以外の時間では、長谷部の人気が着実に上昇していくのはグラフ化できるぐらい明らかだった。

 「あそこまで露骨だと」リフレッシュルームで野見山が言った。「逆に感心しますね。飛田さんも、少しはメンバーと話ぐらいすればいいのに」

 「リファクタリングやデザインパターンのことなら、よく話してる」

 「いや技術論じゃなくて」

 「会社で、それ以外何を話すんだ」

 「何でもいいんですよ。スープカレーは、ライスをカレーに入れるのか、カレーをライスにかけるのか、どっちだ、とか」

 「興味ないな」

 野見山は、これだもんなあ、と天井を見上げた。

 「このままだと、本当に長谷部さんが係長か何かになっちゃいますよ」

 「だからどうした?」

 「ぼくは、飛田さんが開発課を指揮するべきだと思うんですけどね」

 冗談を言っているのか、と飛田は野見山の顔を覗き込んだが、至って真面目な表情がそこにあった。

 「技術面では、実質的に飛田さんが開発を指揮しているじゃないですか。課長や長谷部さんの指示で、という建前ですけど。それを公然と実行することができるんですよ」

 「......」

 「逆に長谷部さんが名実共に権力を握ったら、もうシステム開発課は終わりですよ。自分がリーダーシップを取れない実装は、たぶん全部外注になりますね。で、ぼくたちは、めでたく失業ってわけです」

 「......」

 「まあいいです」野見山は諦めたように肩をすくめた。「もう少し様子を見ることにしましょう。でも、ぼくが言ったことは憶えておいてくださいよ。ところで、明日の打ち上げは参加するんですよね」

 明日、3 月25 日は、延び延びになっていた、八十田建設プロジェクトの打ち上げが行われる予定だった。

 「行く。篠崎さんも来るしな」

 「まあ、どうせ首藤課長と長谷部さんが仕切って楽しく盛り上がるんでしょうから、我々は片隅で、久しぶりにエルロンド会議でもやってましょうよ。乾杯だけで帰るのはなしですよ」

 飛田は苦笑した。飛田は、アルコールに弱いわけではないが、飲み会などは雰囲気があまり好きではないので、乾杯だけで帰ってしまうことが多い。

 「わかったよ」

 翌日、飛田はこの約束を後悔することになった。

(続)

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 飛田くんが登場する「レッドビーシュリンプの憂鬱(罪と罰:改題)」の特設ページが、ツギクルに作成されました。カバーイラストや、主要登場人物のイラストが見られます。

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 大勢の方に書評を書いていただいています。ありがとうございました。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 漫画版「Press Enter■」オペレーション☆ひいらぎの第3話、公開中です。

 谷少尉とブラウンアイズが活躍しています。

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Comment(54)

コメント

age

長谷部氏…

匿名

しまいには野見山くんに呼び捨てにされる長谷部ェ……

fanaby

長谷部ェ…
悪いのは上とわかっていても、これは失望につながっても仕方ない。
豹変の原因が気になるところですが…カナちゃんも一枚噛んでるんでしょうかね。

書籍の登場人物紹介のイラストで
飛田ちゃんのイメージががらっと変わってしまいましたw
好青年!
堅物なキャラ設定から結構年配(30代後半くらい)かと勝手に思ってましたが、
設定的にはもっと若いはずでしたね。

匿名

ほうぼうに行って仕事をしていて感じる事がそのまま出てますね。
部長の態度を課長が真似て、それをそのまま受け手子飼いの平社員がやるというのは結構あります。
首藤課長の態度が、部長とかだと割とあり得るのかなと思わなくも無い。
課長は実務トップですから仕事も出来ないと成り立ちませんので問題は出てきます。
比較的規模の小さいものだとありなのかもしれませんがシステムだと金額が大きいですからね。

いくら話が合うからといって仕事ができない人の人気が上がっていくなんてこと、ないと思うんだけどなぁぁぁ。。。

リーベルG

匿名さん、どうも。
呼び捨てなのは間違いでした。

匿名

それにしても首藤も長谷部も、
これで「仕事ができている」なんて考えているのか? 理解できん。

匿名

首藤も長谷部も優秀でしょ。組織として成果をあげるためにプログラマを駒として使う仕組みを構築しようとしてるんだから
飛田が組織に対して無責任すぎるからこんなことになる
現状を維持したい派と改革したい派の争い、罪と罰のアンチテーゼになってる

匿名

長谷部くんコメント欄にまで出てくるくらい劣等感すごいのね…

匿名

「しようとしてる」って、そりゃ、踊るだけなら誰だって踊れるよ。
「プログラマを駒として使う」って、だから当初は実装を外注するはずだった。
が、結果は、提示した条件ではどこも引き受けてくれず、社内のプログラマに泣きついたわけだ。
この時点で、首藤も長谷部も、舞台から転がり落ちてるんだよ。
無責任? 机上の空論なんぞ、相手にしてられるか。

「罪と罰」でも、やたらと淵上氏を持ち上げるヤツがいたがね。
もしかして貴方、ふっちーLoveさん?

育野

何についての後悔なのかが気になる.

例えば,全責任を押し付けた挙句,無茶なスケジュールに対応したプログラマを小馬鹿にするような物言いを
首藤/長谷部がしたとして,ブン殴るってクビになるなり見切りをつけて辞めるなりなら(前々回時点での予想),
本人はそれなりに納得できるからさほど後悔にはつながらない気がする.

長谷部氏が周囲を感情的に取り込んでいる描写がカギだとすると,かなり後味悪い結末になるんだろうなぁ.
#フラジャイル(コミック)での放射線科の顛末のイメージ

匿名

飛田が現状を維持したい派ってのも意味不明だね。
飛田は、長谷部が開発でキャリアを積みたいなら協力する、と申し出ているじゃないか。


野見山も言っているが、飛田が本気になったら、
首藤や長谷部の席は吹っ飛ぶよ。
飛田のため、会社のためを思えば、そうするべきだったんだろうけどね。

匿名

開発内部の問題としているけどIT企業の問題とは捉えられないのでしょうか?
課長をよしとする上役や役員などがいるからそうなっているのであって本質に飛田個人は関わりが無さそうです。
大枠は日本の中のIT村の中小企業が大手SI企業を真似て失敗してるというもの。

経営者=技術者な欧米のITベンチャの存在を目の当たりにすると部長が技術者で無くて良いという罪と罰の表現も微妙だなと個人的には思う位で、大手SI企業=成功なのかという未来視点の考察が皆無なのは何故なのか疑問に感じます。

匿名

そういうことは、読んでる人が好きにすればいいんじゃない。
ビジネス論がやりたいのなら、そういうところに行けば。
山に登って、クジラがいないって文句をたれてるみたいですよ。

pko

(2017/01/25 20:52)の人じゃないけど。

IT企業の問題が明確に題材の一つとして書かれた小説なのにビジネス論がクジラってのは的外れじゃない? 鹿とかたぬきとか熊とか猿くらいの存在感があると思う。いや、山にいる動物あんまり知らないけど。
そもそも上のコメントってビジネス論なの? どちらかというと小説のテーマを絡めた感想のように見える。あるいは誰かのコメントに対するレスかな。実際何に対してのコメントなのかよくわからない部分はあるけど、そんな嫌味なコメントぶつけられるような内容ではないと思う。

匿名

ハウスメーカーと大工さんで考えるとわかりやすいかなあ
これまで内製もしてたハウスメーカーが顧客折衝/設計に注力して
大工さんは外注にシフトするというのは別におかしくない気がします。
私には飛田氏の方が社会人として考える部分があると思えます。
社の方針に逆らって、不要な教育を後輩にするような社員は不要でしょう。
社は職人不要と言っているわけだから、社の方針に従えないなら去るしかないでしょう。
後輩を巻き添えにする行動は、もっての他かと思います。

2017/01/25 22:48

だから、そういうのは自分一人でやればいいんだよ。


もともと、以前の作品に出てきた登場人物を主役に据えたスピンオフだ。
結末は最初からわかっている。


「未来視点の考察が皆無なのは何故なのか」なんて、
作者殿がそもそもそんなものを思考しているのかどうかも不明だ。
国語の設問で「この箇所を書いた作者の気持ちを述べよ」のようなもんだよ。

匿名

>大工さんは外注にシフトするというのは別におかしくない気がします。


外注することそのものは、おかしくないですよ。
問題は、その外注に失敗してるってことです。


>社の方針に従えないなら去るしかないでしょう。


その方針通りに進められないのは、誰の責任なんでしょうか。
方針通りに進められず、社内のプログラマに泣きつき、穴埋めが行われた。
当然、当初の方針通りにはいきませんでした。
では「方針通りに進められなかった責任」は、プログラマが負うべきなのでしょうか?

匿名

>方針通りに進められず、社内のプログラマに泣きつき、穴埋めが行われた。
『内製』から『外注』にシフトするのは容易ではないでしょう。
方針変更の黎明期にノウハウがなく失敗してしまうのは責めるべきところでしょうか?

社の方針変更を知ったならば『協力しよう』とするのが、サラリーマンのあるべき姿だと思います。
泣きつき、という表現がありますが、むしろ積極的にフォローするのが普通だと思います。
確かに飛田氏は長谷部氏をフォローしましたが、『社に協力しよう』という意図がないのは問題です。
フリーのエンジニアではないのですから。

>では「方針通りに進められなかった責任」は、プログラマが負うべきなのでしょうか?
嫌な言い方になりますが、『経営方針に従順な期待の社員』と『改善の様子が見えない問題社員』『すでに立ち去った批判的な外注』では、どちらを擁護すべきでしょうか。
証拠もないのなら、前者を擁護するのは当然かと思います。
損害賠償を請求するわけでもないでしょうから。
(篠崎氏も『長谷部氏指示により・・・』とコメントぐらいしておけば
良かったのに、、、とは思いますが)
飛田氏が方針に従順であれば、このような結末にはならなかったと思います。

匿名

>方針変更の黎明期にノウハウがなく失敗してしまうのは責めるべきところでしょうか?


当然、責めるべきです。どうしてそれがスルーできるのですか?
何故失敗したのか、真摯に反省してこそ、次の機会に生かせるのです。
さて、首藤や長谷部は、次の機会をうかがうにふさわしい振る舞いを、ひとつでもしたでしょうか。


>飛田氏が方針に従順であれば、このような結末にはならなかったと思います。


従順というのは、
外注に時間を掛けたあげく失敗して、
しかし、プロジェクトはマニュアル通りにやれ、
しかも外注獲得失敗以前のスケジュール通りにやれ、
という命令に従うことですか?
たしか、残業なんかの手当てにも、縛りがありませんでしたっけ?


>嫌な言い方になりますが、『経営方針に従順な期待の社員』と『改善の様子が見えない問題社員』『すでに立ち去った批判的な外注』では、どちらを擁護すべきでしょうか。


私にいわせれば、「経営方針」(というか首藤の方針)そのものがぐだぐだな時点で、
首藤も長谷部も、舞台から転がり落ちています。
「方針」とやらがぐだぐだなのをスルーしているのは、何故ですか?


上司がどんなにボンクラであっても、それを責めてはならない、
というのであれば、そもそも議論になりませんね。

匿名

>(篠崎氏も『長谷部氏指示により・・・』とコメントぐらいしておけば
>良かったのに、、、とは思いますが)


長谷部なら、
「俺の指示じゃない、お客様の指示だ。理由なんか明記するな、お客様に迷惑だ」
で、闇に葬るのに一票。

匿名

ハウスメーカーと違うのは、IT企業で要求分析や設計やるような人材がなんの知識もない素人であることがなぜか許されているところだけどね。
この小説読んでればわかるだろうけど、首藤も長谷部も知識ないでしょ?しかもプログラマの指摘には耳も貸さない。素人なのに。そんでその段階のバグが実装段階に大きな障害となって表れたわけ。
ハウスメーカーが素人に設計任せて作られた家が倒壊したあと大工のせいにされました。大工は散々設計に文句を言ってきていました。大工が方針に従順であればこのような結末にはならなかったと思います。これのどこに正当性があるのよ。大工が方針に従順だったら家は倒壊しないの?
倒壊しても責任は被らないというなら、会社が傾こうが客がゴミを手にしてどうなろうが俺の身さえ無事で給料がもらえるならそれでいい、という保身の哲学に従えと言っているようにしか見えない。それが"サラリーマンのあるべき姿"なの?
唯一同意するのは、方針に従えないなら去るべき、というところかな。泥船なんか乗っててもしょうがないし、飛田くんならすぐ再就職先見つかるだろうに(てか見つかっていることを知っているけど)。このプロジェクトの途中くらいから転職考えてもおかしくないんだけど、その辺の心理描写がないからいまいちどう考えてるのかわからない。もうちょっと後になると何考えてるのかわかるかなと思って期待して待ってる。

匿名

>嫌な言い方になりますが、『経営方針に従順な期待の社員』と『改善の様子が見えない問題社員』『すでに立ち去った批判的な外注』では、どちらを擁護すべきでしょうか。


3つとも、首藤の主観に過ぎないよね。

匿名

ここまでのストーリーの中で須藤が優秀とか期待のって形容される部分って?

役職付きがまともに利益や実績あげられなくてもイエスマンなら優秀ですかね。

行き倒れ

そもそもシグマって、どのくらいの企業規模なんでしょうね?

下請けが「下請け」であることをやめて、
実装社外って構造を目指すのだとすると、
何この会社wwwww
って、社会的位置からしても思いますよ。
下請けって、
外出しできるくらい予算もらえてるんでしょうか?

そこまで含めた上での
作者からのリアリティあるフィクションの
提示だと思います。
中堅ソフトウェア会社でも、
その「丸投げ」構造が幅を効かせ始めてるっていう。

そして、その先のアンチテーゼとして、
イニシアティブなり五十嵐さんがいるっていう(笑)

2017/01/25 20:52

”本来はビジネスであるはずが”ITの特に受託開発についてですが、社内政治、受発注上の上下関係のみに注力している現状があるのではないかと。
会社の方針に従えないなら飛田が去ればいいだけというのは間違いではないですが、そもそもその方針が上手くいくのかの考察を踏まえて投稿した方が良いのではないかとも思います。
小説内は作者の都合で方向性は変わるのですけれど首藤課長や長谷部側に立つ人は彼らがプロジェクトなり部署や企業にどういう利益がありその結果としてどのように運営していくかが明示出来るのでしょうか。
政治決着の後の事を考えて政局を作っているのならともかくそうでないなら管理する側は向いていないのかなと思います。
プロマネ視点とか仰られる方々はどれほどの考えがあるのか疑問です、あるようでしたらすみません。

匿名

これ以上無いくらい、首藤や長谷川が無能なおかげで、
コメント欄がさっぱり盛り上がりませんでしたが、
ここに来て大量ですね。
それにしても、ボンクラコンビを支持する方々が、
何故、連中の肩を持つのか、その理由がさっぱりわかりません。


というか「飛田が従順だったらよかった」ってのは、
まさに首藤の頭の中にあることなんでしょうね。

匿名

> 当然、責めるべきです。どうしてそれがスルーできるのですか?
誰を責めるのでしょうか?
もし責めるとしたら、その方針を決めた経営陣を責めるべきです。
首藤氏、長谷部氏を槍玉にあげてますが、
「首藤氏の評判は、上層部に悪くない」
ということを思い返すべきではないでしょうか。
首藤氏、長谷部氏は手足です。
方針に不満が明日なら経営陣に言うべきでしょう。
言えないなら、スルーするか社から去るかどちらかでしょう。
「殴りやすい」首藤氏や長谷部氏を責めるのは筋違いです。

>従順というのは。。。
その通りです。
嫌なら会社を辞めて、技術一本で食べていきなさい。
その技術がないなら、黙りなさい。

>私にいわせれば、「経営方針」(というか首藤の方針)そのものがぐだぐだな時点で、
経営方針を語れる技術者は稀有だと思いますよ。
私も含めて普通の技術者に許される選択は
・経営陣に物申す
・ダメなら辞める
これだけだと思います。

>次の機会をうかがうにふさわしい振る舞いを、ひとつでもしたでしょうか。
してない、という描写はありましたか?
私が長谷部氏の立場なら、
『前回はむちゃくちゃな条件を要請して申し訳ありませんでした。
不勉強で申し訳ないですが、どのような条件であれば妥当でしたか?』
ぐらいはしますよ。
その結果が飛田氏の意見と同じだったとしても、飛田氏の意見を鵜吞みにするよりは他社の視点を知り、次回に生かします。
飛田氏の職人(良くも悪くも)視点では、こういった点には気づかないのではないでしょうか。

>長谷部なら、
>「俺の指示じゃない、お客様の指示だ。理由なんか明記するな、お客様に迷惑だ」
>で、闇に葬るのに一票
長谷部氏がコミットしたソースに目を通して、このようなコメントが出来ますか?
出来ないと思いますよ。
仮にできたとしても一度でもコミットしてしまえば。。。と思います。
その後、訂正指示が長谷部氏から出ても履歴には残るでしょう。

>IT企業で要求分析や設計やるような人材がなんの知識もない素人であることがなぜか許されているところだけどね。
>この小説読んでればわかるだろうけど、首藤も長谷部も知識ないでしょ?
これは、その通りだと思います。
IT業界が黎明期から脱していないところに、建設業界のゼネコン構造が妙にフィットしてしまったのは笑えない喜劇だと思います。
建築学科を出た建築士が大工を不要とする
ように
情報学科を出た情報士がプログラマーを不要とする
業界になれば、ある意味で業界が成熟したといえるのかもしれません。

>3つとも、首藤の主観に過ぎないよね。
その通りです。
私は「首藤氏の評判は、上層部に悪くない」だけを論拠にしてます。

>その方針が上手くいくのかの考察を踏まえて
それを考えるのは技術者の仕事ではありません。
技術者の選択は先に述べたとおりです。
それを超越したいなら
・経営者を説き伏せる
・自分が経営者になる(出世/独立)
の二択です。


>コメント欄がさっぱり盛り上がりませんでしたが、
>ここに来て大量ですね。
すいません。
こんなに盛り上がると思いませんでした。
ただ、好き嫌いや自分がそのように生きるかどうか別として
首藤氏、長谷部氏は『サラリーマンとして普通』と感じたのです。

不快な思いをされた方にはお詫び申し上げます。

匿名

>私は「首藤氏の評判は、上層部に悪くない」だけを論拠にしてます。


つまり、連載における首藤の描写を承知の上で、
棚に上げるってことですよね。
何の意味があるんですか? それ??
首藤と長谷部のザマから、一所懸命目を逸らしてるようにしか見えません。


>私も含めて普通の技術者に許される選択は
>・経営陣に物申す
>・ダメなら辞める


チームのメンバーが、チーム内のことを、
職 位 を 棚 に 上 げ て
議論し合う、という選択肢はないのでしょうか。
一介のの技術者に経営者に意見しろってことは、
課長なんて必要ないってことですよね。


>>次の機会をうかがうにふさわしい振る舞いを、ひとつでもしたでしょうか。
>してない、という描写はありましたか?


「飛田ショウマの憂鬱 (5)」を読み返すことをお勧めします。
外注が取れなかったことは居直ってスルー。
スケジュールは、ただ単に詰めて部下にしわ寄せしただけ。
これが管理職の仕事なんですか?
納期を間に合わせるために、直接開発に関係の無い事項を後回しにしたら、
長谷部はそれを首藤にたれ込み。
これで、首藤や長谷部を「みっともない」と判断できないようじゃ、
アナタ、本当にアタマがおかしいですよ。


>不快な思いをされた方にはお詫び申し上げます。


不快と言うよりも、気色悪いですね。

スープ

ライスをスプーンですくって
カレーにくぐらせて
口の中に突っ込む

これが一番

匿名

責任は経営者が取ってくれる。
プログラマは粉骨砕身、どんな尻ぬぐいにも応じてくれる。
首藤さん、長谷部さんって、もしかして、
会長職や社長職よりもエライのでは??????

村田

首藤は会社の上層部からの評判がいい。
首藤や長谷部はシステム開発は素人。
でも首藤や長谷部は飛田(やその後輩)の意見に耳を貸さない。
飛田が首藤に歩み寄っていくのは、飛田の性格的に不可能。

この時点で、飛田にとっては討ち死に確定だよね。
それこそ箕輪さんや村瀬さんが間に入ってたら劇的に状況は良くなっただろうに

匿名

一般企業だと従うか去るかではなく異動願いを出すですよね
IT企業の特殊性というか異常なところではないかと
首藤課長や長谷部は問題ですよやはり
技術バカを上手く上流に誘導する指導力を発揮すべきだとは思えませんか?
従順でない人間を上手く取り込めなければ管理職はつとまらないですよ
だから以前は中間管理職はストレスで胃がなどという表現が多かったのだと
ストレス無さそうですよね首藤課長や長谷部

匿名

首藤擁護の人、これは荒しですよね。
連載中の描写を無視して、たった一カ所出てきただけの設定が擁護の論拠だなんて、
擁護そのものを目的としているとしか思えません。


飛田のプロジェクト推進に対する意見を拒否する首藤をスルーするくせに、
方針に文句があるなら首藤をとばして経営に言えって、ダブルスタンダードもいいところです。
一生懸命擁護している首藤が、必要ない人材だっていう証明ですよ。

匿名

須藤というキャラクターについて話しているのでなく、
須藤というキャラクターとして話をしている。

つまるところ作中須藤が非を認めていない限りは擁護者須藤も非を認めることはない。
三者視点で須藤の行いに非があると言っても、須藤の視点では自己のための行動である以上
それは是なんですよね。

文左衛門

次回の展開
1.篠崎さんは課長以下の策略でドタキャンさせられる
2.長谷部がカナと結婚することになって「やっぱ職場で安定した出世は必要ですよね~」とラブラブ光線垂れ流しまくり
3.カナからかなりきつい引導を飛田が浴びせられ、飛田が会社上層部からも吊し上げを喰らう
4.飛田は仕事を外される。

翌週にとんでもないバグが発生して緊急に飛田が呼び戻されるも、対応した後の態度で須藤に辞表を叩き付けて長谷部に見栄切ってカナを鼻で笑って退場、かな。その時点ではイニシアチブの事は知っていたと。

ひstatic

staticおじさん、相変わらず進化してない。

>「インターフェース」「抽象クラス」「デザインパターン」ってオブジェクト指向の中でも高度な知識が要求される言葉が出てきます。ほんとうに実際の開発の現場で有効に役に立ってるのでしょうか?

高度(笑)。基礎でしょ。
きっといまだに「インターフェース」「抽象クラス」の区別がついてないんでしょうね。

> 開発ツールやフレームワーク自体の開発を行うならば、そのようなフレームワーク技術は役に立つでしょう。しかし、建設会社向けのアプリケーションの開発でフレームワーク技術が有効に活用されるとは思えません。

業種は関係ないよね。どんな業種・業界向けアプリでも有効なときは有効。
「有効に活用されるとは思えません。」ってのはstaticおじさんのレベルでは使いこなせませんって意味だよね。

>ファイルの読み込みのカスタマイズに使っていると記載されている。ある程度の効果は期待できますが、何もそのようなものを作らなくても既存のファイルアクセスライブラリで十分よ!という人もいるわけで、このパターンを活用するかどうかは開発者の趣味に依存するとことが大かと思います。

staticおじさんは本当に自分でクラスを作ったことがないらしいですね。
サンデープログラマの域を脱してないということですね。
staticおじさんの会社の人達が気の毒でたまりませんわ。

>Iteratorパターンの説明読んでもさっぱりわからんので、ちょっと勉強してみました。

Iteratorパターンを使うかどうかはともかく、理解できないって人は始めてみた。
デザパタでも簡単な方でしょ。これが理解できないって...

>何も配列に関する処理を複数のクラスに分散させて、さらにインスタンスの引渡しを一見してわからなくするようなデザインが実践で役に立つとは思えませんが・・・
>皆さん何やってるかわからんからデザパタってすごいって思っちゃってるんでしょうか?

staticおじさん。もう一度聞くけど本当に何やってるかわからんのですか?
何やってるかわからんのに、どうして”使えない”なんて言えるんでしょうかね。

>「飛田ショウマの憂鬱」を呼んで、俺はデザインパターンがわからないからダメだあ~なんて悲観することはないです。また時間をかけてデザインパターンを読み解く必要もないと思います。それよりはもっと実践で役に立つ勉強に時間を割り当てたほうがいいですよ。

結局staticおじさんの思考は変わってないですね。
”自分が理解できんもんは使えないものだ。”
”間違っても自分が人より理解度が劣っているとは認めたくない”
”だから使えないと主張する”
まともな人ならあきれるだけでしょうが、一万人に一人ぐらいはだまされて感心してくれる人がいるかもしれない。例のohfujiとかいう人みたいに。そういう人と低レベルの会話をすることで自分はすごい技術者であると自己満足している。
哀れでならない。

デザパタの全てが実業務に役に立つとは思わないが
事務系アプリを作るときでも有用なパターンはたくさんある。
また勉強することで知識が増えて応用力につながる。
そういう利点を無視して”何やってるかわからんからデザパタってすごい”などと揶揄してますね。

もう一度言う。哀れでならない。
あえて言おう。○スであると。

リーベルGさん。罪と罰の書籍化は楽しみだけど、高慢と偏見も書籍化してください。
staticおじさんという偉大な反面教師のことを忘れないためにもお願いします。

ひstatic

ここに書いている理由は、どうせあっちのブログにコメントしても即効で消されてしまうからね。
それはともかくstaticおじさんのブログはスマホだと見づらい。
20年前の”ほめぱげ”レベルですね。

ひstatic

ohfujiさんのブログにもお知らせしたけど、速攻で消されました
都合の悪いことはなかったことにする
staticおじさんと同類でした

育野

コメントへの単なる感想です.

匿名 さん(2017/01/26 22:41)
>> 当然、責めるべきです。どうしてそれがスルーできるのですか?
>誰を責めるのでしょうか?
>もし責めるとしたら、その方針を決めた経営陣を責めるべきです。
>首藤氏、長谷部氏を槍玉にあげてますが、
>「首藤氏の評判は、上層部に悪くない」
>ということを思い返すべきではないでしょうか。

ここを読んでアフター0(作・岡崎二郎のコミック)にあったエピソードを思い出しました.
#なんだか最近マンガしか読んでないのをバラしてる気分

対人スキルにだけ長けた人物が,順調に出世を続けて社長にまで上りつめるも
同業他社との競争にあっけなく敗れてその会社を潰してしまうというものです.
作中では,仕事をこなす能力ではなく,対人スキルが出世の評価基準となる様を
同種内でのモテにしか関わらないヘラジカの角の大きさ競争になぞらえています.
角ばかり大きくなって体力等の危機回避能力が不足した群が外敵に捕食されて滅ぶ様子に.

もう一度引用しますが,
>「首藤氏の評判は、上層部に悪くない」
これをもって本作における首藤氏・長谷部氏の行状を正当化する匿名さんの考え方は
私には非常に趣深いです.

ひstatic

staticおじさんのブログのコメントもあっさり削除された
予想はしてたけどね

匿名

作品を読んだ上で、首藤や長谷部を擁護する意見をひねり出してくるのであれば、
私も興味深いと思い、当初は絡んできました。
ところが、そういうのが一切無くて、
擁護の根拠は、何の描写も無い設定ひとつだけ。
これじゃ、擁護そのものを意図していると判断するしかない。
結局、荒しと認定しましたが、あの後は出てきませんね。


それなりに見るパターンだと思うんです。
相手に下駄(責任)を預けるが、放り投げるという選択は許さない。
こう言うのって、弁証法とかで
パターンに名称がついてたりしないのでしょうか。
「経営に受けがいいと言うことからして首藤は正しい。
さあ、私を言い負かしてみせたまえ」
「アキレスと亀」で、亀に首藤を擬そうとしている、というのは上手くないかな。

匿名

日本特有の事象なので海外の例は無いのではないかと
中国や韓国ではあったかもしれないですが現在もそうであるのかは疑問です
北朝鮮はそうだとは思いますが

匿名

2017/01/24 10:19のコメントしたけど、論点が違う。この小説の楽しみ方としてプログラマ視点で見るだけじゃなくて、中堅ソフトハウスの経営陣の視点で見ると二倍楽しめる
中堅ソフトハウスは業績を上げようとすると元請けになってより上流工程にシフトするか、自社ソフトを売るかの選択になる。
その状況でスキルが低く人間性にも問題があるが会社の業績を上げようと企画立案して遂行する人材とスキルが高く和を尊ぶが、業績向上の妨げになっているように見える人材とどちらが優秀と見なされるか。
私が経営陣だったら全ての経緯を知っていても首藤や長谷部を重宝すると思う

2017/01/24 14:10

>業績向上の妨げになっているように見える人材


飛田のことか?
どこで描写されているのか、具体的に教えて欲しい。
首藤が意図的にデマを流している描写はあったが。


>元請けになってより上流工程にシフトするか、


外注獲得難航 → そもそも条件がぼろぼろ(3話)
外注獲得に失敗 → 飛田に泣きつく(5話)
開発スケジュールの管理ができない → 納期が守れたのは裏スケジュールのおかげ
顧客との伝言役も漏ればかり → 言い訳と責任転嫁


さてこのザマで首藤や長谷部に「じょうりゅうこうていへのしふと」なんて、
達成できると思う?


>私が経営陣だったら


あんたみたいなのは、そもそも経営陣になれないか、
なってもすぐに会社を潰すでしょ。
ていうか、「『経営者でない人』の言う経営者視点」って意味あるの?

匿名

> 私が経営陣だったら全ての経緯を知っていても首藤や長谷部を重宝すると思う

さすがにこれは言い過ぎでは。これを認めると、経営陣は上へ虚偽の報告を行い、自分より下の人間に失敗の責任を押し付ける人間を重用することになってしまう。それを優秀とみなしちゃ経営陣としてダメすぎる判断でしょう。
優秀という言葉が独り歩きしてる気がする。首藤と長谷部は社内で立ち位置を確保する保身スキルという意味では優秀という評価にも一理あると思うけど、実際の業務遂行能力はないわけでしょ。それを経営陣が優秀として判断する会社はそういう人間が上に行くようになっていくわけで、それって会社としては緩やかに死に向かっていくようなものだよね。
だから、あなたの考える中堅ソフトハウスの経営陣としての視点は、私にはかなり程度の低い会社の経営陣の視点に見えるんだけど。そういう意味で書いてるなら別に異論はないけど。

匿名

小説の中の出来事が出来る出来ないとかどちらが正しいとかじゃなくて、
この小説は2面性があって視点を変えることで2倍楽しめますねって言ってるだけじゃん。

プログラマ達に感情移入しすぎて、小説を小説として楽しめない人に何を言っても無駄かな?

匿名

そもそも作品を読んでいるとは思えないんだけどね。
まあ、荒し認定したのなら、荒しとして扱えって話だよね。

匿名

いや、首藤や長谷川を擁護できる、そのメンタリティには興味がある。
これまでのところ、たくさんの突っ込みがあるが、
「自分はこう思っている」ばかりで、
まともな反論がひとつもないようだ。はっきりと「読まない」って書いてるのもあるし。
どうやったらボンクラコンビを擁護できるのか、
作品の描写の箇所を引いて、具体的に教えてくれないか。

elseorand

首藤、長谷川ってステレオタイプの小市民なサラリーマン、つまり衆愚なわけで、
そういった大多数は多数決の世界では正しいと言える。
但し、技術、論理の世界でその正しさは通用しないが。

こういった馬鹿に自分の仕事を邪魔されるくらいなら、連中のベーシックインカムは負担しても良いと思える。

加納

まぁ首藤課長と長谷部は、開発部としては、いくらなんでも無理目のキャラ設定なので、通常ではさっぴくとして、、

私が知ってる限りの開発部課長とかは、技術を知らなかったら、知ってるのを連れてくるのが普通なんですがね。。飛田みたいのを冷遇するとか、無能すぎて擁護できないですよね。


それらを(かなり)差っ引けば、首藤課長と長谷部とかの行動は、それほど間違った方針ではないと思います。

なんせ会社の方針なわけですし。サラリーマンとしては、アリな行動でしょう。
営業と要件定義、外部設計までやって、利益が出ない実装は、他に任せるのは経営としては当然考えることかと。なんせ売上考えたら、明らかに一桁(or2桁)違います。

足りなくなる技術要素については、技術パートナーとして、東海林さんの会社(苦笑)とかを選べばいいだけの話です。


実装できないのに要件定義と設計ができるのかって?
、、できる人を連れてくればいいんじゃないですかね。私なら、いい給料であればそういう会社に行きたい。。

なお、私はどうもイニシアティブ系(飛田など)に賛同できないです。無能プログラマだからかな。

つくる

長谷部くんが係長になる会社なら、10年後とか20年後かその前に会社として無くなると思うのですが。

会社が永続的にあることを信じて生きていることの方がすごいです。本当に仕事優先、部下を育てることが優先で考えたら、長谷部は飛田を客先に連れて行って、分からない部分を知ろうとしながらすれば良いこと、それがプライドや上司に邪魔されて出来ないだけ?
でも、それが人間なんですよね?

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