俺より強いヤツに会いに行くのは、10年早いのかもしれない。

【Round 6】「ハイッ! ガンバリマスネッ!!」と言うだけのアタシポンコツアンドロイド。

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 どうもみなさん、おはこんばんにちわ。

 6回目ですが、すこし休題します。格ゲーの話題は一時休題。今回は私が先週の日曜日に行ってきたイベントについてと、そのイベントのアニメ作品を通じて感じ、考えさせられたことについて書いていきます。

◆シンデレラの舞踏会

 先週の日曜日、11月29日に幕張メッセで行われた全国のプロデューサおよびアイドルたちによる舞踏会が行われ、私も参加しにいってきました。

 率直な感想としては泣きました。感動しました。今まで画面の中の存在でしかなかった彼女らアイドルたち(声優さん)が私の前で輝き、そして舞う。これほどに嬉しいことはありません。

 ライブラストに各一人ずつ感想を言っていたのですが、ほぼ全員が涙を流す姿を見て、私ももらい涙をしてしまいました。最初から最後まで全力疾走のシンデレラガールズ、まぎれもなくシンデレラでした。シンデレラガールズ、そして幕張および全国で行われたライブビューイングに参加した全国のプロデューサーさん達、お疲れ様でした。

 そんなイベントの元ネタであるアニメとはどういうものなのか。ちょっと説明を。

◆???「笑顔です」

 とある大手芸能プロダクション事務所にて発足されたアイドルプロジェクト”シンデレラプロジェクト”にて選考されたアイドルたちが、普通の少女から一転、アイドルとして奮闘・苦悩・努力を通じて成長していく姿を描く物語。

 以前にシンデレラプロジェクトの選考試験に落ちたアイドル養成所通いの主人公が、プロジェクトに欠員が出て、繰り上げ合格をシンデレラプロジェクトの担当プロデューサーから直接通知されたところから物語は始まる。

 選考を勝ち上がったり、プロデューサーのスカウトなどから選ばれた個性的な14名のアイドルの卵たち。引きこもりニート、ロシア人と日本人のハーフ美女、厨二病を患った女の子、語尾に「にゃ」をつける猫キャラ路線女子 etc・・・本当に個性豊かな女の子ばかり。時には言い争い、時には助け励ましあい。必ず応援したくなるような物語なのも面白さの一つです。

 ですが物語の後半は、大きな成果が見られないプロダクション内に対し、プロダクションの常務は「すべてのプロジェクトを解体・白紙化し、プロダクション内でアイドルを選抜、優良なアイドルのみで構成されたグループで大きな成果を目指す」という大規模改革案により、シンデレラプロジェクトは解散の危機に。

 それと同時に主人公は、他のプロジェクトメンバー達はそれぞれが持つ”輝き”を武器に活躍の幅を広げる姿を見て、自分には「なにも長所がない」と追いつめられてしまう。そんな姿を心配視した同じユニットメンバー2人は主人公を叱咤激励するために呼び出す。

 いままで主人公は何事にも一生懸命向き合い、何があっても「頑張ります!」という言葉と「笑顔」で乗り切ってきたが、それだけではアイドルとして戦えない・輝けないと痛感させられてしまった主人公は、自分を叱咤激励する2人の仲間に対し、初めてこんな本音を漏らすのだった。 

※作品内のセリフより抜群

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でも、私の中のキラキラする物、何だか分からなくて・・・。

このままだったらどうしよう・・・。もし、このまま時間が来ちゃったら・・・。

怖いよ・・・。

もし私だけ何も見つからなかったら・・・どうしよう・・・怖いよ

プロデューサーさんは、私の良い所は笑顔だって・・・。

だけど・・・”笑顔”なんて・・・”笑う”なんて、誰でもできるもん!!

何にも無い・・・私には何も・・・。

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 誰にだってできる”笑顔”という武器。そんなものは武器にすらならないと考えてしまう主人公は涙ながらに叫ぶのです。リアルタイムでこのシーン視聴中に思わず号泣してしまいました。

◆「ガンバリマスロボ」になるな

 私たち新人社員は上司から下された指示に対して、8割の確率で「かしこまりました」か「頑張ります」の二つのテンプレ返事しか持っていない。無理難題を押し付けられようが、とりあえずその二つを言っておけばその場だけ自分の好感度は保てるという考えで、答えてしまう。

 そんな私たち新人社員は「ガンバリマスロボ」でいいのか?という疑問を持ちつつ、とりあえず言うなら100歩譲るが、先ほどの主人公みたいに只ひたすらに「ガンバリマス、ガンバリマス」だけじゃ「社畜としての思いが具現化した思念体」に過ぎない。そんな私は主人公属するユニットが大好きだ。そんな主人公すらも愛せてしまうくらいにダメな担当プロデューサーだが、そんなPみたいに甘い上司は現実には居ない。現実は違うのだ。

 
ガンバリマスロボなんて誰にでもなれるが、約束された未来はポンコツアンドロイドになるだけだ。せめて「善処します」くらいで済ませよう。私は「「おー、善処善処。」レベルでいいじゃん。そんな固くなるなよ。俺ら新人だぜ? 100%の回答結果なんて求めてねぇって。」って思う。それが同志である私から言う助言だ。

 余談だが、私が入りたての時に同期で「ガンバリマスロボ」がいて、何度も上司から注意を食らっていたが、彼は今でも元気にやっているのだろうか・・・心配だ。

Comment(4)

コメント

h

私はガンバリマスロボで結構だと思いますけどね。
自分が部下等に対する返事の中で不満に思うのは
分からないのにガンバリマスで終わらせるからです。

つまり最初の返答が「ガンバリマス」「了解です!」「ラジャ」「アイヨ」等々口のきき方くらいの違いであまり気にはしません。
その次が「出来ました」「○○が××でできません」「△△がわかりません」等々つなげてくれればそれでいいと思っています。

最初の返答で気にはしないといいつつも「善処します」は個人的に一番最悪な返答です。
「やれ」って言ってるんだから返事は「できる」か「できないか」の2択でしてほしいのであって
「できないけど言われたかからとりあえずやってみます」なんて返答はちょっと…

「善処します」と言われた相手がどうとらえるかを知っていますか? 『要望にこたえられるよう努力します。ただし、全てには応えられないかもしれない』もし、あなたが上司ならそんな部下に仕事を頼めますか?

abc

「ガンバリマスロボ」って「頑張ります」って言葉に
依存している人のことですよね?
日本では「頑張ること」が美徳とされています(?)が、
社会人にもなってそれしかないのはどうかと思います。
コメント欄では色々書かれてますけど、私は「頑張る」
って言葉が好きではないので、それほど違和感なく読めました。

「善処」の正しい意味は「適切に処理すること」なので、
それを理解して使っていれば問題ないですが、新人の
うちは「善処」かどうかの判断が難しいので安易に
使わない方がいいのは確かです。

天邪鬼

主人公がどう考えて危機を乗り切ったのか・・・・・・気になります

「頑張ります!」ってのは「頑張らないと出来ないことをします!」宣言だから、ずっと続けてると反動で倒れちゃいますよね。
それよりは「倒れない程度に対処します」というニュアンスで「善処します」と言ったほうが”ブラックでない”上司にとってもましかもしれません。
まあ、「頑張らないと出来ないこと」が沢山ある新人の内は多少頑張って「頑張らなくてもできること」を増やしていく必要はありますが。

新人ってのは受けた指示をちゃんとできるか、やってみなきゃ分からないのが普通のはずです。それなのに「できるかわからないけどやってみます」という意味の返事が駄目だといわれたら、「正直な新人」はいなくなっちゃうんじゃないでしょうか。

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