テストエンジニア時代の悲喜こもごもが今のわたしを作った

31歳のハローワーク

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 こんにちは、第3バイオリンです。

 結婚報告コラムでも書いたとおり、わたしは今年3月に、結婚を機に退職しました。その後、3ヶ月を経て無事に再就職先が決まりました。

 今回は、わたしの転職活動についてお話します。

■特定理由離職者

 転職を経験したことのある方はご存じだと思いますが、退職をして最初にすることは、ハローワークに離職票を提出することです。離職票を提出すると、一定期間を過ぎた後、雇用保険(いわゆる失業保険)の給付が始まります。

 たいていの場合、結婚による退職は自己都合によるものなので、雇用保険の給付が始まるまで3カ月ほどの時間がかかります。

 しかしわたしの場合、結婚を機に引っ越しをして、それが原因で通勤が困難になり退職したという事情があったので、「特定理由離職者」という扱いになりました。

 「特定理由離職者」とは、たとえば会社の倒産や家庭の事情、病気やケガなど、やむをえない状況で退職せざるを得なかった人のことを指します。このやむをえない状況には、わたしのような「結婚による引っ越し(それに伴い通勤が困難になること)」も含まれるのです。

 「特定理由離職者」と認定されると、3カ月待つことなく、すぐに雇用保険の給付を受けることができます。ただし、受給期間が延びるわけではない(早く給付されるようになるので給付期間の終了もその分早くなる)ので、そこは要注意です。

■テストエンジニアを続けるか、それとも……

 離職票を提出後、さっそくハローワークでテストエンジニアの求人を探してみました。しかし、検索をかけても一件もヒットしませんでした。プログラマやSE、ネットワークエンジニアなどの求人はたくさんあったのですが……まだテストエンジニアという職業が、あまり社会に認知されていないということなのだと思います。

 仕方がないので、企業のサイトの採用情報ページをみましたが、ほとんどの企業では中途採用の募集はしていないか、していたとしても開発系の募集ばかりでした。

 本当にテストエンジニアとして再就職できるのか不安になり、自分にテストエンジニアを続けるだけの資質はあるのかと悩んだこともありました。一度、旦那様のお仕事を手伝うことも考えましたが、軌道に乗るまで夫婦そろってほぼ無収入、という状況は予想以上に厳しいことにすぐ気がつき、ふたたび転職活動を続けることにしました。

■おかげさまで再就職できました

 転職活動を続ける中で、第三者検証テストを専門に行う企業の採用情報を見つけました。前職では自社(厳密にいうと親会社)の製品のテストを行っていたので、顧客から依頼されたテストを行う第三者検証の経験はなかったのですが、思い切って応募してみました。

 その結果、ありがたいことに晴れて採用となりました。配属先もすぐに決まり、さっそく今日から新しい現場でお仕事です。

 採用が決まった後、配属先のリーダーから簡単な説明がありましたが、とても良い雰囲気の職場であることが伝わってきました。とはいえ、きっと前職とはテストの内容も、進め方もまったく異なると思います。不安半分、ワクワク半分といったところです。

 それでは、初出勤いってきます!

Comment(6)

コメント

ohym

就職おめでとうございます。
楽しめるお仕事だといいですね!

第3バイオリン

ohymさん

コメントありがとうございます。

今日は新しい職場についての説明や事務手続き、テスト対象についての学習が中心でした。
今週いっぱいはそのような感じで、来週から本格的なテスト開始です。

これから楽しく一生懸命テストできるよう、がんばっていきたいと思います!

indouxp

楽しく仕事が一番ですよね。新しい楽しさを見つけましょう。がんばってください。

第3バイオリン

indouxpさん

コメントありがとうございます。

今日はチームの方にはじめて実機を触らせていただきました。
これまでの人生で全く触れたことがないものをお仕事で使わせてもらえるというのは楽しいものです。
それによって、また新しい気付きがあります。

やはり、テストエンジニアの仕事が性に合っているのかなと思います。
明日もまた頑張ります。

真っ赤なレモン

再就職おめでとうございます。
私はIT分野のエンジニアではないので断言はできないのだけれど。
テストエンジニアは、それを専門にやる人(あるいは、それを専門にやろうとする人)が
少ないはず。その一方で、必要とされる場面も、あるところには相当数あるはず。
したがって、
コツコツと経験とノウハウを積み上げれば、
「気がついたら、その分野のトップを走っていた」となる可能性が極めて高い。
たぶん、食いっぱくれることは無く、重宝がられる時が来ると思います。

第3バイオリン

真っ赤なレモンさん

コメントありがとうございます。

>テストエンジニアは、それを専門にやる人(あるいは、それを専門にやろうとする人)が
>少ないはず。その一方で、必要とされる場面も、あるところには相当数あるはず。

ええ、今はテスト専門のエンジニアは少ないほうですし、そういった求人も非常に少ないです。
それでも、なんとかテスト専門の会社に転職することができました。
必ず需要はある(そしてこれからはどんどん需要が高まってくる)分野だと思っています。

>コツコツと経験とノウハウを積み上げれば、
>「気がついたら、その分野のトップを走っていた」となる可能性が極めて高い。
>たぶん、食いっぱくれることは無く、重宝がられる時が来ると思います。

その可能性は私も感じています。
開発系の技術と比較すると、まだ歴史は浅く注目度は低いかもしれませんが
その分、今から頑張れば業界のトップランナーになれるチャンスはたくさんあります。

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