ずっと 大好き! にいがた!
こんにちは、第3バイオリンです。
少し前になりますが、3月5日で、わたしがコラムニストを始めてちょうど1年になりました。始めた頃は「本当に書き続けることなんてできるだろうか……ネタ切れしたらどうしよう」と心配していましたが、おかげさまで何とかここまで続けることができました。
コラムニスト 第3バイオリンは2年目に突入しました。これからも、テストエンジニアとしての日常とキャリアへの考察、その他もろもろについて書き続けたいと思います。読者の皆さん、どうぞよろしくお願いします。
さて、3月も半ばを過ぎて、だいぶ春らしくなってきました……と言いたいところですが、わたしが住んでいる地域はまだまだ寒いです。特にここ最近は、冬に逆戻りしたのかと思えるほどです。
冬といえば、今年の冬は大雪で本当に大変でした。少し大げさかもしれませんが、北国で雪とともに生きるということの厳しさを思い知りました。
今回は、エンジニアとして地方、それも地理的条件の厳しい土地で生きていくということについて考えたことをお話します。
■26年ぶりの大雪
すでにタイトルで地名を出してしまいましたが、わたしは新潟に住んでいます(タイトルの元ネタは新潟の人ならすぐわかるはずです)。ニュースでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、今年の冬、新潟では26年ぶりの大雪が降りました。
わたしが住んでいるところは、新潟の中では比較的雪が少ない地域です。例年であれば雪が積もることは少なく、積もっても10センチ程度です(県外人の中には、新潟はどこでも豪雪地帯だと誤解されている方もいらっしゃるようですが、そんなことはありません)。
そのような地域で、2月初旬に積雪量81センチを記録しました。わたしの車も、写真のような状態になってしまいました。このときばかりは、もう笑うしかありませんでした。
わたしにとって、こんな大雪を経験したのは人生初のことでした。街に暮らしていながら、自然の脅威を肌で感じました。そして、自然の脅威の前に人間は無力であることも思い知ることになりました。
■地方が抱える、気候という名のハンデ
この写真を撮った日は休日でしたが、その前日と前々日もひどい雪で、新潟では県内のJR全線が終日運休となってしまいました。また、道路も除雪が間に合わず、バスやタクシーもまともに動けなくなり、自家用車も出せない状態でした。
そのため、この2日間は出社できない人が続出しました。多くの社員が、午前半休や全休となってしまい、この日に予定していた作業も進まなくなってしまいました。
わたしはこのとき、都心と地方の格差の一因を目の当たりにした気分でした。
「地方によっては気候や地理的条件という、人の力ではどうしようもないハンデがある。それがその土地の経済的発展を阻むことも十分ありうる」ということを嫌でも実感してしまいました。
■非新潟県民テストエンジニア、新潟で生きることを考える
実際、新潟でテストエンジニアが活躍できる場というのは、まだまだ少ないと思います(新潟に限らず、他の地方でも同じかもしれませんが)。テスト専任で働ける企業もそれほど多くはないと思いますし、テストの勉強会、コミュニティの類もわたしの知る限りでは聞いたことがありません(もしかしたらわたしが知らないだけかもしれませんが)。
いつか、わたしが新潟で勉強会やコミュニティを立ち上げることができたら……という気持ちもありますが、現在のわたしのスキルや、仕事やプライベートとの両立、協力者がいない状況などを考えると今はまだ、その時期ではないような気がします。
わたしは新潟出身ではありません。今は新潟で暮らしていますが、この先ずっと新潟にいるかどうかはわかりません。たとえ一生新潟にいたとしても、完全に新潟県民にはなりきれないでしょうし、無理に同化する必要もないと思っています。
それでも、新潟に生きる以上は新潟のためになることを何かしたいと、この大雪を経験して思いました。今のわたしにできることは、社外の勉強会やカンファレンスに参加して得たことを社内に展開すること、コラムニストとして新潟から情報を発信することくらいでしょうか。今できることを精一杯やりながら力を蓄え、時期が来たときのために備えたいと思います。
非新潟県民であっても、新潟が好きで、新潟のことを考えていてもいいですよね。
コメント
第3バイオリン
竹内さん
コメントありがとうございます。
今年の冬は本当に大変でした。
同じ新潟でも、竹内さんが暮らしていらっしゃるところはもっと大変だったと思います。
>四季を肌で感じられるのも、雪国ならでは(笑)。
雪国では四季の中でも、特に冬が「いかにも冬」という感じでいいですね。
私はもともと、瀬戸内ののん気な気候の中で生まれました。
もちろん、瀬戸内でも冬はそれなりに寒いですが、
新潟に来て、冬の厳しさ、また春を迎える喜びが、頭ではなく体でわかるようになりました。
(ちなみに、新潟に来てロシア音楽の世界観がわかるようになりました)
>> 非新潟県民であっても、新潟が好きで、新潟のことを考えていてもいいですよね。
>もちろんですとも!
ありがとうございます。
具体的にできることはまだ少ないですが、少しずつできることを増やしていきたいです。