新人の1年間の振り返り発表を聞いて思ったこと
みなさま、おはようございます。Kyonです。
先日、私がいる部署にいる新人たちの1年間の振り返りの発表を聞きました。
今年度の新人は入社してからずっと在宅勤務状態で、全然顔を合わすことも無く仕事をしてきたメンバーです。いろいろ不安だった気持ちは容易に察することができます。
発表を聴きながら、自分の新人時代を思い返したりして思ったことを、1年目が終わりそうなエンジニアに向けて書き残しておきます。
質問に関するあるある
案件で関わることがあった新人さんが「質問したくても先輩に声をかけにくくて、最初の頃は質問をすることのハードルが高かった」と話していました。
新人時代の私と全く同じです。いや、たぶん多くの人たちも最初は「今聞いて大丈夫かな?」とか「お忙しそう過ぎて声をかけにくい」と感じたことがあるはず。
確かにめちゃくちゃ忙しそうな時に声をかけて質問のお時間を作っていただくのは心苦しく感じると思いますけど、困っているなら困っていると声は上げたほうが良いと思います。「質問があって時間を取ってほしい」ことを一声かけるなりメールやチャットで一言送っておくと良いと思うし、私はそうしています。
一度質問したい相手にボールを渡して考えてもらって、その間に自分ができそうなことをしておく。相手が今忙しいなら「◯分後に時間を取るから待ってて」とか「今◯分ぐらいならOK」とか反応してくれるはずで、反応が無いなら「いつだったらお時間取ってもらえるか」を自分から聞くのも一つです。このやり取りは、対顧客でもよくあるので、それの練習です。
また、「わからないことが多すぎて質問するけど、先輩のお時間をたくさん取ってしまって申し訳ない」という声も。いやーこれもわかる。私も新人時代は、何事においても申し訳ないの塊みたいな感じだったし。
「新人は迷惑をかけるのが仕事!」という、新人時代の上司(現上司)からもらった言葉を置いておきます。新人だけでなく、仕事やっていく上で全く迷惑をかけないなんて無理だと思うので、迷惑はかけてOK・かけた分は後で回収すればOKというメンタルでいきましょう!それに、先輩たちは迷惑かかった時に、このやり方で良いのかを見直すきっかけにしている人もいるから、「良いきっかけをプレゼントできた!」ぐらい思っておいたらいいんじゃないですか。
みんな成長してる
今年の新人さんたちの発表を聞いていると「研修を受けていた時より◯◯ができるようになり、成長を感じた」と話していて、自分の成長を実感できているようで、ホッとしました。あれもできない、これもできないと感じて、悲しくなってないかなとちょっと心配していたので。
「私なんか全然成長できてないわ」と感じている方へ。大丈夫です、あなたもきっと何か成長していますよ。
もし聞けそうだったら、上司や先輩に聞いてみてください。直接的に成長した点を聞けなくても気付きが得られるはずです。聞きにくそうだったら、同期と話してみるとか、同じタイミングで社会人になった友人とかと話してみるとヒントは見つかるかも。他の人が「こんなことができるようになったよ」と話していたら自分はどうかなって考えてみてください。
全然できてない、私ダメだ・・・じゃなくて
成長を感じられた一方で、できていないことや理解できていないこと、足りないところがたくさん見つかったようです。「こういうところができていない」「ああいうところがダメだ」みたいに発表していました。
伸びしろしかない!いいね!最高!
「◯◯ができてない・・・」と思ったら成長のチャンス!
何ができていないか、どうやったらできるようになるかを考えるきっかけと思えば、こっちのもんです。(自分に言い聞かせています。「◯◯ができてない、わかってない・・・私ダメだー」と思いやすいので。)
新人の1年間の振り返り発表を聞いて思ったこと
あと1週間ちょっともすれば、次の新人が入ってきます。今、新人と呼ばれている方たちは、「もう新人ではなくなるんだから」とか「先輩らしく」とか言われたり、「もう新人というパワーワードは使えなくなるんだ」と思っているかもしれません。(そう言っていた新人さんがいたので。)
3月31日から4月1日になった瞬間に何かが劇的にできるようになるわけでもないし、新人ではなくなったから質問をしてはいけないという法律があるわけでもないから(そういう暗黙のルールがある会社もあったりするんかなぁ)、そんなに身構え過ぎなくて良いです。
新人というパワーワードは使えないけど、引き続き「若手」という言葉が使えるんで。
それに、わからんものはわからんし、知らんものは知らんので。それは仕方ないです。「なんでそんなことも知らんねん」と言われるかもしれないけど、それを知る機会が過去になかったわけで。その過去は今さら変えられないから、「勉強不足ですみません」とかなんとか言いつつ、メモを片手にそこで学ぶしかないじゃないですか。わからないまま放置して、後で問題爆発するよりはマシです。
とはいえ、1年間過ごしてきた間に身に付いたこととか知ったこと、できるようになったことを思い出して、1年前よりは自分でできることを増やしていこうというスタンスでいきましょう。
気付いたら4月から9年目に突入するKyon先輩でしたー。
(うわ、あと1年で10年目になるやんか、10年ってほんまにあっという間に経つんですね、先輩。)