ordinary -何てことない- 普通のエンジニアが書くコラム。

選ぶ側と選ばれる側

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みなさま、おはようございます。Kyonです。

数カ月前から自習スペースを月額会員で契約しています。

先日、そこで知り合った学生さんと会社員のおじさまと就職活動について話していました。

その中で、当時の自分の就職活動で大事にしていたことをふと思い出して、何か役に立つかもと思ったので、今回はそのことについて書きます。

私が就職活動していたころ

私はストレート(浪人なし・留年なし)の4年制大学卒です。

大学3年の夏頃から就職活動(以降、就活)を始めて、4年の秋頃に終えました。

(途中で未曾有の天変地異が起きて就活がしばらく強制停止に追い込まれたり、その間に教育実習に行っていたり、公務員試験を受けたりしていたのはまた別の話。)

当時の就活している学生(以降、就活生)の出で立ちは、黒いリクルートスーツに、自立する黒いビジネスバッグ、コートは黒かベージュ、髪はもちろん黒でないと!といったところ。

また、女性の髪型は、前髪は伸ばしてピンで留めて落ちてこないようにしないといけないし、ポニーテールがベターとかなんとか。

スーツもスカートがベター、役員面接の勝負服はポニーテールとスカートなんて話も。

持ち物もシンプルなもので、キャラクターものは厳禁、先方の企業の競合他社のものは持ってはいけないとかなんとか。

当時の私

私はショートヘア、前髪も眉あたりの長さで、就活するときはピンで留めるといったスタイル。

また、リクルートスーツでしたが、歩き回るときはパンツスーツ、それ以外はスカートというように自分独自のルールで使い分けしていました。

そのスタイルは私に似合っているし、私らしさを表している、そう思っていたからです。

選ぶ側と選ばれる側

企業は私を選ぶ側ですが、私も企業を選ぶ側であることを強く意識していました。

私のスタイルを好まない、マッチしないと思われた企業から不採用通知をもらっても、それはそれでいいと思っていました。

単純に合わないというミスマッチはお互い幸せになれないですし。

むしろ「見た目で判断したばっかりに、こんな素敵な人財(=自分)を不採用にしてるなんてかわいそうやなー」と思っていました。 また「ある一定の見た目で、似たような人ばっかり採用するから、会社成長せえへんのんちゃう?」と思っていたことも。

その結果

そんなこと考えていたおかげで、就職先はいろんな意味でいろんな人がいるところになりました。

社内公用語は英語とは決まってないですが、日本語以外の言語が話せる(話す)人も多いですし、出身地(国)や出身校(大学だけでなく)もいろいろな人がいます。

ちなみに、同期に中国出身者がいて、何かのとき"ババ抜き"の話になって、彼が「それ何?」となり、"ババ抜き"の説明をしたら、そこから世界のカードゲームの話題で盛り上がったというほんわかエピソードがあります。

そういう考え方もある

こういう考え方をしていた就活生は一般的ではなかったかもしれませんが、我ながらよくそんなこと考えていたなと今になって思います。

物事は表裏一体であることも多いので、自分の立場と反対側の立場の視点で考えることも大事やなぁと改めて思ったのでした。

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