わたしの勉強法
リーディング・エッジ社の池田です。
エンジニアに限らず社会人である以上、己を磨きつづけるために何かを学び続けることは避けられません! ……ということでわたしの勉強法をご紹介します。
勉強法といっても、「いかに自分をやる気にさせて継続するか」という、わたしなりのコツです。社会人になってから仕事に追われつつ勉強したりすることは難しくなりますが、工夫次第で自分に合った方法を見つけられると思います。以下は、わたしが試行錯誤の末にたどり着き、かつ良い結果が出せた1つの方法です。
■ 手つかず対策
まず、日々の勉強に手をつけ始めるところが一番難しいところだと思います。
わたしの場合、自宅だとゲームやらPCやらと魅力的な誘惑が多すぎてそっちに向かってしまい勉強に手がつきませんでした。たとえ手についても「ながら」になってしまい集中できません。もともとわたしは意志が弱いのです。そこで対策として勉強するときはこれらの誘惑を排除した環境に身を投じることにしました。
その方法とは「喫茶店に行く」ということです。あまりに簡単で一見さしたることではないようですが、これが意外とわたしの性格にハマりました。まず、喫茶店に勉強道具だけもって入ってみます。当然自腹でお金を払って入りますので貧乏性なわたしは「お金払って勉強しに来ているのに、ただマッタリくつろいで帰るわけないはいかない!」という気持ちになり勉強に手をつけ始めることができたのです。
それからわたしにとって喫茶店は学習塾のようなものになりました。貧乏性なのに喫茶店というのは矛盾のようですが、これは己を磨くための安価な投資と割りきっています。
図書館もアリですが、いかんせん無料で利用できるのでこのような気持ちの働きが弱いのです。しかし社会人になる前、交通費をかけて日比谷図書館に勉強しに行ってたときは、まさに同じ気持ちだったと思います。
■ 喫茶店効果
本来、喫茶店はくつろぐ所です。軽い食事と脳のエネルギーである糖分の補給もできます。つまり、気分をリラックスして脳のコンディションも良い状態で物事に取り組めるという実は優れた学習環境なのです。
もし店内が騒がしければ、ヘッドフォンや耳栓をすればいいのです。オススメはノイズ・キャンセリング機能が付いたヘッドフォンです。これで自分の世界に没入しやすくなります。
喫茶店での勉強時に注意すべき点は、携帯ゲームなどの魅力的なものを極力持ってかないことです。また、混んでる時の長居は避けましょう。お店にご迷惑かけますので。
■「早起きは三文の徳」は本当か?
仕事帰りに喫茶店に寄っては小一時間ほど勉強してましたが、忙しい時期は連日遅くなり帰宅時には喫茶店は閉店してしまい、自宅に着いた後も疲れ切って勉強どころではない状況が続いてました。
そこで状況を打破すべく意を決して従来よりも1時間ほど早起きすることにしました。
早起きは三文の徳(※)と申しますが、結果として三文どころではない得をしていると実感しています。1つはオフピーク通勤できることです。座れるし車内の空気もクリーンで気持ち良いです。満員電車を避けるだけで1日のスタート地点がだいぶ違うことに気づき、これは大きなメリットでした。遅延に巻き込まれることも激減しました。
もう1つは朝食をとるようになったことです。目を覚まして脳のパフォーマンスを最大限に発揮するために朝食は必須です。(また朝食抜きは太りやすい体質になるそうです)。
そして早起勉強の最大のメリット、それは頭が冴えてる時間帯に勉強ができることです。脳の活動が最も活発なのは午前中であり、新しい事柄を理解して詰め込むことに適しているそうです。(逆に復習や暗記は記憶が定着する夜が適しているそうです)。
■ 継続するコツ
勉強に限らず新しいことを初めても継続できずに終わってしまうことはよくあると思います。この対策として言えることは「初め2週間くらいは辛くてもなんとか耐える」ということです。初め2週くらいなんとか乗りきれれば習慣化してきます。そうなればしめたもので、逆に勉強しないと気が済まなくなってきます。また、習慣化してかつ軌道に乗ってくると「辛い」から「面白い」に変わってきます。何事も徐々に物事を理解できてくるとそれが楽しくなってきます。軌道に乗るまでなんとか耐えてみることをオススメします。ただし、耐えるといっても「無理する」ということではないので気を付けて下さい。無理すれば当然続きません。
これが一度でもうまくいって成功体験となれば、次からは初めの2週間もより楽になります。
以上の方法でわたし自身、残業が続くような勤務状況下でもいくつかの技術資格を取得できました。人それぞれの仕事状況やライフスタイルがあるので、この方法が誰にでもに合うとは思いませんが、参考になれば幸いです。
※ 「早起きは三文の徳」 …… 「三文」は江戸時代の一文銭三枚で、わずかなお金。「徳」と書くが、いわゆる「得」のことで「利益」の意