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「小損を取る」(7) 実践編その1:トイレットペーパーを替える役目

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 やっぱり、最初はトイレットペーパーですよ。

 最初は疑問から入るのです。え、なんで俺がいつもトイレットペーパーを取り替えることになるわけ?から始まるのです。

 ちなみにこれは一般家庭の話です。あくまでたとえですので、オレは独り暮らしだからいつも自分で交換しとるわとかそういうコメントはなしでお願いします。

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 そして最初はこれを「運が悪い」ととらえます。舌打ちすらしますね(苦笑)。

 でもね、たかだか自分の家のトイレのトイレットペーパーをセットしなおすぐらいは、淡々とやりましょうよ、と。

 受け容れる。

 それが小損です。

 運がいいも悪いもないんです。ただの日常ですから。

 ところが、よくわからない自己啓発的な本とか、それ系テイストが強い方に言わせると、「いつも自分に順番がまわってきて、感謝しています 喜んで交換します!(と考えなさい、口に出しなさい)」とか言い出すんですよね…

 いやべつに感謝とかしなくていいですから。

 目をキラキラさせながらトイレットペーパー替えるのも奇妙な画ですよ。

 とにかく淡々と、ルーティンに落とし込めばそれでいいのです。たかだかそれぐらいの稼働で感情を荒立たせないことです。

 ほんとうは、確率論的にはけっこう平等なんですよね。自分ばっかりが替えている、というのはただの被害妄想です。それにもうオトナですからね、それも重々わかってはいるんですよ。でも、でもね…

 なーんか「自分ばっかり」っていう気になっちゃうんですよね。

 あ、そうそう、余談ですが、感情は消耗品と考えたほうがいいですよ。日常のいたるところで感情の発露というカードを切っていると、早死にするかもしれません。

 それは最後の切り札にとっておきましょう。

 別に日常のいたるところでガマンしろといっているわけではないです(ガマンも感情の発露の一形態ですから)。とにかく淡々と過ごせるところは過ごすということです。

 と、いう意味ではテレビってホントオソロしい代物ですね… なんとかして庶民に「けしからん」という感情を惹起させようとヒッシですからね、「あちらさん」は。

 その手に乗ってはいけません。できるなら、受動的には見ないほうがいいですね。

 「テレビという名の怪物」については、いくらでも脱線して書けますが、いろんなところに書き散らしてますし、ここでは省略。

 ちなみに…

 あ、このままだともうすぐ自分が替えることになる、とかいってちょっとケチってみたりして(嗤)交換を先延ばしするのはサイアクですね。それが、日常のムダな「小得」です。確かに、自分が手をわずらわすことはなくなり、次の人が交換することになるのかもしれません、が... それでいいのか?と。

 そういう人には、チクチクとイヤなことが起こってるはずです。あるいは、そういうセコいことをすると、なんとな~く感情がどんよりしないですか? 罪悪感の一歩手前、みたいな。Yesであればそれが直後に引いている「損」ですね。

 それだったら、もうすぐなくなりそうであれば、ラストスパートでいつもより少し多く使って、その場で交換しちゃえばいいじゃないですか。 (なんかキタナい話?ですみませんww)そのわずかばかりの余分に使った紙の分なんてたかがしれてますよ? トイレットペーパーは再生紙ですからちょっとぐらい余分に使ってもいいでしょ(笑)。

 自分が交換すれば、次の人は交換しなくて済む。でも、たかだかこんなことで次の人に恩を売る必要もない。次の人は、前の人が交換してくれたのだ、ということにすら気づかない。当然感謝することもない。

 それでいいんです。

 まさかとは思いますが、なんで俺(アタシ)がいつも交換するハメになるんだ!と、家族に怒ったりしてませんよね? それは、サイアクの二乗ですね…

 トイレットペーパーだけでなく、日常でたかだかその程度のレベルの事象で家族にちくちく文句を言い続けている人のまわりでは、つねにちくちくとイヤなことが起こっているはずです。「因果応報」の超わかりやすい例ですね。

 特に男性は…都合のいいときだけ一家の大黒柱ぶって、そんなことは下々がやるべき、的な都合の良いロジックを発動しがちですからね。このご時世で本気でそんなこと考えているとヘタすると離婚されますから(苦笑)。「離婚」という事象が「大損」に該当しますね。

 この話の類似形で風呂場のカランがあります。何の気なしに水を出そうとしたらいきなり上からシャワーが降ってきて大あわて!服もびしょびしょに!みたいな(笑)

 どこに怒りをぶつけていいかわからない(苦笑)。なんでシャワーの位置にしとくんだ!とかこんなことで家族に注意するのも大人げないし、みたいな。

 まぁこのケースでは自分が注意すればいいだけなんですけども(笑)。

 常に、手元の蛇口からお湯が出るようにしておきたいのであれば、アナタがそっと、その位置に戻しておけばいいだけの話です。それが小損ですね。

 では、続けます。

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