健康について第71回 本当の健康法とは(11) 睡眠コントロール(2)
お世話になります。龍澤と申します。
引き続き、「本当の健康法とは」(「健康について」最終章)について、焦ることなく、少しずつエンディング(大団円)に向けて書いていきます。
◆本当の健康法を実践するための前提条件の整理
※重要なので、しつこく書きます
- 「IT業界は、常に自分に向上心を与えてくれる」という考え方にシフトすること。
- 「健康になろう」という強い意志を持つこと。
- 仕事を続けながら、(気が付いたら)健康になっている術を考えること。仕事と健康法実践とを明確に分けない。
- ニュートラルでいること。
- 周りの人と自分とを差別化すること。(1)ネガティブな言葉を吐かない (2)IT業界における自分の立ち位置を正確に認識する (3)素直である(いる)
今回は、前回の睡眠コントロールのまとめです(前回はこちらです)。
◆爽快な目覚め
前回、長々と睡眠について書いてきたわけですが、よく考えてみると、われわれがゲットしたいのは実は「爽快な目覚め」だといってもいいと思うのです。睡眠時間が何時間だろうが前の日にゲームをしていようがしていまいが、極端にいえば「爽快な目覚め」をゲットできれば、それでいいのかもしれません(ただし、クスリに頼らずに!)。
そもそも、「熟睡」の尺度は感覚的なものでしかないのですから、ということは熟睡の尺度を定性的な「どれだけ目覚めが爽快か」においてもよいのでしょう。
前回書いてきたいくつかの手法も、すべてそこに行き着く(それが目的)といいますか……。
この話は少しややこしいのかもしれないです(というか、前回書いたことをかなりちゃぶ台返ししてしまっているかも……)。
◆充実感
もっと俯瞰して考えると、爽快な目覚めのために最も必要なのは、人生における充実感のような気もしてきます。
どこかの回で書いたのですが、目覚めが爽快だとなんだかんだでその日1日はうまく流れてゆきますし、腹が立つことがあっても余裕でスルーできたりします。そうするとますます仕事も好循環していき、心残りなことも減り、夜もぐっすり眠れる、と……。
仕事やプライベートで問題を抱えていると、熟睡はできません。熟睡ができないというのはすなわち、良くない夢を見るのとほとんどイコールです。
◆まとめのまとめ
結局、いつもと似たような結論なのですが。
まず、「睡眠をコントロールする」ではちょっと漠然としているので、「爽快な目覚め」をコントロールする方向にシフトします(私の個人的見解では、これらはイコールです)。毎日爽快に目覚めるにはどうしたらいいか? にフォーカスします。
「爽快な目覚め」のためのアプローチとして、前回つらつらと書いた「テクニック」を駆使して睡眠の質を高めてゆくのもアリです。そして大事なのは、たまたま爽快に目覚めた日があったならば、なぜそうなったのかを考えることです。前日何があったのか? 早く寝たから? 酒を飲まなかったから? などなど。それを考え続け、かつ再現性をもたせることにより、ナレッジが蓄積されてゆきます。
ただし、テクニックを駆使するだけでなく、上述したように、包括的に人生そのものを好循環させてゆくことにより、自然と睡眠も、そのサイクルの中で良質なものにしていく(当然、目覚めも爽快になっていきます)という手段もあるということを、おぼえておいて損はありません。精神的にも楽になります。
ですが、「人生を好循環させていくにはどうするか?」という命題は重要なのですが、かなり漠然としているので、「毎日爽快に目覚めるためにはどうしたらよいか」の方がとっつきやすいです。ですので前者は、常に頭の片隅において、軽く考え続けるぐらいのスタンスでいいかと思います。
とにもかくにも、ほぼ毎日、目覚めが爽快であったならば、人生はどれほど楽しくなるでしょう!
もし同意いただけるのであれば、毎日そうなるよう、考え、生活を修正していきましょう。
ということで睡眠についてのまとめとします。読んでいただきありがとうございました。