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健康について第51回 食について(2)

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 お世話になります。龍澤と申します。

 前回は、おかげさまで周りからだいぶ反応がありました。だいぶ「好評でした」ではなかったような気もしますが……スルーされるよりは良いかな、と。

 前回書かせていただいた「工業食品」は本来、「嗜好品」と位置づけられるべきものです。つまり、酒やタバコと同じ位置づけということですね。

 つまり、依存して毎日、食べ続けるのは良くないのです。私が神経質すぎるのかわかりませんが、「工業食品」の多くはやめられなくなりませんか? 何か摩訶不思議な成分が入っているような気がしてならないのですよね。

 もう1つ、例えば、工業食品には宇宙食や乾パンといった「保存食」という重要な用途があるのですが、こういうものはそれこそ非常時にしか一般の食卓にはのぼらないのでしょうから、今回の議論からは外します(そして、はっきりいって「おいしくない」のでしょう 推測ですが……)。

 食品は成分表示が義務付けられていますが、食品の偽装表示の摘発は跡を絶ちませんし、どこまで信用できるのか、消費者は判断がしにくいところです。

 自然食品でないのですから、人間が好きに調合できてしまうのではないでしょうか。「おいしい」というラインを守りさえすればよいわけですから。

 昔、何かの漫画にありましたが、飲食店が客を獲得するためにカレーに(本当の)麻薬的スパイスをいれるという……禁じ手。

 麻薬成分によりジャンクフードのリピーターにさせる、という手段。これは、ビジネスマナーとしては完全にアウトでは? 現代社会において、我々はこれをやられてませんか? 違法じゃないから、売れている(求められている)から、といってやっていいというものではないでしょう。

 飲食店は、合法的に「麻薬的なおいしさ」を調合、開発するかということに躍起になっているのです。リピーターを獲得するために。「おいしい」という名の魔法……。

 我々は、「おいしければいいだろ?」という風潮に抗っていかなければならないと思うのです。でも最近、「おいしければそれでよし!」と従順に迎合してゆく勢力があまりに強くて、「体制側」(飲食、食品業界の)の思うがままにやられていますね。

 自然食品以外の食品で、毎日毎日飽きもせず食べたくなるものがあったら、何かしらの「麻薬的」なものが混入されているかもしれません。やめるかやめないかは本人の自由ですが、それが少しずつ身体を蝕んでいくことは間違いないでしょう。

 それに対して、食品会社にクレームをいれても無駄です。我々は、自衛するしかないのです。20年後に倒れたとしても誰にも責任を転嫁できません。

 以前どこかに書いたのですが……IT業界の方々は、なぜテストのときにあれだけ重箱の隅をつついてバグを洗い出すのに、鋭い批評眼を持っているはずなのに、なぜ口に入れるものに対してまったく検証しないのか、と、不思議でしょうがないのです。

 一部上場している会社が販売している食品であれば、成分表示になんの疑いも持たない。いや、成分表示すら見ないのでは……。

 システムを導入するとき費用対効果にあれほど細かいのに、なぜ自分はケータイやPCを2台も3台も買うのか。なぜ部屋がマシンルーム化してゆくのか。なぜプライベートでは歯止めが効かないのか……反動でしょうか?

 ヘンに科学を信仰してるのですよね。自然のものよりもケミカルなもののほうを逆に信頼する。自然は不確定要素が多すぎるから、扱いづらいと感じるのでしょうか。

 リアルよりもヴァーチャルに沈溺してしまうのも、根っこは似ているように思います。これは、我々の職業病なのでしょうか……。

 長くなってきたのでいったん切って、続けます。読んでいただきありがとうございました。

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