言語の歴史は人類の歴史。そして人類はコンピュータを言語で動かすようになった。

AWSのおススメな学習方法

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最初に結論を書いておくと、サービスの一覧を眺め続けることです。カーソルを合わせると、何をやるサービスなのががポップアップで出てきます。気になったら、サービスの名前をググってみたり、管理画面を開いて弄ってみましょう。AWSはヘルプやら動画が充実しているので、それを見るのもいいです。ただ、情報量が多いので脳みそが疲れます。画面を眺めたり、目的もなく弄るのは、いまいち気力が湧かないときにおススメな学習方法です。

画面を見ているだけで勉強になるのか?と疑問に思う人もいるかと思います。そんな人に聞きたいのですが、Excelのメニュー「編集」はどこにあるでしょうか?この質問を投げかけられて、Excelの画面が頭に浮かんだでしょうか?まず、Excelを何度も起動した人でなければ、Excelの画面が頭にパッと浮かびません。もう一歩進むと、「メニューってなんだよ」とか「編集?そんなの無いんじゃない?」と違和感に気づくはずです。

この、「ぱっと浮かぶ」が技術の習得で大事です。これが無いと、ドキュメントを読んでもイメージが湧きにくいです。画面を触ることでに目や手を慣れさせることで、ドキュメントを読んだ時にイメージが湧きやすくなり、脳みそにかかる負担を軽減できます。また、知識ではなく慣れで画面構成が頭の中に入っていると、思考にエネルギーを使わずに目的の項目まで辿り着けるので、トラブルシューティングなどでパニックになりにくくなります。

知識より資格より、慣れは大事です。そもそも、AWSの画面を初見で読み解くのは無理です。サービスだけでも何十種類もあって、どれが自分に必要なサービスかを把握するところからスタートです。PCのソフトと画面構成のコンセプトが違うので、同じ感覚で弄ると訳が分からなくなります。画面にある、サービス名やキーワードをググるだけでも色々な発見があります。また、分かりやすいヘルプのリンクを見つけたりもできます。

とにかく学習と言えば「○○ができるようになりました」みたいな、報告ができるような形式を求めがちです。ただ、技術なんて慣れや閃きなど、言葉にできないものの土台がしっかりしていないと、現場で役に立ちません。AWSの場合、間違えたらお金が課金されるので、知識だけでは怖くて画面をクリックできません。知識を詰め込むだけが学習ではありません。また、人に説明できる方法じゃなくても学習は成り立ちます。なので、疲れたり、気力が湧かないときは、画面を弄るだけのような脳みそに負担の少ない学習を実践してみてはいかがでしょうか。

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