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当然のことを当然にやるということ

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自業自得といえばそれまでなのだが、JRの定期券の購入の際、トラブルがあったのでソレをネタにコラムを一本書いてみました。JRで一ヶ月間の定期券を買って払い戻しをしたのだが、なぜか払い戻し額が 0円 だった。定期券の区間変更に関しては日割り(厳密にいうと10日単位の切り捨て)で換算されるが、払い戻しでは7日間を超えると 0円 になるとのことでした。今月、GWがあったため、定期券を使用しはじめたのが 6日、しかも、その翌週から勤務地が変更になりました。そのせいで、払い戻しの手続きをした日には7日が過ぎていて、払い戻し額が 0円で、定期代をまるまる損してしまいました。

当然、JRも組織的に動いているので、クレームで粘ったとしても応じる理由がありません。ただ、「払い戻しできません」とノーばかり突きつけられるとこちらもシャクです。何としてもイエスと言わせたくなります。払い戻しについて、チャットで対応していただいていたのですが、この事例を記事として利用することに「イエス」を言わせました。ここでJRさんに要望を上げさせていただきますが、区間変更と同じ基準で定期券の払い戻しに対応して頂きたいものです。なぜ、払い戻しの基準と区間変更の基準で違いが出るのか、質問しましたが答は出ませんでした。

だからと言って、JRさんが怠慢と言いたいわけではありません。多分、そんな気軽に払い戻しされたら困るというのが理由でしょう。ただ、それが言えないなら、払い戻しの基準と区間変更の基準を揃えるべきだと思います。お金を取るならポリシーをはっきりしておかないと、こういう時にお客さんに突っ込まれて苦労するのでしょう。今回、戻ってこなかった定期代は、そのことの勉強代として受け入れておこうかと思った。お金を取るのにポリシーを決めておくこと、それと同じくらい、失敗から学ぶことは大事なことです。財布に痛みは伴ったが、どこかで失敗しそうになった時のブレーキとして作用することを期待しておく。

払い戻しの基準については改善要望として上げておくとして、チャットでのトラブル対応にしても、ネットからのSuicaの定期購入、払い戻しにしても、JRさんはやることはキチンとやっています。全体を見ると、当然のことを当然にやっています。これが市役所だと、何かの問い合わせをするにしてもメールやネットで対応してくれません。一部、やってるところもあるかもしれませんが、地域によってバラバラです。今回のコロナでの給付金の支払いも、大幅に遅れている地域もあるそうです。ネットで対応できるというJRの体制を行政も見習って欲しいものです。

普通、電車に乗るときは乗車駅と降車駅しか記憶に残りません。「当然のこと」と呼ばれているものは、その途中にある駅みたいなものです。快速電車だろうと、途中の駅は必ず通過します。「当然のこと」というのは、事を成そうとするなら必ず通るポイントです。というのが、定期代かえって来なかった分で浮かんだインスピレーションでした。みんなも、払い戻しする時は気を付けましょう。

Comment(2)

コメント

ちゃとらん

なかなか、面白いネタです。
# 財布には痛かったので笑い事ではないかもしれませんけど…


『JRおでかけネット』のFAQで見つけたのですが、区間変更については、
(通常の定期券の払いもどしよりも有利な方法を適用しています。)
と書かれています。
まあ、商品を1個購入するより、10個購入する方がお安くなるのと同じで、区間変更は、別の商品を購入されるわけなので、割引が入っているという事でしょう。


それに、払い戻しについては、『有効期間が1カ月以上残っている場合に限って』と書かれていますので、7日以内のルールは、あくまで『買い間違いなどのやむを得ない理由』であり、厳密にいうと今回のように、勤務地変更では、例え7日以内でも、ルール上は払い戻しできないと言われても仕方がないようです。


> 払い戻しする時は気を付けましょう。
御意!


- Horus -
結局、こちらも事前注意をよく読めという話なんですけどね。それができるだけで回避できるトラブルも多いと思うが、よく抜けるんですよね。

おたみ

私見ですが


・区間変更→契約内容の変更
・払い戻し→契約の解除


という解釈になると思いますので、算定基準に差異が生じることに違和感はありません。
この解釈が理由かどうかは JR に問い合わせないとわかりませんが。。。


- Horus -
おそらくその判断になると思います。ただ、「いったん解約して再契約」でないと変更できないようなサービスも多いです。けっこうトラップになり易い箇所かと思います。

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