それでも努力したくない人向けの仕事で詰まないための手段
前回のコラムをTwitterで確認したら、編集者さんから「どう転んでも地道な努力は必要らしい(編)」と紹介されていました。そういうことで、努力をせずに仕事で詰まない方法を考えてみました。仕事で詰まないための条件として、
- スキルの高いエンジニアと連携できる
- ストレスが溜まらない
という二点をクリアできるための手段を考えてみたいと思います。
努力をせずに仕事で詰まない方法というのは、実は簡単です。変にスキルを磨くのではなく、仕事で記録を取れるようになりましょう。作業や計画というのは、高スキルの人が勝手にやってくれます。また、高スキルの人は好んでそういう分野にリソースを割きます。高スキルの人がやっていることに割り込む努力をするより、自分にできることを着実にやりましょう。記録を取る目的は、情報の把握です。情報を的確に把握していれば、高スキルの人とも円滑にコミュニケーションが取れます。
理解できていない事が多ければ仕事でストレスが溜まります。高度な技術にいきなり追い付こうとするより、誰でも理解できるような情報を確実に押さえていきましょう。日々やっている作業を把握と意図を把握できていれば、会話で取り残されることはありません。そのために、記録を取ることは非常に効果的です。話についていけるだけでもストレスはかなり減ります。また、スキル不足で困るようなことがあっても、何等かのアクションを起こすことができるようになります。
一番簡単な記録の取り方はメモです。これは、よく新人に指導されます。そして、取ったメモは必ず読み直しましょう。記録と読み直しはセットで回していくことで、メモを取る力と話を聞く力が伸びます。あとは、ドキュメントやデータの更新ができるようになりましょう。更新の把握というのは奥が深いです。細かい事を書くと長くなるので別のコラムで書きますが、更新作業ができるようになれば、高スキルのエンジニアとの連携で大きなアドバンテージになります。これを、省エネで正確にできるようになれば、ストレスも激減します。
持たざる者は持たざる者なりの動き方があります。普通の人では、技術に魂を売ったようなエンジニアには太刀打ちできません。闇雲にそういう人の真似をしても、能力の差を見せつけられて凹むだけです。闇雲に難しい課題に挑むのではなく、問題を小分けにしてスモールステップで最低ラインをクリアしていきましょう。地道な努力が嫌なら、いつもの仕事の取り組み方を工夫しましょう。必要なのは、努力もそうですが工夫です。努力が嫌なら、自分の頭を使って工夫しましょう。それはそれで、なんらか実を結ぶはずです。
コメント
ちゃとらん
全体の感想として、『高スキルになれない人が仕事で詰まないための手段』に思えます。
> 努力が嫌なら、自分の頭を使って工夫しましょう。
なんて、頭を使って工夫する方が、地味な努力より敷居が高いような…
読めば読むほど、「どう転んでも地道な努力は必要らしい」という結論になります。(笑)
もしもし
やっぱり自分も「どう転んでも地道な努力は必要らしい」という結論になりました(小学生並の感想)ここでいう「努力」とは「技術に魂を売」るレベルのことを指すのかなと思いました。