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某大企業の大型リストラを横目に見ながらお茶をすする

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「45歳以上首切り」と、なかなかセンセーショナルな見出しで、最近ネットが盛り上がっているようです。私も対象になっている某大型企業の人と何度か仕事をしたことがあります。平たく言えば・・・皆さんの想像する通りです。多分、首切りにあった人でSESに再就職する方も一定数いることでしょう。今まで火をつける立場だった人達が火消しに回るとなると、いろいろと感慨深いものがあります。

某大型企業の起こした炎上に巻き込まれた人が「ざまぁみろ」と思うこともあるでしょう。しかし、憎たらしい人が不幸になっても何も身の回りのことは変わりません。よく、人の不幸を見て「メシウマ」という人がいます。今日のご飯は新宿で食べた鰹のどんぶりでした。650円でしたが充分おいしかったです。今までも、憎たらしいと思った人をスキルで追い越して何度となく見返してきましたが、一瞬、気分が高揚するだけで普段の仕事は何も変わりませんでした。

クビになる人達の年齢を考えると、ちょうど年頃の息子さんや娘さんがいて、これからお金が必要になる頃合いかと思います。そういう時期に会社をクビになると色々大変でしょう。子供の学費が捻出できなかったり、家庭での立場さえも失墜しかねません。家にも会社の立場を持ち込んで大きな態度をとっていたりしたら、妻に離婚を突きつけられるかもしれません。クビになる人の周りにも人がいます。その人達の受けた影響が巡り巡って自分たちにも及ぶことも考えられます。なので、同情はしませんが人の不幸を素直に喜ぶ気にはなりません。

ネットの反応を見ていると、「自業自得」という意見や終身雇用の崩壊を嘆く声が見受けられます。ただ、そういう人達も明日は我が身です。高見の見物気分でいると痛い目を見ます。私ですが、明日は我が身というより、既に我が身です。現在進行形でいろいろと痛いです。火消しでこんがり焼け過ぎて、むしろ美味しくなっています。どこの企業でもそうですが、某会社が特別という訳ではなく、みんな等しく努力を怠り、等しくスキルが低いです。なので、日本のIT業界は炎上案件が多いです。

クビになった人の話に「会社に貢献していたと思ったのに」というものが多かったです。自分のやった苦労と貢献度を取り違えているように思いました。貢献したとしても、妬みや保身で切られることもあります。雇用というのは不安定なもので、むしろ、終身雇用というのが例外的な成功だったと思います。不安定なものを無理矢理安定させていたのが、今までの日本だったのかもしれません。そんな不自然な状況が吹っ切れて、むしろ社会に変化が起きるきっかけになるかもしれません。

Comment(1)

コメント

仲澤@失業者

こういった人員整理をrestructuring(再構築/組織再編)という、
やや前向きな印象のある言葉で表現するのはやめた方が良いかもしれません。


マスコミさんにが伝えるてほしい事実は、
「かつての優良企業NECや富士通が人員整理に熱心になった。」
というニュアンスでお願いしたいですね(そんたくしたのかな)。
(・・新規事業ではなく人件費削減に舵を切ったのはなぜ・・・という意図ですね)
もっとも、日本語の「リストラ」は後ろ向きなのかもしれませんけど、やや違和感ありますです。

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